2016年8月12日、お盆時期で大混雑の羽田空港で、
ANAの預け荷物が飛行機に載せられずに飛び立ってしまい、
大混乱が生じています。
・原因はベルトコンベヤーの故障
朝6時50分ころ、ベルトコンベヤーの1台が故障。7時35分に復旧するまで約45分停止。
つまり、止まっているベルトの上には飛び立つお客さまが預けた荷物が。
・ANAの究極の決断
止まったベルトから人海戦術で荷物を回収するも、出発時刻には間に合わない。
通常であれば出発を遅らせて荷物を載せると考えるが、
このお盆で過密ダイヤのため、ここであえて「荷物無し」で出発させる決断をくだしました。
結果、12便が「預け荷物ゼロ」で出発、10便が「一部を載せられずに」出発しました。
行先としては、新千歳・岡山・高知・宮崎・大分となっているようです。
Twitterをまとめると、ANA053、ANA561などのようです。
・被害を受けたお客さま
今日、小樽で開催される「ライジングサンロックフェスティバル」に出演するバンド
ザ・チャレンジのメンバーがANA便を利用したところ・・・
【緊急事態発生】さっき新千歳空港着いたんだけど、荷物を一切載せないでフライトしたらしく、楽器や荷物がありません。出演バンドさん、お願いします、ギターとベースを1本ずつ貸してくださいませんか?特に同じステージに出るArt…とか、BRAD…とか。ANA最悪!俺たちの北海道が!
— 伊藤寛之 / タラコチャレンジ (@itokun_jp) 2016年8月12日
この緊急事態に、他のバンドのメンバーが
次々に「楽器をお貸しします!」との声をあげます。
その後、ザ・チャレンジのメンバーからこんなツイートが。
ザチャレの飛行機に機材積んでもらってなかった問題なんですが、何便があとに積んで、無事、空港でスタッフがピックアップしたという連絡が!あとは、リハまでに間に合うか!ご心配おかけしました!機材貸すよと声をかけてくれたバンドマンの皆さん、ありがとうございます! #RSR16
— 沢田チャレンジ (@sawachalle) 2016年8月12日
こちらは良かったのですが、もちろんより深刻な方も・・・
ANAに乗ったら、預けた荷物が置き去り現地の法廷で尋問のために出張なんだけど、書面関係は手荷物にしてたが、建築訴訟の図面や計算書、文献とかの証拠類の一部は、量が多いから預け荷物に入れてあるんだけど、どうすんのこれ裁判所に原本提出できないし、尋問で証拠提示できないじゃん
— あきば系弁護士@がんばらない (@akiba_lawyer) 2016年8月12日
・リスクマネジメント
海外旅行のセオリーの一つに
「1泊分の下着や着替えは手荷物として機内にもっていこう」というのがあります。
これは預け荷物がロストバゲージされたときに、
とりあえず1泊は生存できるように、ということです。
割と国内線では起きにくいロストバゲージでしたが、
こうした事故が起きてしまうと考えさせられます。
・追伸
どうもTwitter界隈を覗くと、この数年ANAが王者だったため
気が緩んでいるのではないか?という指摘がありました。
本当かどうかは知りませんが…。
ただ、最近のJALは二番手になってからのほうが活き活きしている
そう個人的には感じています。