花を食べる

桜は散ったと分かっていたが！
この日はアデランスファミリーには凶と分かっていたが

家族全員おかげさまで自前の毛根なので最強風の中
なぜかまだ桜祭りがやっている公園に葉桜を見に行って来ましたじゃ



着いて早々座り込み道行く人たちに愛想を振りまく
「あら～可愛いねぇ」この言葉が聞きたくて休憩が多い

木に花はなかったが歩くたびに桜の花びらが舞ってこれはこれでいとおかし。
桜って散り際が美しいのねぇ～と歩いておるとレイたんの様子が変


鼻の穴になんかくっ付いているがこれは？

楽しそうだが下を向いてノロノロ歩いてばかり。どうした？
と思ったらアータ！モシャモシャ花びらを食べていやがったーーー
道草ならぬ道花びら・・・鼻の穴に挟まっていたのは桜の花びら

桜の花びらや葉っぱは食べてもノープロブレムだがちょっとにしておけ！
あとでゲリマンダー大王が腸と尻を激しくノックしても知らんぞ

次に目を付けたのは？

『あーーーんむ』
咲いてるやつはやめてやってくれんか？

新鮮な奴を新芽ごと行こうと大口を開けたレイたんにレットカード
食いしん坊のアビイ女王様だってもぎ取ってまで食べはしねぇよ！
鮮度の一滴なら腹痛くならんかも？そういう問題ではねぇ

レイたん～いけません

『ちぇ～っっっっ』
一応やめたがもの凄く残念そうな顔がにじみ出てて笑ってもうた！

しかし落ちてる花びらは結構食べたな・・・ずっと口が動いておった。
夜お腹痛くならんと良いけど・・・


ア『何でも食べて意地汚いいわね～』
ガ『姉ちゃんがそれ言うか・・・』

がっ！帰ってからも夜までもケロッとしておったで
心配いらなんだ！さすがレイたん病気一つしやしねぇ健康優良児
のんきに桜柄のシャレオツウ〇チ製造中だわ

本当の楽しみは他にある

こやつらの遠足もとい近くの公園だったわ！近足の楽しみと言えば
小遣いは持っていないのでただブラタモリする自由行動に


ア『おいしいもの落っこちてないかな～』
ガ『落っこちてても食べたら怒られるぜ』

この先の犬生で何の役にも立たないであろう
二度と記憶の引き出しから出されることはない情報の収集と


ガ『なんだよ～同じところクンクンするなよ』
レ『だって～父ちゃんの嗅ぐところはボクもクンクンしたい』

忘れちゃならねぇ忘れたらこっちが血祭りにあげられるであろうオヤツタイム
そりゃもうオヤツタイムがないんなら行くわけないじゃん（アビイ談）


尋常でない集中っぷり！もう食う事しか頭にない！

でも近足には本当はもう一つ楽しみがあった・・・はずだった
野に放たれるとガイ先生はおとっつあんのボッケあたりばかり気にする。
グルグル旋回しておとっつあんの顔を見上げて催促してばかり・・・。

「ないよ～ガイ～持ってなーーい」と言われるまでずっとアピール。



持ってないってそれはおとっつあんが持ってない男とかでなくて
ボールを持ってないって事。ガイはレトリーブがしたいのだよ

でもここ最近は足も衰えてきたし激しすぎる昔のような運動は控えてるで
ボールは持ってこないようにしているけど
ちゃんと覚えてんのよ。。。公園に来たらボール投げてもらってたこと



ガイが笑顔になるでやってあげたいけど心を鬼にして毎回お断りしてるって訳
代わりにおとっつあんが老体にムチ打って走ったりして
追いかけっこにシフトしてるがやっぱりガイには申し訳ない気持ちになるわ


ガ『大丈夫だよ！父ちゃんとのかけっこ楽しいから』
健気！エエ子や～アジアの宝や～

すっごい好きだったからなぁ。本当はボールがいいなって顔に出てるからなぁ。
もしかすると「近足しおり」の中の行事でオヤツより楽しみにしてたかも知れん。

でもほら前にダッシュして足がコキッてなってイテテテテってなったじゃん


レ『えっほえっほえっほえっちらほ』
ア『あーーんレイ早い～』
早くねぇ！ドタドタと重そうだな。。。君らは激しく運動した方がいいかものぉ。

だで許せガイ！これからはおとっつあんボールで我慢しておくれ

まあ持って来いはできない生身ボールだけどもーーー
サイズで言ったらバランスボールクラスだけどもーーー

絶賛春の準備中

急激に春めいてきて体が寒暖の差に対応できず付いていかん！
Ｔゾーンはテカテカ春仕様なのにスネは冬、甘みを増して粉がふいた乾燥芋じゃ

こやつらも暖かさに驚いたようでコーギースーツを必死に脱いどる
気温の上昇と共に春の準備を着々と進めておられる。


ガ『へへへっ今日は暑いですね。へへへっ』
頭の中が春男！

ガイ先生なんてお毛毛がウキウキウォッチン浮きまくって
腹のあたりがオシャレな水玉模様のようになっとる

ちょっと気が早すぎじゃねぇ？春通り越して夏仕様になっちゃうんじゃ？


ガ『只今、ポンポンの巻物を優先で脱ぎ脱ぎ中です』

ブラッシングも追いつかん脱毛っぷり
ムズムズすんのか庭に出てグリングリン体を擦っておる

これから梅雨が来るぜ！ありゃ肌寒いぜ風邪ひくぜ


ガ『めぅぅぅぅぅん』

母ちゃんスリッカー痛よ！腕がやられとるよ！掃除も大変だよ
ブラッシング嫌いのアビイ女王様を追いかけるの疲れるし


ア『あっ！新芽がで出る～食べちゃお』
レ『何の芽だ？姉ちゃんぼくも食べる』
食うな食うな！

聞いてる？アビイ？終いにゃブラッシングしてやっとる
母ちゃんの手をかじって逃げるあなたに言っているんですよ

一気に脱ぐから一気にブラッシングになるんで
みなさんスーツお脱ぎになるスピードを緩めてもらえませんか

いたわる心を持ちましょう

加齢爆走族ヨロシク年がら年中睡眠をむさぼっておるガイ先生だが
最近きちんと深く安眠しておるんか心配になるんじゃ

先生は通行の妨げにならんようＴＰОをわきまえて寝ておると言うのに
アホンダラーズ２名様がずけずけと先生の上を横切って行ったり
熱が上がったらその場でヤーヤー騒ぎ出しやがるのよ


『くぅくぅ。すぅすぅ』
あぶねぇ！アビイ頭ギリギリで通過すんじゃねぇよ

ドドドッと通過される度にガイ先生お目目をパチリと開けて小さくため息くの
それが最近不憫でならん母ちゃんじゃ


『んんんん～？なにぃはぁ。』

それでもがんばって寝ているがさすがにうるさ過ぎて寝られんのか
エアコンのない部屋に移動して、くるんと丸まって寝てたりするのを見ると
毛布をそっと掛けてやるがかわいそうで涙で枕を濡らす日々じゃ


自分が寝ている時に邪魔されると阿修羅のごとく怒るくせにのアビイ
いつも空気が読めず騒ぎにのっかるレイ耳の穴を広げて良く聞け

もう母ちゃん我慢できん！えこひいきと思われてけっこう
耳の準備はイイか？バカたれ二人！ガイを労わりなさいよ！いいね分かったね！

イレブンイヤーズガール

本日、我が家の天使アビイ女王様が
めでたく１１歳のお誕生日を迎えました
ゾロ目のお誕生日ってなかなかないよっこりゃまためでたい


アビイの大好物いちごが山ほど乗ったケーキをご用意しましたよ

リーリー言ってるところ申し訳ないが今日の主役にインタビュー
元気の秘訣は何ですか


『レイをプロレスで懲らしめて体力つけてんの』
ケーキをつまみ食いしながらの即答ありがとうございます。

若さの秘訣は何ですか


『何でも好き嫌いせず食べる事』
ごもっともですが口に入るものは何でも丸飲みってのはね。。。
ちょっと良く噛んで味わって胃に送ってくれるとなおいいですよ。

ボケない秘訣は何ですか


『オモチャのパーツを解体して脳トレしてんの』

もう辛抱たまらず乗り出しちゃってるがな。
ても長生きするためのコツはつかんでいるようで母ちゃん嬉しいです

するとやっぱりアビイ！話はイイから早くかぶりつかせろって顔で見られた
そうだなアビイはずっと変わらず何も変えず生きてるんだものな。

これからもずっと変わらずにいてくださいな今日は本当におめでとう

実は反省はしてません

前回執筆したように毎日飽きもせず
四角いリングに上がるおばはんとおっさんレスラー


ア『しつこーーーい！もう終わりっ』
レ『ヤベッ！姉ちゃんキレたな』
この変な顔覚えておいてちょ！この顔の真の意味はこの後すぐ

おっさんレスラーが多少若く体力が有りしつこい性格なので
おばはんレスラーが辛抱たまらんとブチ切れマジ説教でゴングが鳴る

その時のレイたんと言ったらしょんぼり顔最大級で謝り倒し
アビイ大満足のビクトリーで試合終了していると！していると思ってたら


ア『くどーーーい！謝んなさいよ』
レ『ごめんね～ごめんね～』
栃木の英雄Ｕ字工事が茨城に？？？おかしい・・・舌出してるし。


ア『まぁ分かりゃいいのよ分かりゃ』
レ『うへへっ。姉ちゃんちょろいなっ』

うそっ！レイたんはそんな子じゃないでしょ？嘘だと言って
でもやっぱりうすら笑って舌出してるし。

あんやーーーアビイ女王様も母ちゃんもすっかり騙されとったーーー
彼は反省しとる振りがとっても上手かったーーー！
演技力ハリウットスター級！茨城のジュードロウがここに


ア『ん？うへへって何？なんかおかしいな・・・』
レ『明日もフロレス１・２・３だぁぁぁぁーーー』
アントキの猪木だよ～アビイ深く考えちゃダメ！ねっ！

この事はアビイ女王様には秘密にしておかねばなるまい
母ちゃんはレスラー二人のためこの事は墓場まで持っていくでな！

ぼくもわたしも頸動脈

毎日毎日やってますよブレックファースト後のプロレス大会。
そりゃ女王様とレイたんの愛の儀式ですから毎日やるわけですよ

愛のプロレスにはその時々ブームとルールがありまして
ここ最近の暗黙の掟は攻撃箇所は頸動脈のみを攻める


ア『えいやーーーっガブッとぉーーー』
レ『イチチチチチーーーやられたーーー』

腕やら耳やら桃尻やらへの攻撃はご法度

家の中でのんべんだらりんちょ腹肉ダルダルで
上げ膳据え膳お昼寝付きで暮らしておるのにやっぱり眠っているのね野性の力！


レ『姉ちゃん失礼しますよーーーあんむぅ』
ア『キャーーーハハハハハーーーやーめーてー』

お互い交互に首をカプリまたカプリ！プロレスの決め技は頸動脈絞め

目覚めちゃったんかね？狙う場所は頸動脈だと！でぇじょぶか？？？
あり！よく見りゃ笑っとるがね～プロレスと言うより頸動脈マッサージ大会


レ『んじゃもういっちょいっちゃうよーーー』
ア『ゴラ！あたしのかじる番でしょーーーが』
たまにキレられる事もあり・・・。

いつ終わるんか観察しとると飽きるのが早い身勝手極まりない暴君アビイが
レイを華麗に巴投げして大会の幕は閉じるが
毎日こんなことして何が楽しいのか全く理解ができねぇ


ア『は～い。今日は終了でぇす』
レ『ドテッ！んじゃ寝ますか』

女王の一言を合図にサーーーーッと情熱大陸の満潮が干潮に。
分からん！ますます分からなんだーーー

掃除機と戦う男たち

これが熱き戦いの証じゃーーー

何なのよコレ！本体は新しいのに大切な吸い込みパーツ
ハンマーヘッドシャーク部分がボロッちくなってる我が家の掃除機


『何のことか分かんない』

バーロー！先生とここには写っておらんがレイたんと二人の合作じゃろーが

毎度毎度、掃除機のスイッチがブィィィィンと入るや否や
割りばしの先端に挑戦状を挟み疾風のごとく現れ戦いを申し込み
ガブガブしてダッシュで逃げ、ガツガツしてヒラリと避けるを繰り返しおって


『ほんとだ壊れてんね』

何台もの掃除機がこうして我が家を卒業していったじゃねぇか

壊れてんねじゃねーよ
Ｔの上部が割れてても使えるから使っておるが
他の方にお見せすることもないがもしも！いやしかし！見られたら恥ずかしい


『にしっしっ～してやったり』
一仕事終えたぜ的な満面の笑顔が憎い！

年をとってもこの戦いだけは血沸き肉踊りやめられないんだと！
母ちゃんテクニックで野獣どもをかわしながら掃除しとるが
それでも奴らはがっぷりおつ！ジジイの歯が心配な母ちゃんなんですけどぉ

気疲れお疲れ

いつもお留守番の時くらいしか自分のハウスにゃ入らんのに
今日は疲れた！取引は破談！部長にどやされるし！もう寝る！みたいな顔して
開けっ放しで不用心な部屋でさっさと寝てもうたレイたん

何じゃ？腹でも痛いんか？どこか具合でも悪いんじゃぁぁぁ？
いや違うんだな。。。これには大して深くもない訳があるんだな


『身も心も疲れ果てました。昭和枯れすすきです』

今日はワクチンをお見舞されに病院に行ったのよ
元々ビビリでそんなに病院が好きではなかった彼。。。

去年鼻を怪我した時に病院へ行き
患部を消毒処置するので飼い主さんは待合室でお待くださいと
おとっつあんと二人診察室を出て尻を落ち着かせたかと思ったら


ア『あんたの尻の穴の小さい話ね』
レ『思い出される姥捨て山殺人事件』

すぐさまドクターにＳОＳだと呼び戻された！いったい何が
パパとママが診察室に付き添ってくれてた時は頑張ってたのですが

一人ぼっちの治療になった途端、急に傷口が痛くなって怖くなって
絞められちゃうよと断末魔の大絶叫傷口を見せる事すら断固拒否
大泣きしてプンプン怒っちゃって手が付けられなんだと


ア『よしよし。。。ダサすぎるわ』
レ『慰めてんの？母ちゃん父ちゃんいなくなって殺されかけたのに』

もうそうなっちゃったら本日閉店じゃ！患部なんて洗浄どころか見せやしねぇ
長くなったがこの一人ぼっちの診察室以来、彼は病院に不信感を抱いておる！

今日も付添いがあれば気が弱いで我慢して注射も受けるが
もしかしてまた妙チクリンな事が起こるやも知れんと
ノミの心臓フル鼓動であちらこちらに護身センサーを張り巡らせてたため


『しょうゆうことなんです』

どっぷり疲れてしまったという事だったんだよ
ふぅーやっぱり家が一番！疲れを癒すには寝るに限るんだとよ。

今は寝放屁も飛び出しぐっすり眠って元気ハツラツ復活したレイたんだが
これからワクチン以外にも病院に行く数が増えるやも知れんのに
母ちゃん先が思いやられるわ

イケメンが台無し

情熱の赤いソファーは俺のもんだぜ！俺の城だぜ！とばかりに
毎晩ここで王様の様におくつろぎになっておるガイ先生だが
そのくつろいどる体制とお顔が残念なんじゃよーーー

ブサイク・・・その四文字がピタリとあてはまり
その他の言葉では形容しがたい容姿で寝てるのよ


薄目開いとる！ホラーじゃ

まったくもうイケメンが台無しじゃないの
イケメンと思っておるのは飼い主だけってのが世の常ね。。。
じゃどもこの顔はあまりにもビフォーアフターが激しすぎやしねぇか？

それを世間じゃ親バカって言うんだけども！でも言わせてお願い！
普段の先生はもう少し気増し色男なのよ


ガイの名誉と童が泣くといけねぇんで弱めのブサイクをアップ

ソファーの角にきっちりと型取りされたその顔は
給食の残りを非常食にしてやろうと持ち帰ったことを忘れ
ランドセルの中で振り回され三日間熟成され潰れたコッペパンのようじゃ



っちゅーか寝違えたりしないのか
明日ガイく～んと呼ばれても素早く振り返られなくなるんじゃねぇのか？
そもそも犬って寝違えとかすんの？どうなの？