中日架空鉄道構想

実在しない架空上の鉄道「中日鉄道」に関する構想や話題、
または一般の交通に関する話題も取り扱いたいと思います。

<ルート解説①金沢むさし~湯涌温泉>

2005-01-09 16:05:08 | 中日鉄道
まずは金沢側から湯涌温泉までの解説を。
金沢市は北陸3県の中央部であり、福井/富山の両都市からも近いということもあり、
名古屋圏を初め、多数の企業がここ金沢を北陸地方を管轄する拠点として営業所などを置いています。
また加賀百万石の言葉で有名な通り、古くから北陸路随一の城下町として発展してきた歴史を持ち、
当然ながら多くの観光客が金沢を訪れています。

そして中日鉄道の起点はその玄関口であるJR金沢から・・・
ではなく、そこから数キロ離れた武蔵が辻が中日鉄道の起点となります。
金沢の場合、市役所などの官庁街や繁華街などの集客スポットは香林坊~武蔵が辻周辺に
集中しており、対金沢だけで見れば武蔵が辻終着の運転は逆にJRに対するアドバンテージ
ともなっています。
それを象徴するのが金沢むさし駅の建物で、駅自体は半地下の櫛形3面2線で大きくはないものの、
系列デパートやホテル、オフィス等が入った15階建てのビル群は実は中日沿線では最大の規模を
誇っており、金沢のランドマークとしての確固たる地位を築いています。

ただ現在では県庁の移転、新幹線の建設によりJR駅周辺へ集客が流れる動きも予想され、
中日鉄道では第3セクター方式による地下鉄を建設しJR金沢まで電車を直通させる予定、
とのことです。

半地下ホームにある金沢むさしを出発、電車は浅野川方面に向けてまずは東に進みます。
橋場町にある橋を下に避けながら電車は右にR167の大カーブを切り、
狭い路地をくぐり抜けながら特急停車駅である材木町、兼六園口を通ります。
兼六園口は兼六園から400Mとやや離れてはいるものの、名古屋方面からの利用客は多く、
兼六園に繋がる通りは観光客を目当てとした土産物屋/飲食店が立ち並んでいます。
電車は兼六園口を出るとすぐに高架に入るための急坂を登り、登りきった所で大学や病院のある
天神町駅に入ります。
ちなみにこの天神町駅は高架上にあるものの、乗客のメインの利用先である大学病院はさらに
30Mほど上がった所にあり、そこへはホームからの長い階段で連絡しています。

天神町を出ても高架は続き、浅野川を渡ると北金沢線との分岐駅である若松橋駅です。
北金沢線(路線未確定)は鈴見台、御所ニュータウンに伸びる通勤路線で繁華街へのアクセスが
良いため利用客も多く、金沢支社のドル箱路線となっています。
若松橋分岐から名古屋へ向かう電車は右に大カーブを切り、若松町駅を抜けたところで特急電車は
最高時速110キロまで加速をすることになります。
なお金沢むさし~湯涌温泉間は別会社(金沢電鉄)を通して名金直通前に市街電車規格で
開通させた区間で、特に若松町までは幅が狭く、急カーブが連続しているため特急電車も
含めて最高時速60キロまで制限されています。

若松町を通過してからは高架線と地上線を繰り返しながらほぼ直線に走っていきます。
田上、太陽が丘、北陸大前と通過していくと次は袋板屋駅で、ここから線路が複線から
単線に切り替わります
沿線風景も住宅が目立つ風景からのどかな山間のローカル風景に切り替わり、そして電車は
旧金沢電鉄時代の終点、金沢の奥座敷である湯涌温泉駅に辿りつきます。


ここまでの区間は14.5キロに対して駅数は18で平均して805M、
複線区間の終点である袋板屋まではわずか623Mと路面電車顔負けの駅間距離である。
そのため朝夕のラッシュ時でのボトルネックのひとつがこの区間であることは言うまでも無い。
このように長距離特急が走行するには似つかわしくない路線ではあるが、
別の角度から見れば名古屋まで全通するまでの旧金沢電鉄時代の営業努力、
即ち「一人でも多くの乗客を運んで」自助努力で路線を維持する、という姿勢がこの駅間距離に
現れているのではないだろうか。

架空の鉄道「中日鉄道」

2005-01-09 13:32:48 | 中日鉄道
~中日鉄道は東海地方の大都名古屋と北陸の中心地金沢を結ぶ「架空上の」準大手私鉄です。~
実在しませんのでご注意ください。(あったら便利ですが)・・・・・・・・・・・・・~

<基本構想>
金沢~名古屋間のルートは高岡~名古屋間を走るのバス路線、今は亡き「国鉄バス名金線」
をモデルルートにしています。
そしてこのルートを活かして、JR特急とほぼ同じ到着時間・料金設定で金沢~名古屋間を
結べば、既存のJR特急の乗客を奪うことなく、新しい乗客を獲得できる可能性があるとして、
この都市間連絡の特急を中日鉄道の目玉として、そこに付属する通勤/観光などの様々な要素を
肉付けする事にしました。
<概要>
まずは概要から。
基本的には金沢-御母衣湖-名古屋(黒川/栄光)を結ぶ縦断線を幹線として、
その枝葉にいくつかの支線が走っているような仕組みになっています。
ただ末端部において、金沢側は武蔵が辻まで、とJR金沢には直接連絡はしておらず、
また名古屋側も名駅には隣接し、直通特急も走るものの、中心部を十字に走る、
既存の市営ではない、県営地下鉄を介して繋がるというハンデ設定にしてあります。
なおこの架空構想のモデルとなったのは、
金沢-城端・・・オリジナル
城端-北濃・・・JRバス金名線(廃止)
北濃-美濃太田・・・長良川鉄道
関市-黒川・・・オリジナル
小牧-高蔵寺中央・・・桃花台新交通&オリジナル
勝川-西枇杷島・・・城北線
西枇杷島-栄光・・・オリジナル
黒川-鶴舞、
(JR連絡)笹島-高針・・・市営地下鉄整備計画
となっています。
なおこの構想線に隣接している、または関係している
城端線/ピーチライナー/名鉄線/市営地下鉄などはこの世界においても並存している
設定となっています。
<スペック>
路線設備のスペック設定等に移ります。
線路は1067mm、金沢近郊部は複線・名古屋近郊は複線(一部複々線)、それ以外は基本的に
単線となっています。
そして全線に渡って電化路線とし、営業用車両は全て電車という設定です。
車両イメージですが、
地下鉄直通車・・・幅2800mmのJR共通、20M4扉の通勤車。性能はJR在来線に準ずる。
都市圏近郊車・・・幅2800mm前後、18M級3扉/2扉の通勤車。名古屋圏、金沢圏で使用。
ローカル車・・・・過疎区間を中心に運用する、18M級の1M式レールバス。
山岳専用車・・・・急勾配区間に対応するための、100kW級の原動機による全電動車。
(美濃白鳥~城端は山岳専用車のみの運用)
山岳優等車・・・・山岳専用車の走行性に優等車のアコモを備えた直通運転用車両。
また未定ですが、
都市圏限定車・・・幅2500mm、15M級のミニ車両。イメージは京阪京津線・江ノ電の車両。
貨物電車・・・・・山岳専用車をベースに台枠と構体を分け、構体を付け替え可能とした電動車。
も構想しています。

総延長300キロに達する計画のため、当然ながらまだまだ全貌を明らかにすることは出来ませんが、
今後も引き続き中日鉄道に関する情報を書きこんでいきたいと思います。
(あと突然の成り行きで設定が変わるかも知れませんのでそのときはご容赦を・・・)