リセイ、フキトブ

駐輪場所は玄関の中。
２台のロードバイクと、ほんの少しの空きスペースがあります。
理性的に考えれば、もう１台置くというのはイケません。
過去、私の乏しい理性の声を聞き、そのようにしておりました。

ところが。

３台目なる言葉を脳味噌にインプットした途端、理性の姿が
消えつつあります。
「置けるって、ぜったい」、「なんとかなるさ、１台くらい」。
物欲が、ささやくのです。
その声は日増しに大きくなり、理性を追いやって行きます。
「ここは辛抱」と自分に言い聞かせるのですが、手強い物欲は
根気づよく呪文を呟きます。

葛藤。
なんと心地良い状態でしょう。
物欲と理性のはざまで、ゆらりゆらりと揺れ動く心。
いや～っ、たまらんですなー。

「リセイ、フキトブ」。
そうなったら、おしまいです。
ポチッと注文をしてしまうでしょう。
このスリルが快感です。
だから、癖になっているのです。