人間国宝 講談師 怪談・軍談・力士伝 芸能研究 似顔絵的こころ ヒップエレキテル
口上師・・・。
オランダを救った少年（インターネットで検索）
『ハンス・ブリンカー』
ハンス・ブリンカーは８才になる少年です。ある日、ハンスは堤防の向こう側に住んでいる目の見えない老人に、クッキーを届けに行かねばならないことになりました。
ハンスはそこで楽しく過ごし、しばらくその老人といっしょにいました。家への帰り道、彼は堤防に一つの穴を見つけます。その穴からは、水がにじみ出ています。
彼は、この小さな水のしたたりが、運命を決めるものだと感じました。ぼくの指でこの堤防の穴から出ている水をふさごう、そんな考えがハーレムの町を洪水から救うことになったのです。
寒い夜のことでしたが、彼がそうすることによって水をくい止めることができたのです。町の夜更けはますます深まり、堤防を歩く人は誰一人いません。助けを求め、
大声を出しましたが、誰もその悲痛な叫びをを聞くことはありませんでした。
彼のお母さんもその叫びを聞くことはありませんでした。家の戸締まりも終えてしまいました。ハンスはその老人の家に泊まってくると思いこんでいたのです。
寒さは厳しさを増し、次第にハンスは自分の手を自由に動かせなくなってきました。眠ってはいけないと、自分の左手で右手をさすったりもしました。
更に何度か叫んでもみましたが、それさえもやめることにしました。
翌朝、牧師がやってきて、かれのやってきたことをすぐに見てとれた。大地に横たわる小柄だけれど勇敢な少年を助け出した。
たわるしばらく後には彼は多くの人々の中に彼の姿を見ることができた。ハンスはこうして偉大な人物となったのだった。
