アサカワスピード

実はかなり以前からアサカワスピードと言うお店に行こうと思ってました。
しかし、あまりの有名さに足が向かなかったのが本音です。

何しろヨシムラ在籍時代には、あのヨシムラボンネビルの開発に
携わっていた方であり「生きる伝説の人」そのものでして
ロードライダー誌のZRX1100の連載記事がなければ
これほどまでにZRX1100/1200Rのアフターパーツも世の中に
出ていなかっただろうと思います。
連載記事に取り上げられたパーツはざっとこんな感じ・・・

・ヨシムラ機械曲げチタンサイクロンマフラー
・キャノピーTiスクリーン
・ウイリークロモリダウンチューブ
・ウイリースイングアーム
・ヨシムラＳＴ－１カム
・ヨシムラTMR－MJN
・インナチューブチタンコーティング
・マルケジーニマグホイール
・クワンタムRショック
・ブレンボレーシングキャリパー
・ブレンボマスター
・ブレンボディスクローター

今ではお馴染みの、カスタムの定番となったパーツばかりですが
これらのパーツの開発や、テストを行い
毎月インプレをしながら、一般の人にも判り易く解説して
バイクのセットアップのなんたるかを教えてもらった
いわば、通信教育の先生みたいな方ですね。


温故知新ではないですが、自分がZRX1100のカスタムをしている上で
いつかは訪れたいと思っていたので、そのスピリットに触れるべく
アサカワスピードに行ってきました。

それにしても神奈川県にありながら、とんでもなくのどかな場所で
お店のすぐそばには、こんな看板があるだけです。
周囲は田んぼだらけの里山の風景が広がります・・・



軽自動車が１台ようやく通れるような坂道をバイクで登ると
左側にある倉庫がアサカワスピードでした。
小さめの看板が入り口脇にあります。



お店の中はキレイに整理整頓されていて、作業に必要な物以外は
すべて片付いていました。

その仕事振りが伺えます。

アサカワさんはクラッチ交換の作業中だったので
２FにあるHYDOのショールームを見学させてもらい
撮影の許可を戴いて、撮影をしました。



ヨシムラピットシャツとブリジストンキャップにはサインが書いてあります。



こちらはリズラスズキのピットシャツです。



アサカワスピードオリジナルTシャツのようです。



HYDOショールームの脇には、古いトライアンフが置いてあったので
こちらも撮影させていただきました。



燃料タンクです。



シートカウルにはペイントしたビリー鈴木さんのサインが。



マフラーステー。



フロント周辺。



エンジン周辺。



ヘルメットもあったので撮影させてもらいました。



こんなタペストリーもありました。
2Fはショールームと言うよりはリビングの方が合っている？（笑）



一通り2Fを見学したので、今度は1Fに降りてきて
ガラスケースの中に目を凝らします。



昔のレーサーのスプロケでしょうか？
凄いドリリングの数です。



コルクボードには昔の写真が。



アカカワさんとは、一言二言会話を交わして帰えろうと外に出ると
昔ロードライダーで連載していたGSX-Rがあったので撮影。



メカニックの方が、試乗から帰って来たので外で少し話しました。

メカ：こんにちは、今日は何の用でご来店ですか？
くさ：あ、ただなんとなく・・・
－中略－
メカ：あれっ!？青いブレーキフルードなんてあるんですね？
くさ：これはATE SUPER BLUE RACINGといって・・・
メカ：キレイですね～初めて見た！
くさ：・・・（笑）


とても寒い日でしたが長年の念願が果たせて満足な一日でした。