突発性発疹＆ひきつけ！

もう、ビックリ。

ひきつけはもちろん初めての経験、
40度を超す高熱も初めてだったし、
座薬を息子のお尻に入れたのも初めて。

突発性発疹というやつに、
だいぶいろんな経験をさせてもらいました。



「突発性発疹」とは。

生後半年から2歳までに、たいていの子どもがかかる病気。
そして生まれて初めての高い熱がこの突発性発疹であることが多い。
はじめは熱だけが症状で、
38度から40度の熱が出るが、せきもなく、鼻もでない。
熱が高い割りにさほど不機嫌にならないのが特徴。
4日目には熱が下がる。
熱が下がると胸、背などに、小さい、赤い、蚊に食われたような疹が出てくる。
5日目になると元気になり、疹も薄くなってくる。

というもの。

うちは1歳7ヶ月だし、もうやらずに終わるんだろうと思っていたら、
今になってやっと突発性発疹になったのだ。

笑っちゃうくらい、上に書いた説明通りの経過をたどったんだけど、
発疹を確認するまでは心配で。
それに、うちはひきつけまで起こしちゃったから！

備忘録として、経過を書いとこうと思います。
かなり長いので、興味のある方だけどうぞ～。



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ここのところの気温の変化についていけなかったのか、
ちょっと風邪気味だった息子。
熱はないけど、鼻水と咳が出たり、おさまったりを繰り返していた。



3月15日（1日目）。

鼻水が出てたけど、割と元気だったので、
昼間はショッピングセンターへ。
途中からちょっと元気なさそうだったけど、
食欲は旺盛だったので心配ないだろうと思い、帰宅。

18時頃、お風呂に入れようとしたら体が熱い。
でも、チャッと入れてすぐに出れば大丈夫だよね～と思って風呂場へ。

お湯に浸かっていたら、元気なくなってきたのでマズイと思い、
すぐに洗い場に出て体を洗った。
そしたら、なぜかぼんやりとして斜め上を見つめてて、
明らかにおかしい！
体を流そうと洗い場に立たせたら、
自力で立ってるんだけど、同じく一点を見つめたまま。
意識はあるのかないのか、もうろうとした状態。
これはヤバイ・・・！と焦って、
すぐに風呂から出したけど、
今度はぐったりして、相変わらずぼんやりとしている。

居間に寝かせたら、ブルブル震えて、顔色が悪い。
意識はあるっぽかったけど、
震えがかなり激しかったので、私はかなり動揺。

震える手で小児電話相談（♯8000）に電話するも話し中。
近所の小児科に電話したら、
看護師さんに代わってもらえて、
「激しい震えは熱が上がる時の悪寒だから、
意識があれば大丈夫、温めてあげて」と言われ、
すぐに毛布に包んで病院へ。
病院へ着いた頃には熱が上がりきった後だったようで、
体は熱く、意識ははっきりして、病院のテレビを見ていた。

医者からは「風邪か突発性発疹でしょう」と言われ、
抗生剤と咳鼻水止めの飲み薬、解熱剤の座薬をもらって帰宅。
40.0度まで上がったが、さほどぐずらずに寝たので、
解熱剤は使わず。



3月16日（2日目）。

AM9時には37.3度に下がっていたので、
「突発性発疹じゃなかったんだ～」と思い、
家でおとなしく過ごしていたが、
食欲はあるし、普通に遊ぶし、昼間は元気だった。

17時半頃40.6度に上がったけど、
相変わらず食欲あり、そこそこ機嫌も良い。

しかし、20時頃に寝かしつけるも、
すぐにブルブルっと震えて起きて泣き、
寝かしつけ・・・を数回繰り返し。

寝苦しいのかな？と思いつつ、
たまたま廊下に出たら声がしたので、
「また起きた？」と思ったら、
ひきつけを起こしていた！（21時44分頃）

私が発見してからは1分ほどでおさまったけど、
気付く前からひきつけていたのだとしたら、
最長で3分くらい。

ビックリしたけど意外と冷静で、
直前に本で読んでいた
「そっと寝かせておき、目の様子と体の動きを見て、時間をはかること」
というのを思い出し、名前を呼びつつ様子を観察。

白目にはなってなかったけど、
黒目が上を向いて、両手をビクビクさせて（足は毛布かけてたので分からず）、
呼びかけても応えないし、意識がない状態。
この時、片手だけとか局所のけいれんは良くないみたい。

けいれんがおさまると「後睡眠」と言って眠るようになる子が多いみたいだけど、
うちの子は泣いて、でも意識がもうろうとしていて、
泣いたり、眠ったり、うなされるように泣いたり、という状態。

さすがに心配になって♯8000にかけたところ、
すぐにつながり、「念のため初めてのひきつけなら夜間でも受診を」とのこと。
すぐに実家の母に来てもらい、市民病院内の小児夜間急病センターへ。

23時頃、診察。
「熱性けいれんなので心配ない」と言われ、
予防のために、けいれん止めの座薬（ダイアップ）を入れてもらい、
30分後に解熱剤の座薬を入れるように指示される。
後で調べたところ、これらを同時に入れると、
お互いの効果を相殺してしまうので、30分以上時間を空けるらしい。
帰宅後、解熱剤の座薬を入れ、就寝。
ほどなくして熱は下がってきた様子。



3月17日（3日目）。

7時20分頃、39.7度。
解熱剤が切れて、熱が上がってきたらしい。

昨晩の医者の指示通り、
前回から8時間後のAM7時半にダイアップ2回目を入れた。
一般的に、8時間空けて2回入れることで、
2回目の挿入から24時間はけいれんが予防できるらしい。

午前中に近所の小児科を受診。
のどが少しはれているし、右耳も風邪による軽い中耳炎だから、
突発性発疹ではなく風邪の可能性が高いのでは、と言われる。

2日前に処方された飲み薬について、
息子が嫌がってうまく飲ませられなかったと伝えると、
「抗生剤だけでもちゃんと飲ませてください、
解熱剤は苦しそうにしていなければ無理に使わなくていいよ」とのこと。

熱は高いのに、相変わらず食欲旺盛。
昼ごはんはオニギリ、バナナ、ヨーグルト、トマト半分、菜の花のおひたし少々。
昨晩けいれんを起こしたわりに食べすぎやろ。

22時頃、38.4度。
就寝。



3月18日（4日目）。

8時頃、36.7度。
その後はずっと平熱で、
相変わらず食欲旺盛だし、元気いっぱい。

20時半頃、オムツ替えの際に発疹を確認。
どうやら突発性発疹だったらしい。
一安心。
やっとゆっくり眠れるわ。



3月19日（5日目）

だんだん発疹が薄くなってきた。
けど、なんか顔がむくんでることに気付く。
そういえば昨日あたりから顔がむくんでいた気がするけど、
体調不良で機嫌が良くないから、
ふくれっ面なのかな？と思っていた。

早速ネットで子どもの顔のむくみについて調べると、
腎臓機能の低下などでむくみが生じるとの情報を発見。
ヤバイ！病院行かなきゃ！と再び（三度？）焦ったが、
もしかして突発性発疹の症状かも？と思って調べたら、
やはり、突発でむくみが出る子もいるとのこと。

3月21日（6日目）にはだいぶむくみも取れて、普通の状態になりました。



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うちはもともと風邪気味だったところに突発性発疹を発症したので、
単純な突発性発疹とは症状が違って、見極めが難しかったなあ。

それに、初めての高熱（今までは高くても39度ジャストくらい）だったし、
ひきつけまで起こすなんて、本当にビックリした。
私は、ひきつけよりも初日の風呂場での意識もうろう状態が一番怖かった！
その時は私も風呂上りで裸だったけど、
「裸を救急隊員に見られてもいい！このままヤバそうだったら救急車呼ぼう！」
と腹をくくったくらいだったので。



熱性けいれんは、6歳くらいまでの子にとってはよくあることみたいで、
熱性けいれんを起こした子の約半数は1回のみ、
残りの子も2回以内で済むことがほとんどらしい。

でも、一度起こしたことがあると思うと、
今後高熱を出した時に心配・・・。

トップ画像に載せた写真の、
手前（緑の座薬）が、けいれん止めの「ダイアップ」。
奥（紺色の座薬）が、解熱剤の「アンビバ」。

2回以上けいれんを起こしたことのある子は予防的に
熱が出始めたらダイアップを使ったりするみたいだけど、
うちはまだ1回目だから予防的にダイアップを使うことはしなくてもいいって。

ネットで調べると、突発性発疹でひきつけ起こす子も中にはいるらしいけど、
まさか突発性発疹という小さい子を持つ親の中では超メジャーな病気で
ひきつけ起こして大騒ぎになるとは思わなかった。



今回、我が家と実家が近くて、
実家の親を頼れたのがデカかった。
この騒動が日本にいるうちで良かった・・・。

アメリカに行った後だったら、
親は頼れないわ、
小児電話相談（♯8000）は使えないわ、
病院は英語だわ、
で途方に暮れたと思うので。



長々と書いてまいりましたが、
今回の私の経験が何かお役に立てば幸いです・・・。