先日、都会の大きな公園を
のんびり散歩した。
日が差したり、曇ったりの
日だった。
この公園は地域猫を数匹
見ることが出来た。
しかし、わが田舎の公園の
猫とは違い無防備に人間を
信用しきっている。
近寄ってきて甘えている。
小動物が好きなたちの
私はナデナデしてカワイカワイなど
ついしてしまって、反省している。
都会にも田舎にも怖い人間が
いるからね。
人間を信用しないほうがいいよ
と猫の言葉が解れば教えたい。
そう、思いながら、立ち去ろうとした時
ふたり連れの初老の男性の一人が
その男性の足元に近づいた猫を
蹴ろうとした。
私はその男性をじっと見据えた。
「ふん、チンピラが」と足を引っ込めて
私の横を歩いて去ろうとしていた。
怒りがおさまらない。
持っていた傘でその男性の頸椎を
後ろから突き刺してやりたい衝動
に駆られた事を懺悔する。
それをやったら私は犯罪者。
次からは、スマホをすぐに
動画モードに出来るように
ストラップをつけ、
首からスマホを垂らして
散歩するようにしよう。
虐待の現場の動画をとって虐待者を
ネットに晒してやる事とする。
その男性はキャップを被っていた。
男性はキャップを被ると人物の特定が
出来にくいのが難点だけど。
けれど、私が危険人物なのだろうかとふと
考える春の日。