いとうゆたか活動報告

一般質問(令和3年9月15日(水))

 令和3年9月15日(水)、13時30分より飛島村役場3F議会議場にて一般質問が行われました。

 質問者は8名で、私は5番目に一般質問をさせていただきました。

<一般質問①「デジタル教育の問題点」>
 コロナ禍の中、菅(すが)政権は「デジタル化」を推進し、人間の活動は対面からオンラインへと移行する既定路線が進んでいます。そのような中で、予想以上の大きな変化が起きているのが「学校教育」です。教育のデジタル化は、子供たち、日本の将来に大きな影響を及ぼしていくのではないかと思っております。
 文部科学省の「GIGAスクール構想」に基づき、小・中学生に「一人一台」のタブレット端末の配布がほぼ終了しました。さらに、「デジタル教科書」導入の動きも進んでいますが、「デジタル教科書有識者会議」では、次の小学校用教科書の改訂時期となる、2024年の本格導入を求める中間発表をしています。
 しかし、こうした教育現場のデジタル化の動きが、子供の「学力」を真に上げるのかどうか、警鐘を鳴らす声も増えてきています。一人に一台のタブレットが実現すれば、視力の低下もありますが、学習内容の理解度が下がる可能性が指摘されています。児童・生徒がICT機器で何でもすぐにインターネットで調べられるようになることから、考える力や想像力の低下、読書量の減少などを懸念する声もあります。
 そこで、「教育のデジタル化」により危惧される点について、本村ではどのように考え、対策を打っていくのか伺います。また、本年4月からはじまった飛島学園におけるICT教育の進捗状況、ICT教育を進めていく中で、本村の子供たちにどのように育ってほしいのか村長のお考えを伺います。

<村長答弁①>
 伊藤豊議員ご質問の「教育デジタル化の問題点」についてでございますが、ご指摘の「学力の低下」については、今年度に全国でデジタル教科書を希望した地域で、教育効果や健康面への影響を含めた実証事業を行っていますので、その結果を参考にして対応を考えていきます。また、「視力の低下」については、タブレット使用時の目と画面の距離など、使用する際の健康に関する留意事項をまとめ、常に指導を行ってまいります。また「スマホ依存症」についても、脳の病気として長時間の使用による弊害が指摘されていますので、教諭が学級活動や保健の授業で指導し、保護者にも周知を行ってまいります。
 ICT教育の進捗状況については、3月から、基本操作の学習を始め、現在は、各教科・総合的な学習の時間や特別活動で活用されています。また特に力を入れている部分としましては、毎朝、「こころの天気」というアプリを活用しまして、心の健康状態を入力する等、生徒全員が気軽にタブレットを使用できる環境を整えています。
 具体的な事例を挙げると、6年生の総合的な学習、後期課程における音楽の授業、2年生がイーライブラリというアプリを使ったドリル学習等、意欲的に取り組み、子どもたちの頑張っている姿が学園の中で見受けられました。タブレットやICT機器が、様々な形で利活用され、少しずつ学園の教育活動にとけこんでいる様子がうかがわれます。
 最後に、私自身、ICT教育により本村の子どもたちがグローバル化やデジタル化に対応でき、同時に、人として、思いやりや協調性を兼ね備えた人間に育ってほしいと願っています。

<一般質問②「コロナ禍おける行事中止・延期について」>
 昨年より新型コロナ・ウィルス感染症対策の影響で、夏祭り、村民体育祭、中学生の海外派遣事業、その他、数多くの行事が中止・延期されてきました。
「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」でやむを得ないのは承知しておりますが、行事を楽しみにしている村民にとっては、思い出がつくれず、とても残念な気持ちでコロナ禍の中を生きています。できるだけ行事ができる方向で最大限の努力をしている姿勢を村民に示していただきたいですし、やむを得ず中止・延期となっても、村民が納得できる、丁寧な説明をお願いしたいと思っております。
 そこで、本村における行事中止・延期をどのように考えているのか、これまでの主な対応事例と今後どのように対応するかについて伺います。

<村長答弁②>
 「コロナ禍における行事中止・延期について」でございますが、行事の開催可否については、国や県の通達やガイドラインおよび飛島村新型コロナウイルス感染症対策指針により、行事ごとに関係者、主催者と協議し、開催の可否を決定しております。
 参加者が多数となり感染対策ができないため中止決定した行事は、「夏まつり」や「村民体育祭」、緊急事態措置として高齢者への感染拡大を防止するため「敬老会」を中止させていただきました。また中学生の海外派遣事業は、海外に渡航できない状況が続いていたため、代替事業として国内での英語研修を実施させていただきました。
 現在、開催準備をしている「ふるさとフェスタ」は、参加者の密を避けるため規模縮小して計画を進めております。
 これからもガイドラインや指針に照らして関係者で協議、検討し、適切な判断をしていきたいと思います。その決定については、広報「とびしま」や公式ホームページを通じて周知をさせていただきます。

※詳細は、後日、飛島村ホームページhttps://www.vill.tobishima.aichi.jpでご確認ください。 






名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る