本当は私たちは常に「空」悟りの体験をしているのです。
生きているということは悟りの体験そのものなのです。
悟りとは遠くに求めるものではないのです。
生きているということは、すなわち、宇宙即我、我即宇宙の体験の連続をしているとも言えます。
誰もが本当は悟っているんです。きっと生きていることそれ自体が悟りなんです。
悟りは特別なことではないんですね。動物は全て、悟っていますから(笑)
思考と思考のはざまに広がる一瞬、一瞬は「空」すなわち、宇宙を体験しています。
悟りとは意識レベルの認識転換です。
本当は誰もが悟りを今ここに体験しています。
例えば、呼吸も同じ様なことが言えます。
呼気と吸気の狭間に無呼吸の体験をしています。
呼吸の数も一日2万回以上ですから、一日2万回以上死を体験しているのです。
2万回以上生と死を体験しているのです。
私たちの思考は一日に5万回とも10万回とも言われる。
その思考と思考の狭間もやはり数万回、思考が止まれば、それは空の体験になります。
しかし、私たちは思考にとらわれているため「空」を体験しているけれども、認識することがなかなか出来ません。
空間は見えないから認識しにくいのと同じです。
天空の星空を眺めてみましょう。瞬く星や月に意識が向いてしまいます。
星は見えますが、宇宙空間は闇としか見えません。それと同じような感覚です。
思考の狭間こそ「空」、悟りの体験なのです。
思考を減らして、またはゆっくりして、思考の狭間を広げると、そこから空の体験がはじまります。
悟りの体験です。
さぁ、瞑想してみましょう。
目を閉じてリラックスして自然な呼吸に意識を向けます。 意識的な呼吸ではなく自然に任せます。
でもここでは、呼気や吸気ではなく、呼吸の狭間の無呼吸の瞬間に意識をして10数えてみましょう。
3分間続けてみましょう。 呼気、吸気でなく、無呼吸の瞬間を数えるようにしてみましょう。
違った世界が見えてきませんか!? 瞑想は体験です、良い悪いはありません。