雲のシェード 月のランプ

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やっと読めたよ

2019-03-04 11:19:30 | 読書
単行書が発行された時点で読んだ彩雲国物語の真の完結編、
彩雲国秘抄 骸骨を乞う』 2012年3月
その後 発刊された角川文庫版には、『秘話 冬の華』 追加収録。
早々に文庫版上下巻を購入したものの、王のその後を描いたその一編を
読むのは色んな意味で切なくなかなか開く気になれずに居ました。
ここに至ってついに文庫版を最後まで読み切りました。



本編とは赴きの違う彩雲国秘抄。
原作本編では時折、はっちゃけ過ぎる所が気になっていましたが
そんな成分や描かれ方も健在なお話もあったけれど、
ドタバタしない彩雲国物語を全編こんな感じで読みたいと思ってしまいます。

単行本の『骸骨を乞う』まででは、散々な感じの扱いになってしまった感が拭えなかった「あのあたり」が補われ、読後感の良い作品の完成に。
しっかり補完する為に不可欠な95ページでした。


これを読む直前に、続・終物語 『こよみリバース』 の前半3話を観たのは
絶妙なタイミングだったように思います。
深みが増したと思うのは気のせいではないと確信します。
バナナフィッシュのDVD-boxを全巻予約済みの現状なので
続・終物語まで手を伸ばすのはちょっと思い切るのが大変でしたが、
購入を決めたこと間違っていなかったと胸を張れます。

この機会に、彩雲国物語の原作小説を読み返そうと思う今日この頃。
文庫版秘抄発刊から2年も経ってしまったけれど、たぶん今である必要があったのだろうと思うのです。









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