79歳のバイデン大統領が、再びコロナの陽性になった。
そもそも、79歳の老人を指導者に仰ぐ国が、「自由と民主主義」と言う価値観を共有する西側諸国のリーダーと言えるのだろうか。
アメリカと言う大国をハンドリングする大統領が、万一、アクセルとブレーキを踏み間違えたら世界は終わりになるかもしれないと言うのに。
「自由と民主主義」は、寛容を旨とするイデオロギーだとは言っても、年齢についてまで寛容である必要はないだろう。
国家の指導者は、能力、経験ばかりでなく、世界中を飛び回れて、徹夜やコロナくらいものともしないような強靭な体力も必要だろう。
だから年齢が重要なのだ。
政治判断は、最低でも10年先を見通したものでなければならない。
だいたい余命わずかな指導者に政治判断の責任がとれるのかと言うことをよく考えた方がいい。
2021年の日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳、10年ぶりに前の年を下回った。
長寿大国日本も、コロナのせいで普通の国に逆戻りかもしれない。
いずれにしても、「人生100年時代」なんて無理な話。
自分の親やまわりの人たちを見ていても、100年どころか、元気で自立して生活できるのは、ギリギリギリ70台後半くらいまで。80歳を超えると、至る所故障だらけ。
そうは言っても、将来、癌が克服され、細胞の老化を抑制できるようになれば、人生100年時代が訪れるかもしれない。
それでも、専門家によると脳の老化だけは止められないらしい。
見た目の若い認知症の人間が巷に溢れるなんて言う時代が来たら、それこそ大変だ。
若い人たちには分からないかもしれないが、歳を取ると、天下国家なんて口にしていても、頭の中は、自己中の健康オタクに成り下がってしまう。
活力を失い、人生の展望まで失った老人に、政治を任せていたら、国家は没落する。
これだけは間違いない。