院長の独り言 

〜あきらハートクリニックの院長が書く、徒然なる独り言ブログです〜

猫背は万病の元?

2013年04月03日 | 健康・病気
ネコをペットとして、家族の一員のようにかわいがっている方も多いと思います。そんな方には、ちょっと耳障りかもしれませんが、猫背はいろんな病気の原因となります。つまり悪い習慣であり、できれば矯正すべきものです。


現代人の生活は、机に座って長時間パソコンの操作をしたり、電車内でスマホをいじる、など姿勢が悪くなるようなシチュエーションが多いのではないでしょうか?どうしても「前のめり」のような、肩や首が前に出る「猫背」になりがちです。


しかし、楽だからといって、ずっとそのままにしておくと、猫背のまま固まってしまいます。「楽な姿勢」は決して「正しい姿勢」ではないのです。

猫背になると、胸郭の動きが鈍くなり、呼吸が浅くなります。これにより、全身の代謝機能が落ちたり、酸素の摂取量が減ることで脳の活動に悪影響を及ぼすことが考えられます。また、酸素が減るので運動能力も低下します。

頭が前に突き出ることにより、背中や肩の周辺にある僧帽筋という筋肉が頭を支えるため緊張して、固くなり肩こりの原因となってしまいます。


神経学的にも背骨は自律神経の通り道であるため、神経の圧迫により片頭痛や内蔵機能の低下をもたらします。

また、精神的側面でも、悪い姿勢でいることは、幸福な気持ちになりにくくなるものなのです。そのため、実際の年齢より老けて見られます。


「楽だからついつい」というのは禁物です。では、ふだんの日常生活でどんなことを心がけたらよいのでしょうか?
まず、椅子に座るときは背筋をしっかり伸ばし、足の裏を床に着けて足首や膝の角度をほぼ直角にしましょう。
肘を90度曲げたところにキーボードを置くようにしましょう(実は僕自身もたった今、少し前にあったキーボードを、90度付近に引き寄せたところ、すごく姿勢がよくなりました)。
画面は最上部が目の高さにくるよう調節しましょう。


一見楽そうに見えますが、軟らかなソファに座るのはできれば避けましょう。どちらかといえば、食卓の硬い椅子がお勧めです。背筋・腹筋といった体幹部の筋肉を鍛えると姿勢がよくなります。電車やバスに乗ったときは、よっぽど疲れていなければなるべく立ちましょう(もし、座っているわたしを見つけたら許して下さい、疲れているってことで…)。


イラストを転載しておきましたが(日経電子版より)、両手を腰の後ろに回して指を組み、ゆっくり背中を反らせる「キャットレッチ」を1日20回やると効果テキメンだそうです。


猫背撲滅のようなブログになりましたが、もちろんネコには何の罪もありません。ネコ好きの方々は変わりなく、かわいがってあげて下さい、猫背にならずに…




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