だが、ある日、酒についていろいろ考えさせられることがあった。
昔、昭和の時代、父親世代は貧しくてそうそう、酒に浸ることも出来なかっただろう。特別な日に大酒飲みに変身し、普段は1、2合晩酌するのが関の山だったらしい。だからからか、酒についての武勇伝はあまり聞かなかった。
ところが、親類のM氏が数年前から、どうも様子がおかしいと風の噂が聞こえてきた。酒を飲んで大声を出したり、ふらふらと歩き回ったり、二日酔いで仕事に行く事もできず大変な様子。
そうこうしている内に依存症の治療を受けているとの情報が。
同じ酒好きでも同じ量飲んだと仮定して依存症になる人とそうならない人とどんな違いがあるのだろうか?
依存症は大変な病気だ。私はみんなの集まりがあるいわゆる宴会の時だけ、ビールをコップ1、2杯を嗜む決意をしたのだった。