テレビドラマのサスペンスシリーズ、私は結構好きである。あっと驚くトリックや意外な犯人も勿論見応えがあるのだが、無理のあるあらすじやミスキャスティングでもそこそこ、いや、かなり楽しむことが出来る。
その理由について、あまり真剣に考えた事はなかったのだが、少し前に気が付いた。
擬似旅行なのである。
ミステリーなどの舞台は観光名所が多い。
私は福島から目的地までの数時間、西村京太郎の導くままに主人公(通産省の役人や芸能事務所の社長さん、私みたいな普通のサラリーマン)と一緒に北海道に行き、京都のグランドホテルに宿泊し、宇野から高松への連絡船に乗った。
旅にはミステリー短編集が合う。
私が今回ついつい手に取った本の背表紙にも納得した。
さて、目的地に到着した。
ソニーのヘッドホンからザ・ウィークエンドがblinding Lightsが流れてきた。