米欧や日本人は、「自由主義」が常に勝利すると刷り込まれてきた。
しかし、そんなことは夢物語なのかもしれない。
だいたい、人種や宗教、言語や主義主張、経済的な豊かさや、生活、教育レベルが全く異なる80億近い人間がいる世界。
争い無しに平穏に生存するためには、「自由主義」というイデオロギーは、限界がくるだろう。
今だって、自由主義を謳歌している国なんて、世界中でもほんの30数か国。
地政学的にみれば、欧州や日本では、このまま自由主義を貫くなんて無理なのかもしれない。
自由主義を謳歌し続けたければ、英語を学んで、アメリカに行くしかないということだろう。
それができなければ、日本と運命をともにするしかない。
「是非に及ばず」ということだ。
ただ、自由の国アメリカといっても、それを謳歌できるのは一部。
アメリカ社会に潜り込めても、新参者のアジア人が、自由を謳歌できるかどうか。
おそらく、かなり難しいだろう。