日々是好日なり

写真と言葉で綴る〜自分らしい暮らし〜

介護タクシー サンリッチ小金原 その14

2016-12-31 22:52:39 | 日記
今日は大晦日。今年最後のお客様は50歳男性、手足に障害のある方で、病院への送迎でした。車イス生活で一人暮らし。ヘルパーの援助なしには生活できないとのこと。泌尿器科に通い、腎臓の障害を薬でカバーしているとか。とても明るく、元気な声でお話をするので、何か元気を貰っているような気になります。辛いことが多いだろうにと思うが、それがもう当たり前のことなのだろうか。とは言え「強い方だ」と感心する。お互いに「良いお年を」と言って別れました。

人生とは その5

2016-12-08 21:37:39 | 日記
父が11月28日永眠した。享年91才。大正14年生まれで、太平洋戦争ではシベリアに居た。戦後の食料難を経験し、夕張で炭鉱に勤め結婚した。落盤事故で友を失いながらも、55才で無事に定年を迎えた。その後63才で私の家に来て同居を始めた。こちらでは、老人会会長を務め、ゲートボールに励んでいた。71才の時に脳梗塞で倒れ、右麻痺で車イス生活となり、最後の2年間は老健施設の世話になった。そして、遂に食事が取れなくなり眠るように息を引き取った。果たして父は幸せだったろうかと考える。困難な境遇は多々あった。その中で、父は何時も前向きであった。人生、如何に生きていくかが大事だと思う。自分の生き様に満足していれば幸せではなかろうか。父の満足感は高かったと思う。ましてや大往生で安らかな寝顔である。