タイガーマスクの主人公、伊達直人の名で、
福祉施設等にランドセルや現金を寄贈している。
1人ではなく、全国的な広がりをみせている
いい話だ。
毎日新聞抜粋
<高校ラグビー>レフェリー感涙 優勝の両校が難病長男に募金
毎日新聞 1月9日(日)13時7分配信
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【桐蔭学園・東福岡】両校の主将から贈られた募金箱を手にする麻生彰久主審(中央)=近鉄花園ラグビー場で2011年1月8日、津村豊和撮影
劇的な引き分け決着で桐蔭学園と東福岡が優勝を分け合った8日の全国高校ラグビー決勝。ノーサイドの後に、もう一つのサプライズが待っていた。主審を務めた麻生彰久レフェリー(34)に、両校主将が閉会式途中で歩み寄り、生徒や部関係者からの寄付金が入った募金箱を手渡したのだ。重い心臓病と闘う麻生さんの長男修希(しゅうき)ちゃん(2)の心臓手術のためで、突然の出来事に麻生さんは「自分は主役じゃないのに」とうれし泣き。「息子も皆さんの応援に応えて頑張ってくれるんじゃないか」と期待を込めた。
麻生さんは福岡市東区在住で、日本ラグビー協会公認のA級レフェリー。08年10月に誕生した修希ちゃんは、生まれつき心臓に疾患があり、手術を繰り返した上、現在は心臓の筋肉が拡張して薄くなる「拡張型心筋症」で療養している。法改正により日本でも15歳未満の臓器提供は可能だが、幼児のドナー例はないため、米国での早期の心臓移植を目指している。高額な費用を賄おうと、昨年10月にラグビー関係者らが発起人となって「修ちゃんを救う会」をつくり、1億5000万円を目標に寄付を募ってきた。
桐蔭学園のコーチから募金への協力を提案され、藤原秀之監督(42)は準決勝翌日の6日、東福岡の谷崎重幸監督(52)に電話で連絡。「決勝で笛を吹いてもらう感謝の気持ちを込めて」と谷崎監督も快諾し、両校の部関係者に募金箱を回すことを決めたという。
募金箱を手渡した東福岡の水上彰太主将(3年)は「少しでも力になれば」と心配そうに話し、桐蔭学園の小倉順平主将(3年)は「息子さんに元気になってほしい」と願った。全国高校大会の決勝で初めて主審を務めた麻生さんは「いい選手ばかり」と目を細めた後、「両校とも力を出し切っていた。私としては両校優勝で良かったと思う」と胸をなでおろしていた。
募金額は8日現在1億4000万円を超え、麻生さんは渡航手続きが整い次第、渡米するという。募金は今後も「救う会」(092・672・4107)が続ける。【加藤敦久、野上哲】 .最終更新:1月9日(日)13時7分
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