今朝は5時46分に目がさめた
生かされた今を 手を合わせて今日の一日が始まる
当時綴った思いを、この日は載せておきます
――――――――――――――
寒い朝
深い眠りのなか 何が起こったのだろう
布団にうずくまり とてつもない恐怖に怯えてた・・
部屋中のあらゆるものが 狙いを定めたように襲いかかる
「怪我ないか」「皆無事か」確かめる父の叫び声
握り締めた母の手のぬくもり 立ちつくす弟
飛び散ったガラスの横で 身を寄せ合った
夢であってほしい 人の命は儚くて
燃えさかる炎に ただ祈ることしかできなくて
とめどなく涙があふれた
忘れられない寒い朝
15秒の揺れが人々の営みを止めた
倒れた高速道路をよけながら 家までの道を歩いた
何もなかったように沈む夕日 自然の力をいやというほど感じた
「負けへんで」「みなで生き抜こう」
励ましの声は大きくて
復興のつちおと ポリタンクの水
見知らぬ人々も1つの家族になった
振り返らず進もう 人の命はたくましい
普通の日々のありがたさ 忘れていた
炊き出しの大きな鍋がうれしくて
白い息はいて 笑みがこぼれた
見上げれば桜のつぼみ
こんな年にも希望の春きっと…
忘れられない寒い朝
神戸の知人は、地震後、あちこち走りまわっていて、午後に自分の腕が折れているのに気が付いたと
知人の酒屋さんは、再建できずでした。
亡くなった方々のご冥福をお祈りします