この国の「民主主義」は、突き詰めると、当選を繰り返す一部の長老や世襲議員による独裁主義だったのだろう。
民主主義が、曲がりなりにも守られたのは、最初の国政選挙のときだけ。
二回目からは、最初の選挙の結果、政権与党となった政党幹部を当選させるための単なる儀式。
それも強力な支援グループによる儀式だ。
政権与党なんて言ったところで、その正体は、統一教会のような強力な支援グループのフロント政党だっただなんて、ガッカリ。
支援グループのフロント政党なのだから、政治に無関心な国民の意思なんて、どうでもよかったのだろう。
政権与党幹部にとって、選挙に勝ち続けるためには、自分たちを支えてくれる統一教会のような支援グループの方が、大切。
だから、彼ら彼女ら与党幹部は、そんな支援グループを守るためなら、なりふり構わずということになるのだろう。
それにしても、日本が、そんな国だったとは、情けなくて言葉も出ない。
民主主義が形骸化したこの国。
訳の分からない支援グループのフロント国家になるくらいのなら、「資本主義」国家らしく、経済団体のフロント国家にでもなっていてくれた方が、はるかによかっただろう。
そうなっていれば、ジャパン・アズ・ナンバーワンだって、夢で終わらなかったかもしれない。
いずれにしても、国民が政治を司るなんて言う「民主主義」という茶番は、もう止めにしないか。