asiagi(アジアギ)

日日の色々。

歌を、歌っていこうと思います。

2022-06-01 19:26:38 | 音楽
ライブをした。

しばらくの間、ライブをしていなかったから
本番で歌うってことがなかった。
仲間内でご飯食べながら演奏出来るお店で
「演奏しますか?」って盛り上げてもらって
歌わせてもらったことはあったけれど、
本番からは5年ほど、遠ざかっていた。

んまぁ〜…
5年、といえば赤ちゃんは5歳になるのよね。
出来ることも増えているような状態よね。
つまり、5年って、長い時間が流れているわけよね。

練習をたくさんして、本番のライブに出演したはずだった。
本番の日まで、歌って歌って、色々と巡らせて、練習したはずだった。
大好きな乳製品も食べず、体を整え、心を満たしたはずだった。

・・・結果は散々だった(当社比)。
ライブ後、モノクロの世界の人のように灰色だっただろう、相方と私。
飲食店(ライブ場所は飲食が美味しいところだった)に居た、というのに
お会計は二人で1,150円。ソフトドリンク3杯分のみ。
逃げるように会場を後にした二人。
駐車場まで無言で歩く二人。

・・・と、思っていたけど、相方はそうではなかった(笑)
相方の、鋼の心臓というか、なんて表現すればいいのか…、
とにかく自分というものにブレがないので、感心してしまった。

そう思ったのは、以下の会話から。
私「もう私、歌えん!」
相方「へぇ〜?」
私「だってさ、あんなにあんなに歌って、練習してさ、歌えなかったんよ〜〜〜」
相方「練習した時は歌えとったのに、何で歌えんかったん。何で歌えんのん。」
私「だって。だって…。」
相方「今後の解決策はどうしていくつもり?何か自分で思うところがあるんじゃないん。」
私「・・・。」
相方「あのね、完璧に、本番不足。離れてて舞台の空気を忘れとった。
   それに、練習で100%出来ても、本番で力が発揮出来るのはせいぜい60%〜70%じゃけ。
   本番で100%にしたければ、練習から130%の仕上がりにしとかんといけんのよ。」
私「自分だって、演奏止まったじゃん!」(←完璧に苦し紛れ。お里が知れるわ。)
相方「わかっとるよ。それは。でも俺のせいじゃないよ。」
私「はぁ!?自分じゃろがい!」
相方「何で?だって記憶喪失になった人に『何でお前忘れたんや!』って怒る?
   怒らんじゃろ?忘れた、仕方ない。俺のせいじゃなーーーい。」

大笑いしてしまった。
この会話を、お好み焼きを食べながら大きな声でしたこと、忘れないだろうなぁ。
私「じゃあさ、自分はこの先の解決策、どんなこと考えてる?」と聞くと
相方「うん、機材どれにしよっかなーって。」
彼が言うには、自分が気持ちよく演奏するための空間作りを考えるべきだな〜と思ったそうだ。
(ライブ終わってからすぐ検索を始めて、次の日にはもうポチっていたのには驚いた。)

「じゃあ、もう歌うの辞めますか?」
と、誰かに聞かれたら
「いいえ、辞めません。」
と、私は答える。
そのことは、自分でわかっている。
だから改めて、“歌っていこう”と思う。

心も、体も、顔も、声も。
私という楽器と向き合って。
削いで削いで削いで、その先へ。
コメント
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