私は昔はとても朗らかな性格であったと思う。いつも人を笑わせるのが好きで、あだ名をつけるのが得意だった。その私が何時からこんな暗い性格に変わったのか全く分からない。だから、昔の私を知る人はあんなに面白いことばかり言っていたのに何時から変わってしまったのか不思議がる。
自分でも、それが一番悔しい。今のように困ったことがあっても笑いにごまかして、通り過ぎることが出来たのに、今では、世の中に私ほど不幸な人間はいないと思ってしまう。いつも最悪な事ばかり思い、出口のないトンネルをぐるぐる回っている。
誰にも話さず、一人頭の中で想像していると、悲しみはどんどん大きくなり、私はつぶれてしまいそうになる。ため息ばかりついてついている私をじっと見ているクッキーも悲しそうな眼をしている。クッキーのためにも、もう少し明るくなろう。
5月5日
今日はネットフレンドからお誕生日の花が送られてきてびっくりする。去年も送って下さったけれど、今年も又同じように、母親ほど年の違う私のために遠くから心を込めた贈り物、今年の私の誕生日は最悪だった。鬱になってしまいそうな毎日なのに、彼女はそんなときは、クッキー連れて散歩に行きなさいとアドバイスしてくれる。
ネット上で知り合った私のために本音でお付き合いしてくださるなんて感謝の気持ちで答えなければと思っている。