《豊かさに気付く》
三次元物質世界に生きていると、物質や目に見えるものに心を奪われ、肉体そのものが命であると錯覚・誤解しがちです。
肉体的な美
肉体的な健康
霊的精神性を省みず肉体的感覚を追求するのは、そんな肉体的錯覚に陥っている所以です。
命そのものだと信じて止まない肉体から霊魂が抜けたらどうなるでしょう?
肉体は動かなくなるはずです。
霊魂から抜けたばかりの体重を測ると明らかに、数百グラム減っていると言われています。
ならば、肉体とは霊魂(エネルギー体)の衣装にすぎないということではないでしょうか。
では、その霊魂(エネルギー体)の源は何なのでしょうか?
この壮大なる疑問を解くとき、私たちの意識は拡大させる必要があります。
この大宇宙に存在するエネルギーの種類はもともと無や空であり『ひとつ』です。私たちはそのひとつの純粋なる宇宙エネルギーの分け御霊(エネルギー体)です。
その純粋なる宇宙エネルギーは馴染みのある例えにすると、神や仏と表現されることもあるでしょう。
宇宙エネルギーから離れた私たちの霊魂は、それぞれが長い旅を始めました。
それが今のあなたや他の魂の生に至るということになります。
その旅の途中では、何度も何度も生まれ変わりを繰り返します。
長い間、地獄の住人として暮らすこともあるでしょう。
そしていずれ、遅かれ早かれ、純粋なる宇宙エネルギーへと戻っていくことになります。
生まれる前に神と交わす生前の合意において、魂は人生の課題に取り組めるような出来事出会いが起こることを設定します。
今回のアセンション期の転生においても、転生免除という神からの贈り物を受け取るか受け取らないかを決定するのもそれぞれの魂です。
特に貧困の中で、辛く苦しい暮らしを選択した魂は、5次元への上昇免除(神からの贈り物)を受けやすいようです。
例えば極度の貧困の中にある時、人は僅かな物の中に、感謝と豊かさを見いだすことができます。
一方、裕福な暮らしの中にある時、些細なことに不満を持ち、心の中の貧しさに触れることになるものです。
私たちの本質・源は森羅万象ありとあらゆるすべてを創造する源の、純粋なる宇宙エネルギーです。
本来ならば、あなたに不可能なことは何もないはずなのです。
この壮大なる宇宙の創造力と叡智そのものであるあなたに不可能なことがあったり、貧困に喘いだり、病に苦悩することがあるのでしょうか?
内なる叡智から離れているからではないですか?
なぜ生活するために足りないものが発生するのですか?
破壊的エネルギーである、無限なる欲望に魂を奪われているのではないでしょうか。
地球環境、周りの気持ちや状況を考慮することなく、自分さえ良ければいいという生活を送り続けてはいませんか?
闇に属する不可視エネルギーの一つである破壊的エネルギーは、人の心の奥底に潜んでいます。
例えば、あなたの心の奥底にあるかどうかは、いますぐ検証することが可能ですね。早速自分の心に聞いてみましょう。
もしもそこにあったら、良い悪いの判断せずに認めましょう。心から取り出して、ありがとうと声をかけてみて下さい。何度も見つける度に感謝しましょう。
そのネガティヴエネルギーがブロックとなって、あなたのポジティブな創造力を阻んでいるのです。まず、そのことを気付かせてくれた破壊的エネルギーに感謝しましょう。
そういうことに感謝することも豊かさの一つです。
三次元物質世界の暮らしの中では、そんなささやかな豊かさをも忘れ去ってしまうのです。破壊的エネルギーに感謝しても、もう二度と魂は奪われないように内観を続ければ良いのです。
常に何かに不自由し、不平不満も持ちながら、ネガティヴに物事を捉えて日々を暮らしているのは、宇宙広しといえども三次元物質世界の人々だけです。
心が貧しいということは、たとえ貧困でも裕福であっても、どんな暮らしをしていても何かに不平不満を持ち、もうダメだと諦めて生きてしまうことです。
破壊的志向という思考グセは、自分の人生を常に破壊的に創造しています。
このような低級なバイブレーションには、行き場がなくなった低級霊が引き寄せられてきます。
普段はネガティヴなエネルギーは影を潜めています。浄化エネルギー・バイブレーションがその破壊的エネルギーに触れると、ネガティヴエネルギーは表出し爆発します。
火山が噴火したり地震が起こったりすることとと同じメカニズムです。
どんな些細な劣悪な状況においても、それを学びや気付きとしてポジティブに感謝して受け止める。
そんなポジティブな豊かさこそが、闇や悪魔という低級霊、破壊的不可視エネルギーが近づくことができない建設的エネルギーなのです。
私たちは大宇宙からの恩恵である、豊かさを内在させています。
心が決めるエネルギーが自分の人生を創造していることを殆どの人は知ることなく、死を迎えるのです。
(次回につづく)
あるがままで