「あなたなんて 死んでしまえばいいのに。本気でそう思った。そうしたら もう何も考えなくてすむ。静かにしずかに生きていける」
「たった 一度でいい。 あなたが振り向いて 私に 私にだけ向かって 微笑んでくれたら 死んでもいいって 心から思った。」
愛し過ぎちゃいけない。 誰もがそう言う。 それでも ある一瞬 誰かを愛しているという その思い出は いつかあなたを優しく包むのだろうか。 私の奥に ある願い。
ボードレール 「パリの憂鬱」
この人生は一つの病院であり そこでは各々の病人が ただ絶えず寝台を代えたいと思っている。
私には 今私が居ない場所に於いて 私が常に幸福であるように思われる。
私たちは いつも問いかける 魂に。 どこに行こう。 リヨンか 南の島?それとも・・・ それでも 私の魂は答えない。
私達が 歩いてるのは メビウスの帯の上。 エッシャーの案内でメビウスの帯の上を歩いていこう。 どんなに 歩こうとここから出て行けないのだ。
そして とうとう 魂が答える。
Enfin, mon âme fait explosion, et sagement elle me crie: "N'importe où! n'importe où! pourvu que ce soit hors de ce monde!"
ここではない何処かへ行きたい と魂は答える。
そして 百年以上たって 中島みゆきが歌う。 同じことばで。
でも、まだそこには行きたくない私です。
そこじゃないどこかへ!
そこじゃないけど
もう一つの世界。 たぶん そういうことだと思う。
ボードレールも 死ぬとは思ってなかったと思うし。
けっきょくどこへ行っても同じだけど
魂が自由になれる場所 ということで。
たまたま 彼はそこに行ったけど。
直径50㌔位の円に入ると思います。
今なんてもっと狭いです。普段の生活、車で20分位です。
若いころは、遠くへと思ったこともあったけど、
思っただけでしたね。たぶんずっとそうなんだろうな。
単に、出不精なだけ?
ただ、頭の中は、昔からよくワープしていました。
つまりそういうことです。
どこ行っても同じ。 自分を引きずってる限りね。
外国で勉強すれば変わるかも とかそういう気持ちで自分を引きずりながら行っても結局帰ってきて同じ生活が待ってるだけだと思う。 頭の中 ワープしましょう。