ありのまま日記

イスラエル・ネタニアフ 首相の終焉

“ネタニヤフ時代の終焉”が現実味、イスラエルのやり直し総選挙
9/17(火) 12:32配信



イスラエル史上初めてのやり直し総選挙が9月17日に迫った。情勢はネタニヤフ首相率いる右派「リクード」とガンツ元軍参謀総長の中道連合「青と白」がデッドヒートを展開中。だが、仮に「リクード」が勝利したとしても、首相が組閣にこぎつけ、新政権を発足させる得るかは不透明だ。“ネタニヤフ時代の終焉”(専門家)が現実味を帯びてきている。

前回4月の選挙では、「リクード」勢力が120議席うち65議席を獲得し、ネタニヤフ首相が組閣を試みた。しかし、ユダヤ教超正統派の兵役免除を廃止する法案を巡り、推進する極右「わが家イスラエル」と反対する宗教政党の対立が解けずに連立工作は失敗、史上初のやり直し選挙となった。

 そもそもイスラエルの総選挙では建国以来、単独で過半数を獲得できた政党はない。今回も「リクード」か「青と白」のいずれか多数派になった方が大統領から連立政権樹立を要請されることになる。ネタニヤフ首相は宗教政党を取り込んで過半数を制し、組閣したい考えだが、思惑通りに進むのはかなり困難、との見方も強い。
 こうした中でキャスティングボートを握り、キングメーカーとして存在感を高めているのが「わが家イスラエル」の党首、リーベルマン前国防相だ。同党は人口の約17%を占めるロシア系ユダヤ人を支持基盤としており、世論調査では「リクード」「青と白」がともに30議席を、それに次ぐ「わが家イスラエル」が10議席を獲得し、5議席から大躍進する見通しだ。リーベルマン党首がどう行動するかが連立工作の最大のポイントになるだろう。

 存在感を増すリーベルマン氏はユダヤ教超正統派が兵役や税金免除など、あまりに優遇されすぎているとの批判を強め、「リクード」と「青と白」の2大政党による大連立を提案、連立の条件としてネタニヤフ首相の党首辞任を突き付けている。通算在任期間が13年半と史上最長になった首相はこれに強く反発、対パレスチナ強硬路線とトランプ米大統領との親密な関係を強調して巻き返しに躍起だ。
自治区の3分の1を併合と公約
 ネタニヤフ首相は選挙を一週間前にした10日、自分の続投が決まれば、パレスチナ自治区であるヨルダン川西岸のヨルダン渓谷と死海の北部地域をイスラエルに併合する、と強硬方針を表明した。首相はすでに、パレスチナ自治区のユダヤ人入植地の併合を明らかにしており、公約通りにいけば、自治区の約3分の1が併合され、自治区に「パレスチナ独立国家」を樹立することは絶望的となる。「選挙のために和平を犠牲にした」(専門家)との批判は当然だろう。

 パレスチナ側は「併合は戦争犯罪」(自治政府高官)と反発しているが、頼みのアラブ諸国からの支援表明はほとんどなく、見捨てられたような格好。ネタニヤフ氏はトランプ大統領が寛容な姿勢を示してくれていることを指摘しながら、過去50年で併合の最大の好機であると強調。「自分に国境を決める力を与えてほしい」と有権者の愛国心に訴えている。

 世論調査では、国民の半数はパレスチナ自治区の併合に賛同しているが、実際にこれが選挙に反映されるかどうかは疑問だ。というのも、国民のほとんどはパレスチナ和平が進展するとは考えておらず、併合への関心が薄い。故に、ネタニヤフ氏の併合発表も有権者の気持ちを動かすまでには至らないとの見方もあるからだ。

 首相には選挙後に刑事事件の被告になるという難問も待ち構えている。イスラエル検察当局は首相が国内通信大手に便宜を図った見返りに、傘下のニュースサイトで好意的な報道を要求したとして、汚職など3件の容疑で起訴する方針だ。首相は被告人になることを回避するためにも、議会で多数派を握って「刑事免責」法案を可決したいところだろう。

 だが、最近になって、首相が側近に対し汚職を指示するかのような内容などの録音テープが相次いで暴露されたり、また新しい駐米大使の任命が拒否されたりする事態も発生、首相の統制力が弱体化した表われであり、「ネタニヤフ時代の終焉が近い」(同)との観測が加速している。
無視されたトランプへの電話
 こうしたネタニヤフ首相にとって頼みの綱は最大の支援者であるトランプ大統領だ。大統領はこれまで、首相の願望通り、係争の聖地エルサレムをイスラエルの首都と認定、米大使館をエルサレムに移転した。また占領中のシリア領ゴラン高原のイスラエル併合も承認した。首相には最強の味方だったわけだ。

 だが、ここにきて衝撃的な出来事が起きた。それはトランンプ大統領がイスラエルの不倶戴天の敵であるイランとの対話路線への傾斜を強めていることだ。対イラン強硬派だったジョン・ボルトン氏が大統領補佐官を解任されたことも響いた。

 トランプ氏、ポンペオ国務長官ともイランと無条件で対話する考えであることを表明したことにネタニヤフ首相はショックを受けたといわれる。伝えられるところでは、首相はこうした一連の発言を聞いた後、トランプ大統領にイランとの対話に踏み切らないよう説得するため、何度も電話したが、大統領を捕まえることはできなかったという。大統領があえて電話に出なかったことは明らかで、ボルトン氏が切り捨てられたことと自らを重ね合わせたのかもしれない。ボルトン氏が解任されたことで、“Bチーム”は解散状態だ。

 “Bチーム”とは、イランのザリフ外相が命名した対イラン強硬派の4人のことだ。それぞれの氏名の頭文字「B」をもじっている。ボルトン、ビビ(ネタニヤフ氏の愛称)、2人のビン・ムハンマド(サウジアラビアとアブダビ首長国の皇太子)。このうち、ボルトン氏は表舞台から去り、アブダビ首長国の皇太子もイランとの対抗路線から後退し、チームから事実上抜けた。

 残っているのは、サウジのムハンマド皇太子とビビだけだが、ビビもまた選挙後に刑事被告人として追われ、“Bチーム”が完全に崩壊してしまうことも十分にあり得る。一方で17日から始まる国連総会の機会に、訪米するイランのロウハニ大統領とトランプ氏の首脳会談が実現する可能性もある。中東情勢の転変の予感が強まってきた。


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イスラエル・ネタニアフ 首相の衰退 3

2019-05-30 11:54:24 | ありのまま日記 アセンション

2018年から始まった『イスラエル・ネタニアフ 首相の衰退シリーズ』は展開が早く、3までで終わりそうです。
 
というのは、既に衰退というより『終焉』が現実的になってきているからです。

衰退よりも展開がかなり進んでいる状態でございます。

トランプ大統領も最初はネタニアフ 首相には媚を売っていましたが、検察の汚職捜査も進んでいる、世界の諸悪の根源には愛想を尽かしているようです。エルサレムをイスラエルの首都にするという問題はどうするんでしょうかね
(笑)これも頓挫しそうですね。

絶体絶命のネタニアフ さん。権力維持は困難になって参りました。

地球の高まる波動エネルギーには何人も逆らうことはできないのです。それを自覚する方が賢明なんです。

選挙の行方もですが、起訴も待ち受けています。この展開にもまた目が離せなくなって参りましたね。

地球次元上昇万歳!
 


あるがままで




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