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オッサンの喫煙所(現在非喫煙者)

オッサンの独り言〜オッサン世代が長年、勘違いしていた事


オッサン相変わらず週末は、漫画喫茶でYouTubeを観ながら過ごしてるんやけど…




前に【BABYMETAL】や【BAND-MAID】、【LOVEBITES】といったメタル系アーティストのリアクション映像の事を書いたんやけど、メタル系以外でも日本のアーティストのMVのリアクション映像は多いんだわ




例えば【Yoasobi】、【official髭男disum】、【King Gnu】、【米津玄師】を始めとする、日本でも人気の高いアーティストは海外でも人気だわ




オッサンの時代には、海外からは無視されてきた日本の音楽が何故、今、受け入れられとるんやろ…?と考えてたんやけど、オッサン世代が持つ大きな勘違いに気付いたんだわ







オッサンが中学~高校の頃、世間では、ピンクレディーが大人気だったわ




レコードを出せば毎回1位で、ミリオンセラーも連発しとった国民的アイドルだったわ




国内には敵無しになったピンクレディーは、アメリカに進出したんだわな




そんで、英語の歌詞で歌ったシングル盤、「KISS IN THE DARK」がアメリカでリリースされたんだわ




この曲は全米ビルボードのシングルチャート「Hot 100」で37位にランクインしたんだわ




しかし、当時日本では毎回首位が当たり前だったピンクレディーが37位、ちゅーのは惨敗、と日本のファンは受け止めたんだわ




2016年に【BABYMETAL】の「METAL RESISTANCE」が全米ビルボードのアルバム総合チャートで39位にランクインした時は快挙だとニュースになったもんやけどな




結局、ピンクレディーのアメリカ進出は中途半端なまんまで終わったわ




それからも【矢沢永吉】や【松田聖子】、【ドリカム】、【PUFFY】、【幸田来未】、【宇多田ひかる】、【布袋寅泰】、【XJAPAN】、【久保田利伸】等、日本を代表する名だたるアーティスト達がアメリカ進出を試みるんやけど、撃沈されるパターンばかりだったわ




そんで、いつしか海外進出しようとするアーティストやバンドは居なくなってきたんだわ




日本の音楽市場は世界第二位で、世界の音楽市場全体の5分の1を占めてるとも言われてたわ




やから、わざわざ巨額な金をかけて海外進出しなくても、国内で売れてればいい、ちゅー考えのレコード会社ばかりになってきたんだわ




何故、海外では日本のバンド、アーティストは売れないのか…




それは、日本の音楽レベルが低いから




と当時は多くの音楽ファンが思ってた事だと思うんだわ




メタル系バンドに関して言えば、欧米のバンドは一流で日本のバンドは二流、三流、みたいな風潮があったわ




確かに、本場のメタルバンドのメンバーは見た目、背が高く体格も良く、足も長いし長髪が似合ってたわ




当然の事ながら英語の歌詞で歌っとるのもカッコ良かったわ




そんなバンドが野外フェスで何万人もの前で演奏しとるシーンとか目にしたりすると、スゲー!!と思ったもんだわ




そんで日本にもメタルバンドが現れ、本場のメタラー達のようなファッションで、似たような格好をするんやけど、日本人だと、貧弱で痩せてるし背も低いわ




顔立ちも欧米系ではなく、見た目では全然勝てなかったわ




その見た目だけで日本のメタルは二流、三流、と決めつけられとったように思うわ




確かに、見た目は大事だとは思うわ




欧米のメタルバンドのメンバーは狼みたいなイメージやけど日本のメタルバンドのメンバーは痩せ犬みたいだったわ




やから、当時の日本のメタルファンの大半は欧米のバンド推しで、日本のメタルバンドを見下してた感があったわ




じゃあ、日本のメタルバンドの演奏、音楽もレベルが低かったのか、ちゅーとオッサンは、そうは思わんわ




メタル以前の日本のハードロックバンド…【フラワー・トラベリング・バンド】、【外道】【コンディション・グリーン】【紫】等、その時代の欧米のハードロックバンドと比べても、ひけを取らないレベルだったと思うし、初期の【BOW WOW】は、世界レベルだったと今は思うわ




日本のメタル全盛期の【LOUDNESS】は当然の事ながら、【EARTH SHEAKER】【44MAGNUM】【XーRAY】【SABBRABELLS】【ANTHEM】【FLAT BACKER】等も音楽的には欧米には負けとらんかったと思うわ




【BABYMETAL】が海外進出した時に、海外メディアは神バンドの事を「恐ろしいほど演奏が上手いバックバンド」と報じたんだわ




当時、神バンドのメンバーは、特に日本を代表するミュージシャン、ちゅー訳ではなく、それぐらいのレベルのミュージシャンなら国内に幾らでも居るやろ、ちゅー感じだったわ




神バンドのメンバーが誰なのかを知った時、殆んどのファンは、「誰?」と思ったんやないかな




そんな、ほぼ無名なミュージシャンでも海外では高く評価されたんだわな





それぐらい、日本のミュージシャンのレベルは高かったんだわな




じゃあ、なぜ80~90年代に海外(欧米)では【LOUDNESS】ぐらいしか評価されなかったのか




それは、評価する以前に、日本の音楽を聴く人が殆んど居なかったから、だわな




アメリカ人は特に自国のアーティストの曲しか聴かない人が殆んどらしいわ




やからレコード店で日本のバンドのレコードは売ってなかったやろし、英語じゃない歌詞、又はカタコトの英語で歌ってるバンドには興味が無かったんやろな




しかし、今はネットが普及し海外の音楽ファンは日本のアーティストの曲をYouTubeで観聴きできるようになり、その結果、日本のアーティストがどんどん「発見」されていっとるんやないかな




例えば、日本の80年代の「シティ・ポップ」は今、アメリカでは静かなブームになっとるみたいやしな




それに、欧米の人達は小さい頃からアニメの主題歌で聴き慣れとる日本語の曲に対しての違和感は無いと思うんだわ




やから、【きゃりーぱみゅぱみゅ】が日本語の歌詞で歌って欧米で人気になったのは、日本語の歌詞だったから受け入れられたんやないかな、とも思うんだわ




今は日本人が洋楽を聴くように、欧米の人達も日本の音楽を聴けるよう変わっていっとるんやないかな








昔は、近鉄の野茂英雄が大リーグのドジャースに移籍した時は初先発試合をTV中継したほど騒がれたし、サッカーの中田英寿がイタリアのペルージャに移籍した時も騒がれたもんやけど、今では、大リーグの大谷翔平やテニスの大坂なおみ、バスケの八村塁、ゴルフの松山英樹、他、卓球やバドミントン、スノボに至るまで日本人が世界でトップアスリートとして知られるようになったわ




やから、オッサン世代念願の、世界で頂点に立つ日本人バンドが現れるのも、そう遠くないやろな
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