Jabra JX10+BTH Bluetoothヘッドセットのレビューです。
JX10+BTHは耳掛け型のヘッドセットと固定電話と接続可能にするBluetoothハブ(Jabra BTH)をセットにした製品です。
デザインが非常に特徴的で、デンマークの代表的なデザイナーであるヤコブ・ヤンセンのデザイン事務所が手がけています。カラーはヘッドセット、ハブともにブラックです。また、セットのBluetoothハブ(Jabra BTH)を使用することにより、携帯電話と固定電話、携帯電話とBlutooth対応PCなど、一度に2台接続出来るマルチリンケージ機能が使用できます。
ですが、最初にお詫びしておかなければなりませんが、当方の環境ではBluetooth対応携帯もなく、固定電話もコードレスの為、ハブとの接続ポートがなく、残念ながらPCとの接続のみのレビューとなってしまいました。
⇒本来はこのように固定電話と接続するようです。
■ヘッドセットのスペックと使用環境
Jabra JX10+BTH | ||
装着タイプ | 耳掛け | |
本体重量 | 約10g | |
通話時間 | 最長6時間 | |
待機時間 | 最長200時間 | |
通話範囲 | 最大10m | |
通信規格 | Bluetooth Ver2.0準拠 | |
対応プロファイル | HSP/HFP | |
その他 | 充電:約2時間 |
~使用環境~
OS:Windows XP Pro SP2
Bluetoothアダプタ:BT-MiniEDR
※当方のWindows Vista(64bit)の環境では、HFPで接続した際にデバイスの切り替がうまくいかなかったため、Windows XP上で試用しました。
■音質など
・マイク部は、周囲の音を拾いがち、通話には問題ない程度。
・マイクと口元の距離の問題だと思われるが、マイク感度はやや難あり。声は拾ってくれるものの調整が必要。
・BluetoothをONにするとホワイトノイズがのってしまう。
■装着感や機器の特徴
・ワイヤレスなのでケーブルなどの煩わしさはない。
・本体の大きさは驚くほど小さく、重量も非常に軽い。
・耳掛け部分は着脱可能、左右どちらの耳にも対応。フレキシブルに曲げて自分の耳に合うよう調整も可能。
・装着感は概ね良好。長時間使用も問題なし。
・通話時間 最長6時間/待機時間 最長200時間はちょっと心もとないかもしれない。
・充電はACアダプターだけでなく、USBからも給電が可能。
・充電用クレードルが付属。形状も独特。
・Jabra BTHを使用することにより、一度に2台接続出来るマルチリンケージ機能が使用可能。
■音声通話での使用感(Skype)
ペアリング設定にてHFP(ハンズフリープロファイル)にて接続設定を作成。かつ、Skypeとの連携を行うためユーティリティ側で”VoIPアプリケーションと連携する”にチェックしました。(下記の画像参照)
設定後は着信応答/通話開始時に自動でスカイプ側のデバイス設定を変更してくれます。
音質はBluetoothをONにした時点で若干のノイズがのった状態になります。通話開始後の会話には支障ない程度です。
ですが、マイクから声を拾いづらく通話相手側への音が小さくなってしまうようです。本体(マイク)を外して口元に持っていくと音量が改善されることから、単純に本体(マイク)と口元の距離が関係しているようです。
※設定については、あくまで当方の環境、東芝のユーティリティ(Bluetooth Stack for Windows)の場合です。
※HFP(ハンズフリープロファイル)で使用するには、機器同士がHFPに対応している必要があります。
Skypeとの連携のため、赤枠の部分をチェック。(画像はBT620sのものですが、概ね同様です) | 装着 |
■総評
本体の小ささと軽さにはやはり目を見張るものがあります。細かいポイントですが、USB給電に対応しているでPCでは非常に使い勝手が良いです。
また、携帯などと一緒に使用する場合、その小ささやデザインの良さが際立つのではないでしょうか。
音質面で気になるところがありますが、デザインや携帯性を考慮すれば面白いヘッドセットだと思います。
価格はベストゲートのフリーキーワード検索にて”JX10+BTH”で検索をしてみました。(ベストゲート:2007-06-18 11:24:16)
するとどこもだいたい28,000円台のようです。
なお、JX10 ブラック単体の価格は以下のようです。
⇒JABRA JX10 ブラック
最安価格 : 15,980 円 (16 店舗)
■Jabra製品のその他のレビュー
⇒Jabra - BT325s
⇒Jabra - BT620s