羊の品種では英国でかなり細かく管理されてるみたいです。
もし自分が飼える機会があるならサフォークが良いかと思っていましたがこれらも中々面白いです。
読み込むと多彩な個性が楽しいです。
羊の品種1、「デーヴォン・アンド・コンウォール・ロングウール」メイン種 クラス 光沢・長毛種
分布 イングランドのデーヴォンシャー、コーンウォール、サマーセット
ウール 太さ32~40番手 長さ20~25cm 産毛量8~9kg
メスの平均体重100kg。サウス・デーヴォンとデーヴォン・ロングウールの交雑。
羊の品種2、「ドーセット・ホーン」メイン種 クラス 短毛種 ダウン種
分布 イングランドのサウスドーセッド、サマーセット、ワイト島、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、南アフリカ
ウール 太さ54~58番手 長さ8~10cm 産毛量2,25~3kg
年2回出産有、2年に3回出産可能、双子も多い(二年に六匹?)。 交配シーズンの期間が長い、ポートランドとスパニッシュ・メリノーの交雑掛け合わせ。
羊の品種3、「ハンプシャー・ダウン」メイン種 クラス 肉・毛両用 ダウン種 短毛種
分布 英国をはじめヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アメリカ、ロシア大陸と広範囲に及ぶ
ウール 太さ56~60番手 長さ5~10cm 産毛量2,5~4,5kg雌 6,7kg雄
改良は肉に重点、早熟で骨が細く肉付き良く脂肪少ない、肉腫として最高。穀類、根菜類、牧草どの様な飼料でも可、あらゆる気候に順応出来る。
オールド・ウイルトンシャーとバークシャー・ノットの交雑。有機農業の担い手。
羊の品種4、「ジェイコブ」 メイン種 クラス 肉・毛両用(ミディアム)
分布 英国各地
ウール 太さ44~56番手 長さ8~15cm 産毛量2~3kg
多角種2、4、6本角 まだら スペイン系、ヘブリディーン由来?
羊の品種5、「ロンク」 メイン種 クラス 肉・毛両用 山岳・丘陵種(マウンテン・ヒル・ブリード) 山岳・荒野湿原種(マウンテン・ムーアランド・ブリード)
分布 英国ペナイン丘陵の中央から南部
ウール 太さ44~56番手 長さ10~15cm 産毛量 2,2~3,5kg雌
荒野にも湿原にも強い。ムーアランド←「ジェーン・エア」「嵐が丘」スコティシュ・ブラックフェイスと僅かに血縁
羊の品種6、「サフォーク」 メイン種 クラス 肉・毛両用 短毛種・ダウン種
分布 英国を始めとして日本を含む全大陸
ウール 太さ54~58番手 長さ8~10cm 産毛量 2,5~3kg
日本最多飼育羊 肉用として優秀、ただし能力を出せる整った環境が必要。ノフォーク・ホーン・シープとサウスダウンの交雑
羊の品種7、「ヘブリディーン」 マイノリティ種 クラス 山岳丘陵種 短尾種 多角種 雄有角・雌無角
分布 英国
ウール 太さ48~50番手 長さ5~15cm 産毛量1,5~2,25kg
多角種2、4、6本角 アイスランドやスカンディナビア系
羊の品種8、「オックスフォード・ダウン」 マイノリティ種 クラス 短毛種 無角種
分布 イングランド中部に始まり、スコットランド、さらに世界中に分布、近年ニュージーランド、オランダに多い
ウール 太さ50~56番手 長さ10~15cm 産毛量4,5~5,5kg
マトンもウールも評価高し、雄とボーダーレスターやスコティシュ・ハーフレッドの掛け合せで大きな仔羊が得られるとスコットランドで評判。コッツウォルドとサウスダウンやハンプシャーの掛け合せ。かつて穀物生産に寄与。
羊の品種9、「ボールウェン」 レア種 クラス 山岳・丘陵種 雄有角・雌無角
分布 英国ウェールズ地方
ウール 太さ36~48番手 長さ10~15cm 産毛量1,5~2kg
?ほぼ人の手が加わっていない種。1994年に認定、ウェルシュ・マウンテン種に属す。
羊の品種10、「マンクス・ロフタン」 レア種 クラス 毛・肉両用 山岳・丘陵種
分布 英国マン島及び英国各地 日本
ウール 太さ44~54番手 長さ7~10cm 産毛量1,5~2kg
多角種2、4、6本角 アイスランドやスカンディナビア系 現代雄40kg、昔3歳平均9kg、最高14kg、ミルク豊富。
羊の品種11、「ノフォーク・ホーン」 レア種 クラス 肉・毛両用 短毛種 ダウン種
分布 英国の研究牧場、日本
ウール 太さ54~56番手 長さ7~10cm 産毛量1,5~2kg
かなり古く新石器時代?サフォークの元の一つ。ジャンプ力が強く野生的で人の管理を嫌いすぐ森林に戻る。
羊の品種12、「ノース・ローノルドセイ」 レア種 クラス 毛・肉両用 山岳・丘陵種
分布 ノース・ローノルドセイ島、リンガ・ホルム島、英国本島にわずか
ウール 太さ50~56番手 長さ4~8cm 産毛量1~2kg
ほぼ海草を食べる。シュトランドの血をひく。
羊の品種13、「サウスダウン」 レア種 クラス 肉・毛両用 ダウン種 短毛種
分布 英国の南東部、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、ヨーロッパ各国
ウール 太さ56~60番手 長さ5~7cm 産毛量 1,5~2,3kg
サフォークの元の一つ。世界で最も古い肉用種。
羊の品種14、「ティーズウォーター」 レア種 クラス 白頭・無角種 長毛種
分布 イングランド北部のダラム州
ウール 太さ40~46番手 長さ15~30cm 産毛種3,5~7kg
極めて多産家、2歳の雌が1772年に4つ子、73年に5つ子、74年に双子そして75年に5つ子、続く2年は双子。6年間に20頭の記録を持つ、出産平均率250%(英国平均170%)。
丈夫で活発、敏捷性に富み従順で扱い易かった、体は大きく古代種の特徴を残す。昔の種はオールド・ティーズウォーターと分けて言う。
「ハードウィック」 メイン種 肉毛両用
厳しい英国湖水地方で一頭の雌が18年生き続け33頭の仔を全頭育てた。
雪に埋もれて97中95頭無事。
「ウエンズレイデール」 レア種 交配用・肉腫 長毛種
多産性と仔羊の育成が早い。
「セントラル・チェッキング」→ケンプやヘアーの皮膚組織をウールに変える能力を持つ。
さて、「ひつじにあいたい」山と渓谷社 で挙げられてる日本で飼われている品種は、コリデールやメリノからサフォークに変遷して。
◎サフォーク 羊毛は弾力がある。
コリデール ニュージーランド原産、メリノにリンカーン、レスター、ロムニー等を交配して作られました。海外では雨が降る場所で飼育されて、日本の気象にも適しています。
チェビオット 世界各地で飼われています。羊毛は張りと弾力があり服飾に利用。
ポールドーセット 英国のドーセットを改良して角をなくした。 繁殖期間の長さをラム肉の提供期間を長くする事が出来る。
◎ジャコブ 古く、多角種。
◎マンクス・ロフタン マン島原産の希少種、多角種。
◎サウスダウン 羊毛は弾力あり、様々な多用途、良質の肉と早熟を見込まれ多くの品種の元。
フライスランド オランダの同地方原産。子沢山の子育て上手で乳の多い乳用種。
ドライズデール ニュージーランドで作られた。ラグやマットに向いている。
「最新畜産学」朝倉書店 での挙げられた品種は。
オーストラリアンメリノー
コリデール
ロムニーマーシュ
サウスダウン
シューロップシャーダウン