しあわせピアノ

私の夏休みの宿題

私の2015年は冬休みが入院準備、春休みはコンサート準備、ゴールデンウィークは体力回復に努め、自分の勉強が出来ていないことが気がかりでした。


少し時間ができた今夏は勉強したく、少しずつ動いてみました。


まずはエチュード。
クラマー?ビューローとクレメンティを数曲練習しました。
時代も環境も違う二人の作曲家がエチュードに求めた違いが面白かったです。
クラマーはレガートや音の空間での響き、クレメンティは十六分音符の速いパッセージの習得に役立ちそうですね。
クレメンティのエチュードの後にウェーバーのソナタを弾いたら弾きやすそう、とも思いましたが、手持ちの版の運指に疑問があったので、もう少し調べてみたいとも思いました。


生演奏を聴いたのはクラシックとは縁のないライジングサン?ロックフェスティバル。
富士ロックフェスティバルと並んで日本の二大ロックフェスとも称されているそうで、あらゆる意味で大規模でした。
主人の大好きな佐野元春さんのご出演がなければ、きっと行かなかったと思うのですが、雰囲気は全然違えども音楽が媒介となりお客様とアーティストが一体になる楽しさを味わってきました。
いろいろな楽しくライブを聴いて、逆説的ですが、クラシック音楽の音量の豊かな幅に気付かされました。


クラシック音楽も聴きたかったのですが、演奏会の予定が合わず、ディスクのみ。
ウィーンフィルのサマーコンサートのCDとニコライ?ルガンスキーのDVD、TVで小山実智恵さんの演奏を聴きました。
ウィーンフィルのサマーコンサートは、ウィーンに短期留学した時のことを思い出させてくれる、豊かな響きとウィーン独特の弾むようなリズムがとても楽しかったです。
ルガンスキーは久々に聴きましたが、冒頭のヤナーチェクのソナタが彩りあふれて面白く、ラフマニノフのプレリュードの透明感に心惹かれました。
小山さんの演奏は愛情を込めて作品に向き合われたことが伝わる丁寧な演奏でした。


楽しかった夏に続き、芸術の秋に向け大切に時を過ごしたいです。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ピアニストの部屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事