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事前確認がハラスメント防止の第一歩

2020-02-06 09:41:51 | 日記
介護現場でのハラスメントは、大きな問題の一つと言える。
介護業界では、上司や同僚といった相手から受けるハラスメントと、利用者やその家族から受けるハラスメントの二種類が存在するため、他業種と比べ、ハラスメント被害のリスクは高めだ。

また、仕事が滞ると、利用者に迷惑がかかってしまうといった点から、ハラスメント被害者が我慢し、悩みを抱え込んでしまう傾向も強いと言える。
特に利用者との間でトラブルを起こした場合、サービス提供者と受領者といった観点から、被害者である介護職員が言い分を主張しにくかったり、ハラスメント加害者が認知症などを患い意思疎通が難しかったりと解決が厄介な場合も少なくない。

介護業界では、サービス職といった性質上、ハラスメントを起こさないことも大切だが、それ以上に起きた場合の対応や未然の対策が鍵になってくる。
そこで大切なのが、職場選びだ。

誰が相手のハラスメントであっても、一人で解決するのは、まず難しいと言われている。
大抵の場合は、職場に報告し、指示を仰ぐことになることが殆どだ。
職場がしっかりと動いてくれれば、ハラスメント被害も解決に向かう可能性が高いが、勇気を出して告白したハラスメント被害を無視されたり、逆に責められるようなことがあれば、ハラスメントの上塗りとなり、被害は大きくなるだけだ。
したがって、どういった職場で働くかが鍵になる。
ハラスメントが起きないよう、対策をしているかどうか、ハラスメント被害にあった場合、きちんと対応してくれるかどうかといった点を踏まえ、職場を選ぶことがハラスメント被害から遠ざかるためにも欠かせない。

もしすでにハラスメントの被害を受けているならば、「ハラスメントに悩むあなたへ」を参考にハラスメント問題に立ち向かい、介護業界改善に働きかけてほしい。