台湾の政権政党の民進党が、統一地方選で、対中融和路線を取る国民党に大敗した。
その結果を受けて、民進党の蔡英文総統が、同党の党首を辞任するとのことだ。
台湾の国民も、自国がウクライナのようにアメリカの鉄砲玉にされて、中国と戦うなんて狂気の沙汰から解放されるかもしれない。
ただ、どこの国にも、自由のためなら死など恐れないという困った連中が多い。
そういう連中は、とにかく戦争が大好き。
日中戦争、太平洋戦争を生き抜いた父がよく言っていた。
戦争なんて敵と戦うより、ブラックな軍隊組織の中で、味方と戦わなければならない。
不条理がまかり通る狂った世界だと。
無能な司令官や上官の身勝手で理不尽な命令で、命を落としたり、自死する人がたくさんいる地獄だと。
戦争だからと言って、味方が一枚岩になるなんて映画の中だけ。
軍隊組織は、自由や民主主義とは真逆の、文字通りの弱肉強食の世界らしい。
戦後80年近く経った今、戦争の現実を知らないメディアや一部の日本人は、自由と民主主義のために戦えと煽っている。
アメリカや西側諸国の口車にのせられて、西側諸国の盾になって、国民に犠牲を強いるなんて、どう考えてもおかしいだろう。
日本は、戦争になって地獄を見る前に、世界中のどの国からも侵略されない軍事大国になるしかないのかもしれない。
世界中から愛され、恐れられる国になる。
これが新しい世界のサバイバル政策かもしれない。
しかし、その舵取りは難しい。
いずれにしても、アメリカをリーダーとする「西側諸国一強の時代」は、終焉を迎えつつある。
大変な時代になってきた。