あきんど議連事務局便り

自民党国会議員の勉強会「商店街を蘇えらせる行動政策研究会」(通称:あきんど議連)事務局からのお知らせと報告コーナーです。

税金滞納者の融資保証について中企庁金融課からの通達・安井

2009-04-26 06:21:28 | Weblog
「納税は国民の義務」であることを十分承知している中小零細商業者にとっても、資金繰りの優先順位の1番は間違いなく問屋、取引先への支払です。日本各地の今まで優良な納税者として商いをされていた方が、いまこの大不況の真っただ中で融資の相談に伺っても「納税要件」がクリアできず門前払いの状況です。

緊急保証制度さえも受けることが出来ず、やむなく事業継続を断念し最悪のパターンでは経営者が自らの命を絶っているという事例もあると聞いております。

融資の条件から「納税要件」を一時的にでも外す事が出来ないだろうかと「あきんど議連」のお仲間と検討し、役所の担当部局にも相談をしました。

中小企業庁金融課さんから「昨年(平成20年)12月に日本政策金融公庫と全国信用保証協会連合会に対して下記の通達している」という報告を受けました。

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【税滞納先の保証の取り扱いについて】
税の滞納はあってはならないことだが、滞納の事実よりも、例えば税務署との間で未処分に関する分納の調整が行われているか、といった、滞納解消に向けた取組を十分に斟酌して判断されたい。
この点についても、これまでも実態を踏まえた判断を行って来たものと理解しているが、年末の資金需要に備え、再度徹底していただきたい。
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昨年12月に中小企業庁金融課から出されたという上記の文書を日本中の中小企業診断士、経営指導員、信用保証協会担当者、民間金融機関の融資窓口、政府系金融機関の担当者で知っている人は何人いらっしゃるのでしょうか?

「税金の分納を税務署が認めて、2回払ったら融資の道が開けるぞ!」と日本中の困っているお仲間に伝えるにはどうしたらよいのか考え、行動していきます。

私は滞納している税金の分納を税務署が認めるだけでは私は不足だと思っています。中小企業診断士、商工会、商工会議所の経営指導員が、融資を受ける事によりその企業の再生が可能だと判断し、尚且つ具体的な分納が2回行われた後ならば、融資実行や、融資案件に対しての信用保証付与を行うべきだと思っています。

アトム通貨が大きな記事で

2009-04-11 14:18:03 | Weblog
今朝(4月11日)の東京新聞社会面に、4月3日の「あきんど議連」総会で御紹介申し上げた早稲田と高田馬場の商店街を舞台としてスタートした環境活動、地域活動の「アトム通貨事業」が大きく取り上げられました。

4月11日東京新聞朝刊社会面のアドレスは下記です。どうぞ御覧下さい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009041102000063.html

日本経済再生戦略会議への要望書

2009-04-04 16:50:55 | Weblog
【21年度本予算の補正予算を伴う追加景気対策への要望】

1、新業態・モデル店舗の全国展開
商店街の空き店舗を利用して、生鮮食品の販売だけでなく、高齢者のコミュニティつくり、子育て支援施設等の新業態、モデル店舗を全国500ヵ所展開するための補助をしていただきたい。

2、使いやすい補助システムの構築
現下の経済情勢では、従来の補助事業の形では利用しづらい面がある。そこで、例えば補助率三分の二とするなら、残り三分の一を融資とパッケージにした形で、資金繰りにも配慮した新しい形で提供する。

また、国の補助金は事業終了後に交付されるため、国が発行する補助決定証明書を担保に事業者に対し、金融機関が事業資金の貸し付け可能とする制度を作る。

さらに、同様の趣旨から、信用保証協会の100%保障をつけることを要望する。
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以上を昨日(4月3日)、日本経済再生戦略会議の町村信孝先生、額賀福志郎先生に直接手渡すことが出来ました。これが通れば、今まで日本中の商店街のお仲間が切望していた、本当に使いやすい補助事業になるはずです。

盛りだくさんの第13回総会でした。

2009-04-04 16:36:01 | Weblog
昨日(4月3日)午前11時から12時まで、衆議院第2議員会館第4会議室を会場にして「あきんど議連」第13回総会を開催いたしました。森 喜朗名誉会長以下大勢の先生方に御出席いただき実りある会議が出来たと思います。御参加いただいた皆様には心より感謝、御礼申し上げます。

議題は①、②として、あきんど議連プロデュース事業の第1号として承認を受けた北九州の苅田町の現況報告と第2号案件として申し込みをされた北海道南幌町の事業計画の資料配布から始まりました。南幌町をあきんど議連のプロデュース事業第2号案件としての承認もいただき、今後は南幌町サイドと緊密な連携組織の構築に入る予定です。

3番目は青森の商業集積施設「アウガ」についてですが、この問題については4月20日以降に地元の皆さんにお出でいただき説明をお聞きする予定になっている旨お伝えしました。

4番目の議題は「アトム通貨」でした。昨年に引き続き環境省のエコアクションポイント事業に採択された早稲田・高田馬場の商店街を舞台にした地域通貨、エコマネーの活動「アトム通貨事業 http://www.atom-community.jp/」をご紹介しました。

5番目が中山間地での移動販売車についてですが平成20年度の第2次補正予算で2/3の補助率、現行では1/2、半分だったことが判明しました。その後に商店街を対象にした自民党の告知チラシ「街にガッツを」の配布方法のお知らせをした後、「まちのレコード店再生の秘策」と銘打って「MEG-CD」のデモンストレーションを行い、大好評でした。

最後に、実質的にはこの会議からの提案が平成21年度本予算の補正予算になる、自民党政務調査会の「日本経済再生戦略会議」に対して要望書を提出する事に皆さんの賛成をいただき閉会になりました。要望書の内容は次回の事務局便りに記載させていただきます。