びょうびょう。 身を切る冷たい風が、河川敷に吹く。 その中でスケッチブックを広げ、万年筆を動かす私。 どっから見ても、アホである。 千切れながら飛ばされて行く雲。 何層にも重なった様が面白く感じられ、自転車をとめた。 どんどん形を変えてしまう。 じっとしていて欲しいのであるが、雲は気ままだ。 カチンカチンになった体。 でも、心はホットなのであった。