20インチで刻む

どんよりした雲が、今日の空である。
時折、雨粒が落ちている。
青空があった昨日走れた事は、私にとって薬となった。
心が、軽くなったのである。

ミニベロは、20インチ以下のタイヤを持つ自転車である。
微笑ましい姿と裏腹に、かなりの実力を秘めている。
特に、スポーツモデルとなると。

快速で移動し、風景を鈍行で楽しむ。
このように20インチで刻むと、いつもの散歩道が味わい深いものとなる。
ある意味、懐石料理のようである。

止まっては、走る。
走っては、止まる。
こうした目的に、ミニベロが最適である。
他の追従を許さない存在なのだ。

私の脳裏に、20インチで刻む。
その「絵」は、鮮明に残るのである。