昨年、2022年のインドのGDPは、日本の8割に迫り、イギリスを抜き世界5位となった。おそらく瞬く間に、ドイツ、日本も抜いて、世界3位になるだろう。
いよいよグローバルサウスの時代の到来。世界は、動いているのだ。
それなのに日本は、いつまで西側諸国の子分で居続けるのか。
少なくとも、日本は西側諸国のナンバー2。イギリスだ、フランスだ、ドイツだと、いつまで有難がっているつもりだ。
今のところアメリカは、世界1位の経済大国。しかし、それも後わずか。
アメリカ以外の西側諸国なんて、どこもお先真っ暗。心配しなくても、日本には永久に追いつけない国々ばかりなのに。
西側諸国ナンバー2の日本が、G7のアメリカ以外の西側諸国に、いつまでもペコペコする必要なんてないだろう。
経済力で日本を追い抜いて行くのは、西側諸国ではないからだ。
これからの世界経済を牽引するのは、インドやインドネシア、ブラジルやロシア、メキシコなどの国々だと言うことを、日本人は肝に銘じるべきだ。
とにかく日本人は、もう少し将来の世界の勢力図を頭に叩き込んだ方がいい。
日本のメディアや一部の専門家は、ロシアが、ウクライナ侵攻に失敗して弱体化すると喜んでいる。
西側諸国の情報を鵜呑みにしている連中らしいノー天気な発想だ。
ロシアが弱体化しなかったら、一体どうするつもりなのだ。
それどころか、対ロシア経済制裁が失敗して、かえって西側諸国の方が弱体化するシナリオだって十分にあり得るのに、そんなことは考えてない。
最近の日本は、西側諸国が提供する情報を鵜呑みにし踊らされている。
そこへいくとアメリカは凄い。自分たちが作った情報で、いまだに西側諸国を洗脳しコントロールしている。
そんなアメリカのことだから、ある日突然、手のひらを返すように、西側諸国を見捨てるかもしれない。
ロシアのウクライナ侵攻に対するアメリカの対応が、分かりにくい理由もそのあたりにあるのだろう。
いずれにしても、アメリカやロシアや中国やインドのような「大国」は、国益重視。そのおかげで大国にのし上がってきたのだから当然。
そんな大国が、対立し始めたら、平和への道のりは遠のくかもしれない。
悲しいことだが、平和への道のりで犠牲になるのは、大国の力関係などとは無縁の「庶民」ばかり。辛過ぎる。