2ちゃんげいむ

2ちゃんねるのなかからゲームの話題をピックアップ。・・・だったけど最近なんでもありになってきたブログ

アマゾンの?なレビュー

2006年05月23日 15時32分12秒 | Weblog
45 :ゲーム好き名無しさん :2006/03/11(土) 13:56:30 ID:???
GENJI

19 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

★☆☆☆☆ 怖い, 2005/7/18
レビュアー: zipless404 - レビューをすべて見る
清原のCMが怖い。
昔の清原のが好きです。

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ドクオ 

2006年05月23日 12時03分14秒 | Weblog
378 :優しい名無しさん :2006/05/23(火) 08:53:44 ID:MenS+xR2
('A`)「今日も一人、明日も一人・・・」

ドクオは考え込んでいた。

('A`)「一生一人なのかな、俺は・・・」

( ^ω^)ξ゜ー゜)ξ(´・ω・`)

昔の友達の顔が、瞼の裏に現れる。

そう、ドクオは死のうとしていた。

NEET、そして引きこもりの自分にけじめをつけようとなんとか生きて来たが
何もかもが如何でも良くなったドクオ。

('A`)「生きてても、いいことはない・・・」
('A`)「最後にカーチャンの手料理が食べたかった・・・」


~5年前~

J(‘ー`)し「ドク・・・オ・・・」

(;'A`)「がんばれ! カーチャンがんばれ!!」

J(‘ー`)し「カーチャンね、もう、駄目みたい・・・」

J(‘ー`)し「カーチャンのぶんも…たくまし…く……」

ピー・・・・・

・・・・・

('A`)「カーチャン、言いつけ、守れそうにもないよ・・・」

準備をするドクオ。
自殺の方法は決めていた。

>>電車飛び込み。
親戚にJRから大量の請求書が来る恐れが有るので却下。

>>飛び降り自殺。
下にいる人にでも当たったら大変。


そこで、樹海に向かって『餓死』だ。

樹海での死を選んだ人達の「美しい死に方」のイメージと現実の間には、
少なからぬギャップがある。

彼らは自らの死後の無惨な姿を客観的に想像し行為に及ぶのだろうか。
樹海の中で死ねば、肉体は鳥獣に食い散らかされ腐乱していく。

この様な事は少し想像すれば誰でも分かる事だ。
無論、ドクオにも例外なく分かっていた・・・。

だが、それで良いのだ。腐乱死体になって自分等消えてしまえば良い
ドクオはそう思っていたのだ・・・・。

昔、母ちゃんとキャンプに行って楽しかった
青木ヶ原の樹海で死ぬ事を既に決めていたドクオ。

('A`)「樹海で眠ったら……カーチャンに会えるかな……」

ドクオが今日を自殺日に決めたのも、
単なる偶然の様に見えるが、実は必然なのである。

と言うのは、今日が 05/15 月曜日だからである。

自殺者が多い曜日は月曜日である。これはブルーマンデーの影響があると見られる。
逆に少ない曜日は土曜日で、男女ともに同じ傾向である。

ドクオも、無意識の内に〝月曜病〟の影響を受けて実行を決意したので有ろう・・・。

('A`)「そーだ・・・ネット友達にも別れを告げなきゃ・・・。」

そー言って、自分が常駐している馴れ合い掲示板のスレッドに、

『今から死にに行く。お前ら世話になった』

と言った書き込みを残すドクオ。
リアルタイムで心配のレスが返って来る。

が、今のドクオには全てが事務的な偽善めいた事に見えるのだった・・・。

('A`)「何、心配したフリしてやがんだコイツ等・・・」

('A`)「ネットで出会った奴を本気で心配なんてする分けネーだろ・・・。」


気になっていた女性HNのレスが目に止まる・・・

『お 願 い 死なないで。帰って来て・・・』


('A`)「・・・・・・

('A`)「『君の為に帰って来るよ』・・・と」


ドクオは、心配させぬ為なのか騒ぎを大きくせぬためなのか知れないが、
そう書き残して、家を後にするので有った・・・。

もう、帰らぬつもりで・・・。

電車の中で、家族連れと同席になったドクオ。

子供が無邪気に暴れている

(,,・д・)「ブーーーーーーーン」

(,,゜Д゜)「ゴルァ!静かにしてろ」

(*゜ー゜)「ど、どーもすいませんね。」

('A`)「あ、い、いえ・・・」

('A`)「・・・(家族・・・か)」


(,,・д・)「・・・ちゃん・・・」

('A`)「え?」

(,,・д・)「お兄ちゃん、顔色悪いの?これあげるから元気出して?」

そー言ってドクオにハイチュウ(コーラ味)を差し出す子供。

('A`)「あ・ありがとう・・・いいんですかね?」

(*゜ー゜)「貰ってあげてくださいな。何かすいませんね。」

('A`)「あ、いえ・・・はい。」
(,,゜Д゜)「所で、一人旅か何かですか?」

('A`)「ええ・・・まあ、自分を見つめ直す旅って言うか・・・。」
(,,゜Д゜)「そーですか。若いとは財産ですね。何でも出来る。」

('A`)「・・・」
('A`)「(何でも・・・出来る・・・)



でも・・・もう遅いんだよ・・・

21年間生きて来て 何も良い事なんて無かったからな

家族連れは先に降りるようだ。

(,,・д・)「お兄ちゃん!!バイバイ!!」

('A`)「う・うん・・・。」

('A`)「あ、あの・・・。」


(,,・д・)「?」

('A`)「ハイチュウ・・・。ありがとうね。」

(,,・д・)「うん!」

・・・電車は、ドクオの目的地に付こうとしていた・・・。

近辺の歩道橋には

『命は親から頂いた大切なもの もう一度静かに両親や兄弟や子供のことを
 考えて見ましょう 独りで悩まず相談して下さい』

(実際に現地にはこう言った看板が実在する。)

と言った、自殺志願者に呼びかける偽善めいた看板を頻繁に見かける。


('A`)「さてと・・・。旅館は向こうか・・・。」

('A`)「(最後の晩餐・・・か)」


ドクオは、最後の一夜を昔よく母ちゃんと泊まりに来ていた旅館で過ごそうと決意していたのだ。

その時、1人の老人が目に止まる。

/ ,' 3「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

重そうな荷物を持って苦しそうだ。

('A`)「あ、だ・大丈夫ですか。家はお近くですか・・・?良かったら持って行きます。」

('A`)「・・・?」

/ ,'3「あ、どうもすいませんね。お願いしていいですか。」

('A`)「あ、は・・・はい。」

('A`)「(この人、目が不自由なんだ・・・)」


/ ,' 3「助かりました。まあお礼に上がってお茶でも。」

('A`)「あ、いえ・・・急いでますので・・・」

/ ,' 3「まあまあそう言わず・・・」

('A`)「え、あ・・・はい・・・」

断りきれない性格のドクオ・・・。

家に上がるドクオ。

('A`)「1人暮らしでらっしゃるんですか・・・?」

/ ,' 3「ええ・・・馬鹿息子がいたんですけど・・・」

/ ,'3「去年の春に、自ら命を絶ってしまいましたわ・・・。」

('A`)「!!」

('A`)「そ・そーなんですか・・・」

('A`)「あ、あの・・・」


/ ,' 3「?」

('A`)「こんな事聞いちゃいけないと思いますけど・・・」
   
('A`)「息子さんが亡くなられた時、勿論悲しかったですよね?」


/ ,' 3「ええ、もちろんです。」

ドクオは、何故こんな当たり前の事を聞いてるのか自分でも分からなかった

/ ,'3「自殺する者は、残った者の事などお構いなしですよ。」
    
/ ,'3「残った者の悲しみなど・・・身勝手に死ぬのですよ。」

('A`)「じゃ、じゃあ・・・あの」
/ ,' 3「はい」

('A`)「死んでも、悲しむ人がいない人は・・・」

('A`)「悲しむ人がいない人は・・・自殺しても問題ないって事ですよね?」


/ ,' 3「ふむ・・・。それは私には分かりかねませんが」

('A`)「・・・」
/ ,' 3「少なくても、貴方が死ねば私は悲しみますよ。」
  
('A`)「!!」

/ ,' 3「それでは駄目でしょうか?」

('A`)「え・・・!?」

老人は、全てを見通してる感じで有ったと言う。

ドクオは戸惑いながら、老人宅を後にする。

旅館に着き、手続きを終わり部屋に入るドクオ。

('A`)「懐かしいな・・・」
('A`)「・・・」


ドクオはふと気になって、例の馴れ合い掲示板へ携帯から繋ぐ。

すると・・・。こんな書き込みが・・・

『592 :○○○:2006/05/08(月) 21:51:39 ID:???

私は信じてる・・・。○○(ドクオのHN)は私の為に帰って来るって言ったもん。
自惚れでも良い。私は信じて待ってる・・・。


('A`)「・・・」

('A`)「何が・・・。信じて待ってるだ・・・。」

('A`)「俺の事を信じてる奴なんて・・・。」

('A`)「俺が死んで悲しむ人なんていないんだ」


ドクオの精神状態はもはや普通では無かったのだ。
真意の程はともかく、人の誠意や厚意が素直に受け取れないのだ。

電車での家族連れの事も、あの老人の言葉も既に忘れているのだろうか。


('A`)「降りて・・・。飯を食うか」

ドクオは食事の為下へと降りていく。
〝最後の晩餐〟を終え風呂に入り眠りに付くドクオ。

その夜、ドクオは夢を見た・・・


J(‘ー`)し「ドクオ、ピーマン残すんじゃ有りません。」

('A`)「だって嫌いなんだよー・・・。」

J(‘ー`)し「ピーマンだって、ドクオに嫌われる為に生まれて来た分けじゃないのよ。」

('A`)「・・・」

J(‘ー`)し「ドクオに嫌われてたら、ピーマンも悲しいと思うわよ・・・。」

('A`)「俺・・・食べるよ。」

J(‘ー`)し「ドクオ、偉いわね。」


娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を
持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。

///////ww   w  ww
//////w ww        J('ー`)し
/////w w ww. ('∀`)  □ノ(  )
////w w  w   ( ヘヘ    ||
///w  ww ww  w



給料をもらった次の日曜日にはクリームパンとコーラを
買ってくれた


         J('ー`)し         ワーイ コーラダ
          ( )ヽ□ ヽ('∀`)ノ クリームパンダ
          ||      (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらって
きた

       J('∀`)し
        (ヽロロ   ヽ('∀`)/
        ||      (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

俺は生れて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつも
より少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。


   J('∀`)し
t─┐ノ( ノ)        ヾ('∀`)ノロロ
  │■| |       .  (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に
止められた

──┐
   │                _[係]
   │   J(;'Д`)し       (`Д´ )
   │     (  )\('д`) ロロヾ(  ) 
   │     ||  (_ _)ヾ    / └ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。
チケット売り場で1人1000円ずつ払ってチケットを
買わなければいけないと言われた。

──┐
   │                _[係]
   │   J( ;'A`)し       (`Д´ )
   │     (  )\( 'A`) ロロヾ(  ) 
   │     ||  (_ _)ヾ     ||


そんな母が亡くなったのは5年前だ。
死ぬ前に1度だけ目を覚まし思い出したように
「野球、ごめんね カーチャンのぶんも…たくまし…く……」
 と言った。

                 ('A` )
         J('A`)し    (  )
      /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ  ||
     // ̄ ̄ ̄フ /
   / (___/ /
   (______ノ

俺は 「楽しかったよ」 と言おうとしたが、
最後までその一言は声にならなかった

                 ('ー`;;)
         J('A`)し    (  )
      /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ  ||
     // ̄ ̄ ̄フ /
   / (___/ /
   (______ノ


~翌朝~・・・

('A` )「夢か・・・」

('A` )「母ちゃん・・・。」

('A`)「ごめんね・・・。俺も、もうすぐそっちに行くからね。会えるからね・・・」


手続きを終え、この旅の最終目的地の樹海へと向かうドクオで有った・・・。



入り口へと付いたドクオ。

入り口には、何かのノートが置いてある


『地獄に行く前に読んでください』と書いてある

(現地に実在する)

('A` )「・・・何処まで偽善めいてるんだ・・・この世の中は・・・」

('A` )「・・・」


だが、ふとドクオの脳裏に色んな人が過ぎる・・・。


J(‘ー`)し「カーチャンのぶんも…たくまし…く……」


『『お 願 い 死なないで。帰って来て・・・』



(,,゜Д゜)「そーですか。若いとは財産ですね。何でも出来る。」

(,,・д・)「お兄ちゃん、顔色悪いの?これあげるから元気出して?」

/ ,' 3「少なくても、貴方が死ねば私は悲しみますよ。
    それでは駄目でしょうか?」

('A` )「俺は・・・俺は・・・」

('A` )「俺は・・・」


この日 ドクオは 自殺した 


そう 彼は、樹海で死んだのだ。


今までの 彼は・・・死んだのだ・・・




ー終わりー


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