新しい天と地とは 《新太陽系 マーラー クラシック》

○ 新しい天 とは
○ 地球史上最高の作曲家マーラー
○ 永遠を快楽に生きたい
○ 惰眠をむさぼる地球人に喝

MTTのマーラー5番を聴く

2007-06-29 23:51:59 | マーラー
MTT(マイケル・ティルソン・トーマス)指揮SFS(サンフランシスコ交響楽団)のマーラー全集は、私のマーラーイチオシのシリーズであるが、昨年秋、待望の第5番が出た。他のレビューに先駆けてまず5番について感想を書きたい。
(・・・・と、書いたのが今年の1月。。。。何と、ずっと草稿中のままだった)
マーラーの5番といえば、昔も今も、マーラーのなかでも真っ先に紹介される曲の一つ。そのためマーラーをあまり聴いたことのない人は、その紹介を信じて5番でマーラーを知ることが多いと思う。実は5番という曲は、特に第1、第2楽章だけだと非常に美しい曲ではあるが、ちょっと重くて暗い曲と勘違いされる場合があるマーラーの中でも特殊な曲なのだ。これを聴いただけなのに、マーラーをそれほど好きになれないという人が実に多い。だから私は、これからマーラーを聴こうと思っている人には6番を勧める。マーラーの最高傑作は6番だと思う。6番にはマーラーのエッセンスがぎっしり詰まっていて本当に地球最高の曲、天才のみ創作し得る曲だと思う。
よくTVで、クラシック界の有名作曲家やもう故人となったが有名指揮者がマーラーから一曲を挙げるとすると5番である・・・なんてことを平気で言うことがある。モノの本にも入門向けにそのように書く人もいる。
はたしてこの人たちは本当にマーラーをずべて知り尽くしているのだろうか??
私には非常に疑問に思えるのだ。
某NHKの有名番組で司会をする作曲家は、事あるごとに「マーラーは暗い曲が多い」と口癖のように言っている。。。
「暗い」という言葉はマーラーの紹介に適切とは思えない。
これは5番がまず頭に浮かぶ人の考えだ。
マーラーは5番や2番は暗い部分が多いかもしれないけど、
暗いという表現はマーラーを代表しているとはとても思えない。

さて、MTTの5番であるが、これが凄い。もう今までのあらゆる5番とは違う。録音、解釈。私は泣いた。第2楽章と第4楽章で泣いてしまった。
これを聴かずしてマーラー5番を語るなかれ。
さて、続きはまた 事実上の草稿状態に。。。



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