夜勤マニュアル

医療現場の夜勤の特徴を詳しく解説

看護師の2交代制と3交代制の勤務形態の特徴

2023-02-14 04:21:40 | 看護師

病院で働く看護師の勤務形態には大きく分けて2交代制と3交代制がある。
日勤のみの勤務なら話は別だが、基本的には夜勤を伴う形でこのいずれかの環境で働くことになる。

これらは読んで字のごとく、一日の勤務形態を2つに分けてシフトを組む方式と3つに分けてシフトを組む方式のことだ。
単純に考えれば、1日24時間を2つに分けるか、3つに分けるかになるわけだが、2交代制の場合には基本的には夜勤の方が長くなっており、現在では日勤は8時間勤務、夜勤は16時間勤務(途中仮眠などの休憩時間が2~3時間ほど入る)に設定されている環境が主流だ。

それに対して3交代制はきっちり8時間ずつ3つのシフトに分けられる。
日勤はわかりやすいのだが、問題なのは夜勤だ。
一般的には夕方の16時~17時頃から深夜まで勤務する「準夜勤」と深夜から早朝まで勤務する「深夜勤」の2種類に分けられる。

それぞれの特徴として挙げられるのは「日勤の勤務時間は基本的に共通していること」、そして「3交代制はシフトの配置が複雑になること」だ。
夜勤を担当するときの勤務時間に関しては、2交代制の方が長く大変なようにも思えるが、日常の勤務環境を考えると必ずしも2交代制が辛いとは言えない面もある。

というのも、3交代制のほうがシフトが複雑になるため、人手の問題などで休日を確保しづらい、不規則な生活になりやすいといった問題も出てくるからだ。
そのため医療業界の全般的な傾向として2交代制が増えつつある。
病院への就職・転職を検討する際にはこの2交代制、3交代制のシフトの違いについても把握しておく必要があるだろう。
《関連LINK:2交代と3交代、どっちがいいの?~看護師の働き方~