考えてみれば民主主義は、恐ろしい。
主権者である国民が、政治に目覚めて、皆が国会議員になりたがるようになったら、民主主義国家なんて、あっという間に崩壊するからだ。
体を張って働くなんてやめにして、投資と選挙で生きて行く。
世襲議員のような、楽しい人生を、全ての国民が追い求めたら。
日本国民が、働かなくなったら、一体どうするのだろう。
そもそも、国会議員の年収は、2000万円を超える。
そんな高額な年収に加えて、文書通信交通滞在費や立法事務費などが支払われる。
その総額は、なんと4000万円を、はるかに超える。
一方、地方自治体は、と言うと。
地方の首長の年収は、1500万円以上。
地方議会議員の年収は、1000万円以上。
書いているうちに、腹が立ってきた。
それにひきかえ、庶民の年収は436万円。
日本では、貧しい国民から召し上げた税金を、民主主義を上手く利用して、この国の支配者に成り上がった政治家が、好き勝手に使い放題。
一人一人の国民の努力の結果、経済大国となった日本なのに、国民が担ぐ神輿に乗って、我が物顔の政治家。
しかも、これからの日本には、薔薇色の未来など無いのに、国民の税金を独り占めして、未だに高額な報酬と特権を享受している。
国会議員は、いつまで、国民をないがしろにして、国会という狭い世界の中だけで、人事や権力闘争という、自分たちだけしか味わえない快感に浸っているつもりなのか。
国民は、あなたたち議員に、国会で「人事や権力闘争ゲーム」をさせるために、高い税金を払っているのでは無い。
そもそも、日本の民主主義は、金がかかり過ぎる。
議員数と報酬を、とことんまで減らして、質素で質実剛健な民主主義に変革しよう。