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保守政治家からCIAエージェントへ



このビデオは何回も出しているのですがここに語られている短いメッセージが全てを表しています

国体と政体

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/1203.html

『日本では元首として国を代表する地位にある者は「国体」と呼ばれた。国体とは権威であり、それは「三種の神器」を有する一人の皇統である。これに対して、政治を行う体制は「政体」であり、現在の皇室がこれに当たる。近代国家としての日本国の不幸の原因―それはすべて、国体と政体を正しく判別せず、偽りをもって政体を国体のごとくなしたことによる』~明治以来の天皇家は国体ではないのです

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=qGqTRq8d0lA
J&p=%E9%B9%BF%E5%9C%B0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB&u=www.waseda.jp%2Fprj-m20th%2Fyamamoto%2Fkatote.doc

関連記事;壊される日本~馬野周二

http://angel.ap.teacup.com/applet/gamenotatsujin/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%94n%96%EC%8E%FC%93%F1&inside=1&x=0&y=0

冷戦は八百長だった

http://www.yamamotomasaki.com/archives/1725

全てのテロも八百長?

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/39.html

全く関係ないようである話~これも八百長といえばそうだな

回転ずしの秘密~近所で客寄せ広告がありました。まぐろ一皿 穴子一皿 いくら一皿無料=赤まんぼう ウミヘビ 人工いくらかも.....でもこれは安いお店の話でこの店は高いお店

http://matome.naver.jp/odai/2133554454846832501?&page=1

2010/3/12(金) 早稲田大学20世紀メディア研究所第1回特別研究会

保守政治家からCIAエージェントへ

米国国立公文書館所蔵CIA・MIS作成日本人個人Nameファイルから

                 加藤哲郎(一橋大学)

1 2007/1米国国立公文書館NARAナチス・日本帝国戦犯資料機密解除の意義

●清水正義「ナチ戦争犯罪情報公開法の成立について」

http://www.geocities.jp/dasheili
gewasser/others/OnNaziWarCriminalAct.htm

アメリカ議会は1998/10/8ナチ戦争犯罪情報公開法に(Nazi War Crimes Disclosure Act,
ナチ情報公開法)を、次いで2000/12/27に日本帝国政府情報公開法(Japanese Imperial Government Disclosure Act)を制定した。前者はナチ戦争犯罪に関して合衆国政府機関が保管する機密扱い記録の機密解除と公開を、同様に後者は戦前日本政府・軍の戦争犯罪に関する機密扱い記録の機密解除と公開を主旨としたものである。両者はほぼ同一内容であり、後者は前者の執行過程で前者を補完するものとして制定された。……ナチ情報公開法は、アメリカ政府機関が所有するナチ関係記録で現在なお機密扱いされているものについて、なるべく広範に機密解除をするべくしかるべき機関が三年間の期間限定で記録調査、目録作成、機密解除指定等を行うことを定めている。

● ナチス・ドイツ中心、日本関係も120万頁中1割だが10万頁以上、731部隊石井四郎細菌戦関係は特別ファイル

● Nameファイル、Subject ファイル、Business ファイル、2007/1 公開記者会見

● インターネット上でファイル名・個人名まで公開されているが、ファイル閲覧はワシントンDC=NARAでのみ

http://www.fas.org/sgp/library/iwgreport02.html

http://www.archives.gov/press/press-releases/2007/nr07-47.html

http://www.archives.gov/iwg/japanese-war-crimes/

http://www.archives.gov/iwg/declassified-records/rg-263-cia-records/

管理人注:ワルトハイム元国連事務総長もナチだった~これで国連の意味が解るでしょ

http://www.archives.gov/iwg/declassified-records/rg-263-cia-records/historical-analysis-by-breitman.pdf

2, 公開された戦略情報局OSS/中央情報局CIA資料と陸軍情報部G2=MIS Army Staff/CIC資料

● FBI個人ファイル(RG65) 『同胞』編集長藤井周而・賀川豊彦関係豊富、ドイツ人・日本人出入国記録など

● CIA個人ファイル(RG263) 第一次・第二次リリース(昭和天皇裕仁・岸信介など重要部分非公開)

http://www.archives.gov/iwg/declassified-records/rg-263-cia-records/rg-263-report.html?template=print

http://www.abc.net.au/news/newsitems/200508/s1437314.htm (独=ゲーレン3+7、バルビー7+4、ヒトラー3+4)

・第一次公開788人(日本人名は土肥原賢二、今村均、石井四郎、大川周明の4人のみ)。圧倒的多数のアルファベット順ドイツ人名中に日本人名を見つける手作業(Hitlerの直前にHirohito.Higashikuni)。

・第二次公開約1100人(日本人らしい名前は、秋山浩、有末精三、麻生達男、福見秀雄、五島慶太、服部卓四郎2冊,東久邇稔彦、昭和天皇裕仁、今村均、石井四郎、賀屋興宣、岸信介、児玉誉士夫2冊,小宮義孝、久原房之助、前田稔、野村吉三郎、緒方竹虎5冊,大川周明、小野寺信2冊,笹川良一、重光葵、下村定、正力松太郎3冊,Shima Horia 2冊,辰巳栄一、辻政信3冊,河辺虎四郎、和知鷹二、和智恒蔵の30人42冊)。おおむね戦犯ないしその容疑者だがGHQ=G2歴史課等に協力し訴追を逃れた人物(小宮の上海自然科学研だけ例外)。東京裁判戦犯容疑とは別原理の資料収集。

● MIS(Army Staff)個人ファイル(RG319) 日本人約2500人、昭和天皇裕仁、近衛秀麿・東久邇稔彦、吉田茂・岸信介・賀屋興宣・中曽根康弘・大平正芳ら首相経験者(なぜか鳩山一郎・池田勇人・佐藤栄作はなし)、児玉誉士夫・笹川良一・里見甫ら右翼、有末・服部・辻ら旧軍人、尾崎秀実、川合貞吉、宮西義雄、木元伝一、E.Ottらゾルゲ事件関係者、浅沼稲次郎・野坂参三・中野重治ら左派有力者、シベリア抑留者多数、中曽根・大平ら、志田・椎野らの米軍情報部監視記録

● OSS Official Personalファイル(RG226)35000人75万頁、W.W.Rostow、P.Sweezy、ジョー小出、藤井周而ら勤務記録。

3 中央情報局CIAの個人ファイル:旧軍人・右翼・保守政治家とエージェント工作

● 石井四郎、731部隊関係の全貌

http://blogs.yahoo.co.jp/huniusami/28061323.html

http://sakura4987.exblog.jp/4958898/

「秋山浩、福見秀雄ファイル」など石井部隊関係者の個人ファイルも公開

● 朝鮮戦争・サンフランシスコ講和時の服部卓四郎ら「地下日本政府」による吉田茂暗殺クーデタ、第3次世界大戦誘発による再軍備・宇垣内閣構想

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20060828/p2

「服部卓四郎ファイル」 約70頁の戦後日本旧軍人諜報史が充実、最初の最重要Agent=POPOVが不明

「河辺虎四郎ファイル」 http://www.asyura2.com/0601/senkyo26/msg/110.html

「有末精三ファイル」「辻政信ファイル」

「辰巳栄一ファイル」吉田茂と旧軍グループのリエゾン、POLESTER-5のコードネーム

http://www.asyura.com/09/reki02/msg/212.html

「児玉誉士夫ファイル」金に汚いギャングという53年報告あるが、その後再浮上する過程が不明

ドイツ国営TV2008年放映「児玉機関と笹川良一」http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10281193928.html

● 緒方竹虎ファイル、正力松太郎ファイル等から浮かび上がる戦後日本政治の出発、55年体制の影

「CIA:緒方竹虎を通し政治工作 50年代の米公文書分析」(『毎日新聞』2009年7月26日朝刊)

http://gensizin2.seesaa.net/article/124279925.html

http://members.jcom.home.ne.jp/katote/0907OGATA.pdf

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/06-02/060208amaki.htm

http://www.f.waseda.jp/tarima/pressrelease.htm

http://hakusanjin.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/
09726-fe14.html

「緒方竹虎ファイル」POCAPONを吉田の後継首相にする55年工作、緒方急死で挫折、全5冊、最も充実、

「正力松太郎ファイル」PODAM 、日本テレビ開局、Atoms for Peaceキャンペーンなどマスコミ工作豊富

「岸信介ファイル」期待はずれ、首相就任後の新聞記事少量

「賀屋興宣ファイル」緒方死後後継、アレン・ダレス宛手紙、POSONNET1でエージェント明白

●「裕仁ファイル」 期待はずれ、語学力・生物学・食事嗜好、75年訪米時報道等20頁足らず

「ヒットラー・ファイル」充実、演説・宣伝手法から食事・性的嗜好まで膨大な伝記的・心理学的分析

●「小宮義孝ファイル」石井四郎に準じて上海自然科学研究所の化学戦・細菌戦を調査した形跡、しかし小宮は東大医学部助手以来の左翼(中国共産党への秘密協力)。なぜ左翼のCIAファイルはないのか?

4 陸軍情報部MIS/CICの個人ファイル:日本人2500人の日常的監視体制の記録

●こちらの方が、(1)狭義の戦犯にとどまらず日本の政治経済社会文化の有力者、無名の人々多数を含み、(2)1930年代から70年代をカバーし(現在も米軍基地があるから)時には90年代まで入っていて情報量も多く、(3)米国が必要と認め収集した個人情報・監視記録のワシントンに送られた分で現代史研究に有益。(4)ただし人名の誤読や噂情報も多く批判的解読が必要。米国側解説にこだわらずにボックスを開いて読んで見なければ内容・価値が分からない、膨大な学問的可能性を秘めた記録。但しすべてではないだろう。

● 「昭和天皇:裕仁ファイル」一部時事通信名越健郎氏が情報公開法で99/10/31紹介。45/10/27アチソンのマッカーサー宛覚書(秦郁彦紹介)、45/10東久邇の天皇退位情報、46-47戦後地方行幸とその反応、象徴天皇制世論調査(京都の永末英一の世論研究所『サーヴェイ』47/1 から)現状維持52.2%、天皇にもっと権力を32%,弱化3.5%、廃止4%に注目・全訳等。

● 「有末精三・辻政信・児玉誉士夫・笹川了一・里見甫・小野寺信」等はCIAファイルと相補、尋問記録

●「吉田茂ファイル」一部春名幹男氏情報公開法紹介。吉田再軍備消極論の裏での情報提供・講和交渉。

●「岸信介ファイル」一部春名氏紹介。巣鴨入獄時の(国際検察局IPS)より早い46/3 CIS(情報将校)尋問調書。「賀屋興宣・重光葵ファイル」等も巣鴨尋問などでCIAを補う。

●「中曽根康弘ファイル」青年将校時代の民族活動も監視、「大平正芳」日韓条約・日中国交回復に注目

●「野坂参三ファイル」野坂のGHQ Safell大佐宛書簡5通ほどを含む豊富な内容。転居のたびに地図・写真つきの監視。演説はすぐ英訳。延安でのエマーソン・有吉幸治インタビューでの天皇論評価。しかし戦前1934-38年の米国密入国歴(ジョー小出・ジャック木元らが助手)は見破られず. Venonaと併読必要。

●「徳田球一、志賀義雄、神山茂夫、志田重男、椎野悦郎」等共産党幹部監視ファイル、朝鮮戦争時のものが多い。但し宮本顕治・袴田里見なし。

●「尾崎秀実Hidemiファイル」=『うら・おもて』別冊「ゾルゲ事件の真相、尾崎秀実は国を売った」1949/5、日本タイムズ等英訳、太平洋調査会IPR・平貞蔵・昭和塾に注目

●「川合貞吉ファイル」1947/9/12-51/7/30本郷ハウス・キャノン機関情報提供記録、G2担当官Paul Rush、スメドレーがクラウゼンと1937 年新潟で会見か? 秋山幸治供述(1949/2-3)、川合情報では伊藤律より松本三益がゾルゲリング「売り」に責任(49/2)、49/2/16 一問一答尋問記録、ゾルゲ事件生き証人川合へのアメリカ側関心は「上海でのスメドレーについての彼の個人的知識」だが、その情報に月2万円の価値はない、日共は彼を信用していない、1万円に減額・解消へ(1950/2/20,$55.56)、Col Pulliam/Col Smith/Col Bratten/Col Leper、田中栄一警視庁長官も関与し川合警護。

●「宮西義雄ファイル」1941日本の石油備蓄満鉄情報を尾崎へ、Class B Communistに分類。

●「鹿地亘ファイル」1945/7/12に米国政府宛Agent雇用契約(月200ドルの金銭授受)、それなのに戦後はソ連大使館に出入りし日共に接触、いわゆる鹿地事件の背景・根拠、「三橋正雄ファイル」と相補。

● 「木元伝一ファイル」 1952年3月「ハワイの7人」裁判から始まるのに裁判資料はなく、Jack Danichi Kimotoがゾルゲ事件の宮城与徳を派遣したアメリカ共産党員Royである可能性探求の記録。

● 「豊田令助ファイル」アメリカ共産党日本人部の重要人物で30年代書記「矢野努」だが、全部が ACCESS RESTRICTED, The Item identified below has been withdrawn from this file.『ヴェノナ』と要照合。

●「滝川幸辰ファイル」滝川事件より戦後「河上会」メンバー、京大学生細胞から弾圧者と名指しに注目

「湯川秀樹ファイル」新村猛、YAMANOUCHI Toshihikoを介した民科Headへの誘い、海外渡航時チェック

「鶴見祐輔ファイル」翼賛政治に加わった自由主義者、家族関係で和子の民科・中研注目、俊輔ノーマーク

●「中野重治ファイル」文学者というよりも47-50日本共産党参院議員としての活動監視記録

「高津正道ファイル」1946/2に衆院選立候補のさいの詳しい経歴・身上書等

●「佐田稲子ファイル」新日本文学会、婦人運動関係監視

●「三田和夫ファイル」シベリア抑留とラストボロフ事件の真相を追いかけた読売新聞事件記者の著書全訳

●「毛沢東ファイル」49/4 毛沢東の密使が日共に連絡という秘密情報が神奈川県警に

●「ホーチミン・ファイル」インドシナ戦争の新聞記事英訳のみ

●「オイゲン・オット・ファイル」=ゾルゲ事件で解任後北京在住の元駐日ドイツ大使オットを
1946/2から半年東京召還尋問記録、詳しいがゾルゲ事件よりも極東ナチスの活動と日独同盟・外交中心の尋問

● 無名の個人ファイルでは、シベリア抑留引き揚げ組のマニュアルにもとづく尋問・追跡記録多数。

● 占領期国会議員(特に社共)、団体役員、米国出入国者は特に監視の対象となっていた。

5 再び旧ソ連秘密文書へ、NSAヴェノナ文書も用いて冷戦史=戦後情報戦の再検討へ

(1)アメリカ側作業部会担当者の関心は、もっぱら細菌戦・化学戦、南京事件・慰安婦、諜報活動

(2)裕仁・岸ファイル、豊田令助ファイル、尾崎秀実ファイル末尾等はなお機密、野坂参三の1934-38アメリカ滞在を日本外事警察も米国情報機関もつかめなかったことの意味。

(3)旧ソ連の日本人(約700人)・米国日系人個人ファイル(約50 人)も利用可能で、緒方・吉田・共産党関係者などは「ヴェノナ文書」も用いて新しい冷戦史研究可能。しかしRGASPI閲覧は厳しくなりつつある。

● 参考文献・URL  CIA/MISと旧軍部・自民党研究、これまでの記録

http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/cia_
funded.html

http://www.webtelevi.com/
nihonjoho.htm

http://www.usfl.com/Daily/News/06/07/0719_017.asp

http://www.state.gov/r/pa/ho/frus/johnsonlb/xxix2/

米国国務省FRUS文書「Foreign Relations, 1950-1955 The Intelligence Community」

http://www.state.gov/r/pa/ho/frus/index.htm

http://www.state.gov/r/pa/ho/frus/truman/c24687.htm

http://www.state.gov/documents/organization/69042.pdf

http://www.state.gov/r/pa/ho/frus/c4035.htm#eisenhower

米国国務省歴史室 Persons and Pseudonyms: Ascham, Robert A., pseudonym for Allen Dulles

http://history.state.gov/historicaldocuments/frus1952-54Guat/persons

http://images.library.wisc.edu/
FRUS/EFacs2/1952-54Guat/reference/frus.frus195254guat.i0007.pdf

春名幹男『秘密のファイル』(新潮文庫)

山本武利『ブラック・プロパガンダ』(岩波書店、2002)

ワイナー『CIA秘録』上下(文藝春秋、2008)

ヘインズ=クレア『ヴェノナ』(PHP、2010)

加藤哲郎『象徴天皇制の起源 アメリカの心理戦「日本計画」』(平凡社新書、2005)

加藤『情報戦の時代』『情報戦と現代史』(花伝社、3007)

有馬哲夫『日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」』 (新潮社、2006)

有馬『原発、正力、CIA』 (新潮新書、2008)『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』(平凡社新書、2009)

有馬『アレン・ダレス 原爆・天皇制・終戦をめぐる暗闘』(講談社、2009)

C・シンプソン『冷戦に憑かれた亡者たち ナチとアメリカ情報機関』(時事通信社、1994)

日本国際政治学会『国際政治』151「吉田路線の再検証」(March 2008)ほか

C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's
(New York Times, October 9, 1994),朝日新聞2010.3/1.

http://sun.ap.teacup.com/souun/138.html

「CIAが自民党に資金援助」  国際政治

50~60年代にCIAが自民党に資金援助

 引退した米政府の元情報担当高官や元外交官によると、米中央情報局(CIA)は1950~1960年代に、自民党とその党幹部に数百万ドルにも上る資金援助を行った。

これは日本に関する情報収集と共に、日本を共産主義に対するアジアの防波堤にし、日本の左翼陣営を妨害することが狙いだった。

 歴史家やジャーナリストは、これまで長い間、CIAが日本の政界へ資金援助していると見なしてきたが、自民党はそれを事実無根であると否定し続けてきたし、その支援の規模や内容も決して公開されることはなかった。

この秘密援助が暴露されれば、日本の国益の代弁者である自民党の信用に傷がつくため、同盟国間のスパイ活動について取り上げることは常に慎重を要した。

 マサチューセッツ大学の日本に関する権威、ジョン・ドワー教授は次のように語っている。

「この話は、米国人が戦後日本の汚職や一党独裁の民主主義にどれだけ大きな役割を果たしてきたかを初めて明らかにするものである。米国は自民党を見て、その腐敗と一党政治の民主主義を嘆くが、その歪んだ構造の形成を助けたのは我が国である」

 米国では法律で、30年経過後に政府の記録が機密解除されることになっている。

それによって、CIAと自民党の関係が断片的にではあるが暴露された。

国立公文書館に収められた国務省文書によると、佐藤栄作元首相が、東京のホテルで、1958年の選挙資金援助を米国に要請したと記されている。

新しく機密解除になったCIAの記録も、その年の秘密援助について触れている。

完全な真相はまだ隠されたままであるが、生存する関係者へのインタビューから、まだ機密扱いの国務省文書の内容を引き出し、1960年代初めにケネディ政権が自民党へ秘密援助するまでの全容が浮き彫りにされた。

◎対日外交の基本部分

 1955~58年に、CIAの極東活動の責任者であったアルフレッド・ウルマー2世は、「我々は自民党に資金供与していた。自民党からの情報に依存していたからだ」と語り、自民党を支援するとともに、同党内の情報提供者を雇うために資金援助策を利用していたことを明らかにした。

ケネディ政権当時、国務次官補を務めたロジャー・ヒルズマン氏によれば、自民党と党政治家への資金提供は1960年代初めまでにはかなり定着し日常化していたため、極秘ではあったかもしれないが、対日外交政策の基本部分となっていたという。

1966~69年の駐日大使アレクシス・ジョンソン氏は、「資金援助の方針は私にも納得できた。米国側に立つ政党に資金援助した」と語り、彼が日本を離れた1969年以降も資金援助は続いていたことを明らかにした。

 CIAは自民党を支援する一方で、将来有望な多くの官僚との関係を築いた。

その一部は今日の政界実力者となっており、後藤田正晴元副総理・法相もその1人だ。

1950~60年代には警察官僚のトップクラスだった後藤田氏は、インタビューに答え「私はCIAと深い関係があった。彼らの本部にも行ったが、政府機関の中で資金援助を受けた者などいない。合法的な立場で大使館にいるCIAは問題なかった。しかし、秘密工作を行っている人間もいたようで、彼らが何を行っていたかは知らなかった。友好国の人間だったので深く調査はしなかった」と語った。

◎スパイをリクルート

 CIAは自民党を支援する一方で、社会党がソ連から秘密資金援助を受けていたと見なして社会党内にも浸透し、若手グループ、学生や労働団体にスパイを送り込んだと元CIA担当官らは述べている。

ある担当官は「日本の野党勢力を妨害することが、我々の最も重要な任務だった」と語った。

 CIAによる秘密資金援助は''70年代初めに終わった模様で、それは日米貿易摩擦の拡大に伴う両国間の緊張と時を同じくする。

日本の経済力も強化されたことから資金援助する意義が問われた。

その後CIAは、それまでの長期的な関係を利用して、本来のスパイ活動を日本で確立した。

1970年代後期から1980年代初期まで東京にいたCIAの担当官は次のように語っている。

「我々はあらゆる省庁に協力者を得ていた。首相の側近をリクルートしたほか、農水省に対しては、日米貿易協議の日本側の出方が事前にわかるほど通じていた。牛肉、オレンジの市場開放の交渉では、日本側の最終案、そしてどこで交渉を打ち切ることにしているかまで承知していた」

◎米国の逆行政策

 CIAの自民党への支援は、歴史家のいう第ニ次世界大戦後の米国の対日外交の“逆行”に端を発している。

1945~48年には、占領軍は日本を戦争へと駆り立てた右翼の活動家を追放したが、1949年までに事態が急変した。

中国の共産化、ソ連の原爆の打ち上げ成功などにより、米国は右翼の追放よりも、共産主義との闘いに忙しくなった。

米国占領軍は、その後日本の首相になった岸信介氏を含む戦犯グループを釈放した。

その中で政界に戻った者の中には、ヤクザや暴力団と関係があった者もいた。

児玉誉士夫氏もその1人で、政界の黒幕として知られ、後にCIAの手先として保守勢力に影で資金を流した。

 これらの政治家は、引退した外交官、ビジネスマン、CIAの前身のOSS(戦略事務局)の退役者からなるグループから支援を受けた。

このグループのリーダー、ユジェーヌ・ドーマン氏は、国務省を1945年に辞めて、日本で逆行政策を促進した人物である。

朝鮮戦争中、ドーマン・グループは、CIAの資金を使って大胆な秘密工作を行った。

当時日本の保守勢力は資金を必要としており、米軍はミサイル増強に使う希金属のタングステンが必要だった。

「誰かが一石二鳥の名案を思いついた」と、この取引のアレンジを助けたジョン・ハーレー氏は語ったが、これにCIAが絡んでいたことは知らなかったという。

 ドーマン・グループは、旧日本軍の退蔵したタングステンを米国へ密輸し、国務省に1,000万ドルで売却した。

密輸者の中には、児玉氏や、第二次世界大戦中にカリフォルニアの捕虜収容所でOSSがリクルートしたスガワラ・ケイ氏が含まれる。

スガワラ氏に関する調査ファイルには、この工作について詳しく書き記されている。

CIAはタングステンの密輸工作に280万ドルを提供したが、この工作の結果ドーマン・グループには200万ドルの利益が残った。

ハーレー氏は、「ドーマン・グループは、1953年の占領下での最初の選挙で、保守勢力の選挙運動にこの収益を注ぎ込んだ。目的を達成するには、正しい人へ正しい金を渡すべきだという教訓はOSS時代に学んでいた」と語った。

 1953年に米国の占領は終了し、逆行もうまく進行すると、CIAは対立する保守派閥と協力し始めた。

そして1955年には、その派閥が合併し、自由民主党が設立されたのである。

◎資金の要請は目新しいことではない

 1958年7月29日の日付で、当時のマッカーサー米駐日大使(マッカーサー元帥の甥)が国務省に書簡を送っている。

それによると、佐藤栄作大蔵大臣が米国大使館に資金援助を求めてきたとある。

マッカーサー駐日大使にとって、岸内閣からのこのような要求は目新しいことではないとし、「岸首相の弟である佐藤氏は、共産主義と闘うための資金援助だといって、金をせびった。この申し出は驚くべきことではなかった。というのは昨年も同様の打診があったからだ」と書いている。

添付のメモによれば、自民党支援の企業献金が枯渇してきたために、佐藤氏は窮地に立たされていた。

最近機密解除されたCIAの文書や元CIAの情報担当官によれば、ホワイトハウスの国家安全保障担当首脳が1958年の選挙資金供与を協議し、それが認可されたとしているが、それが佐藤氏の要求を直接認めたものかどうかは明らかではない。

 マッカーサー氏はインタビューに、「日本の社会主義者は当時、モスクワから秘密資金を得ていた。社会党はモスクワの直接の衛星であり、日本が共産化すれば、他のアジア諸国がそれに追随しかねなかった。米国の力を反映できるのはアジアでは日本しかなかったことから日本の重要性は極めて高かった」と語っている。

["C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50''s and 60''s" New York Times, 10/9/1994より抜粋翻訳] ow14 
6/8/21

http://www.asyura2.com/0306/idletalk2/msg/1063.html

http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C0DE2DA113DF93AA35753C1A962958260&sec=&spon=&pagewanted=print

http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/927.html

http:
//igajin.blog.so-net.ne.jp/2007-10-04

http://k1fighter.hp.infoseek.co.jp/AbeNinki/
CIA/CIAhimitu.htm

http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20070921

http://iitaizou.at.webry.info/200607/
article_31.html

http://www.asia2020.jp/japan/ldp_cia.htm

http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20070921

http://iitaizou.at.webry.info/200607/
article_31.html

http://www.asia2020.jp/japan/ldp_cia.htm

http://alternativereport1.seesaa.net/
article/49607677.html

http://www15.ocn.ne.jp/
~oyakodon/kok_website/fireworks4/main_pages_
sub/OUMUNOSEIRISEITON_PAGE9_4.HTM

アメリカ側Interagency Working Group (IWG)の注目した機密解除http://www.fas.org/sgp/library/
iwgreport02.html

英語版ウィキペディア U.S. intelligence involvement with German and Japanese war criminals after World War II の注目点

http://en.wikipedia.
org/wiki/U.S._intelligence_involvement_with_German_and_
Japanese_war_criminals_after_World_War_II

おまけ~クリントンの友人が次々と

http://ameblo.jp/don1110/entry-12169476302.html



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パパブッシュ,キャスパー・ワインバーガーなどのオーバーラップする海外(オフショア)銀行口座を秘密裏に銀行間ワイヤー送金(Wire transfer)で移動させるにはFRBの極秘CODEは欠かせない。それは秘密のプラィべート・バンク(FRB)のスーパー・ヘッド(頭領)アラン・グリーンスパンの罪状が世に出る前にNSAのスーパーエリート・エスピオナージ,ヴィンセント・フォスターを黙らせる必要があった。もう一人のエスピオナージ(スパイ)のレオ・ワンタはホワイトナイトの役割を演じた。しかしレオ・ワンタの最終目標は誰も知らない。全てのいきさつを掴んでいるのは,パトリック・フィッツジェラルドイリノイ州連邦特別検察官のみである。人類の歴史上類をみない大混乱(CHAO)が今まさに起ころうとしている。そんな中,米国大統領は奇妙なExecutive Order(大統領令)を連発している。米国株の下げはサブ・プライム・ローンの問題だけではなさそうだ。今後急騰急落を繰り返し方向感のない展開になるだろう。それは1989年1月,三極委員会とゴルバチョフとの密約も関係してくるであろう。世界はそこまで来ている。サロ二カ(コメントに解説)も含めたクリミアにカザール帝国という超封建的社会主義国家=NWOを実現するためにはありとあらゆるエスタブリッシュメントを破壊する必要があるということだろう。EU首脳はすべて9.11が内部犯行であることは知っている。日本政府 はビン・ラディン(愛称ティム=CIA工作員)の仕業と本気で思っているのだろうか?日本チャチャチャは昔も今も変わらない,上から下まで。自殺にみせかけられて(He was suicided)1993年7月20日ヴィンセント・フォスターは死んだ。

 検察側の500枚にのぼる証拠写真によると最後は首の後ろを弾丸が貫通していることが明らかになった。これは自殺とは全く矛盾するが,大手メディアは例によって真実を握りつぶした。ただ一社Washington PostのオーナーKatherine Graham(CIAとの関与が深く前ポスト社オーナーであった夫殺しの容疑もあるようだ)はレポーターのモサドのスパイMIchael Isikoffを使ってフォスター自殺のディスインフォーメーシオン(撹乱)記事を書かせている。アラン・グリーンスパンはなぜレッド・スパンと呼ばれるのであろうか。つい最近,何事もなかったように7月23日と27日に姿を現している。友人から送られてきたCNNの画像からは,クリストファー・ストーリーのメールの通り何日も何週間も背広のままで寝起きしていたかのようなしわくちゃな容姿が虚しく映っていた。秘密のWire Transferの記録によれば,何百億というドルがパパブッシュとその子供たちへFRBの秘密Codeによって許可されている。ビル・クリントンという名前はご存知でしょう。本名はWilliam Rockfeller Clinton,母親は下層階級のパーティ・ガールでクリントンの若い頃の記録はすべて消えている。ヒラリーの家系はペンシルベニアのScrantonでニューヨークとシカゴのギャング・ガンビーノファミリーと密接な繋がりがある。

 Jeb Bush(ブッシュの弟でフロリダ州知事)とコロンビア生まれの妻は共謀し,コロンビアのコカインによるマネーロンダリングをブッシュ一族のスペイン・マラガのBanco Exterior De Espanaやパナマ市にあるBanco de occidente,Banco de Panamaを経由して行なっていた。そのために,Manuel Noriega将軍を表に出しあたかも彼が悪者であるかのごとく装っている。買収された連邦判事によってブッシュ家,ノリエガとCIAとの関連は全て記録から消えている。ここの記事でも書いたがブッシュとManuel Noriega,そしてイラン・コントラのOllie Northはここの役員に名をつらねる。みなさんグルなのである(爆)。

 汚い金の流れは,Hillary Rodham ClintonとWebster Hubellにも絡んでくるが,エスピオナージ活動をしていた中心人物フォスターは通称ヒラリーファンドとも言われるChildren's Defense Fund2.5億ドルにからんでもいるが,今まで子供のために使われたという声は全く聞かれない。このファンドを設立したのはスイスにいたレオ・ワンタである。その後レオ・ワンタはスイスで逮捕・監禁され五度殺されそうになったと本人のラジオ・インタビューで伝えている(現在このインタビューは全て消されている)。では なぜヴィンセント・フォスターは消されなければならなかったのか。

 フォスターはNSA(National Security Agency)の国家最高機密を扱う極めて地位の高い高官であった。彼には肩書きはなかった。アラン・グリーンスパンと行動をともにする銀行へのエスピオナージ(スパイ)でもあった。クリントン・ブッシュ・グリーンスパン・ワインバーガーの全てを調査していたCIA局長スタンフィールド・ターナーがいた。ターナーはさらにパ パブッシュファミリーとコカインのマネーロンダリングを調査するため,コスタリカの秘密警察のトップとスペインの秘密警察8人を連れた飛行機はクラッシュしターナーは重症を負い,妻は死亡し,殆どの秘密警察も死亡した。ターナーはグリーンスパン(レッドスパン)の助力のもと,秘密のBank Secret Wire TransferによるG・Wブッシュファミリーのスペインにリンクするダーティ・ビジネスを調査中であった。

 またフォスター暗殺の前日,1993年7月19日,FBI局長William Sessionは自らの地位をわきまえずFBI専用機を利用していた。それはブッシュ・クリントン・グリーンスパン・ワインバーガーによる犯罪調査が目的であったが,Sessionは不幸にもサメの泳ぐ海で泳ぐことになった。諜報機関にはContract Killerという形態がある。とくに引退した諜報機関の人間が老後の生活資金のため一人xxx百万ドルという金額で請け負うのである。1995年4月19日オクラホマシティの連邦ビルで爆発が起きた。それに関連する資料だけで富士山にも達する量である。真相は決して明らかにされない。あのサダム・フセインですらCIAのエス ピオナージであり,瓜二つ似の兄弟がいたことは全く知られていない(知らされていない)。

以下は記事にしたleo Wantaとの実際のラジオインタビューである(現在は抹消されているがアーカイブスでは視聴可能です。おそろしい実際に起こった話がワンタ本人の口から話されています)~これはレーガン・ミッテラン協定による陰謀ですがまずは分からないでしょう。

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0603/20060323_Thu_Greg1.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0603/20060323_Thu_Greg2.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0608/20060801_Tue_Greg.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0608/20060814_Mon_Greg.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0607/20060724_Mon_Greg.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0609/20060901_Fri_Greg.mp3

http://web.archive.org/web/20080112090512/http://mp3.rbnlive.com/Greg/0607/20060727_Thu_Greg.mp3

↑のLeo Wanta本人との約4時間のインタビューを聞いてみよう。聞く必要はないかも?

『本当の事が知りたいだけだ2

http://silverisrealmoney.blog.fc2.com/blog-entry-308.html

達人氏のブログの読者にしかすぎなかった2008年ころ、しかし当方は、氏に貢献したいと思ったものだ。達人氏の粋に感じた事もあった。氏の記事を読みながら、ぞくぞくしたものだ。これが現実なんだ、と思った。しかし、残念だが、それが本当だったということにいま、驚愕している。

本当の事を知る為に、自分はなんら危険も犯さず、金も出さず、いいところだけを持っていきたいという腐れ根性のやつがいるとしたら、当方がもっとも軽蔑するやつらだ。そういうのは単に、泥棒にすぎん。

そんな薄汚い根性は捨てろ! ばかやろう、お前だけが救われてどうするんだ、クソがっ。真実をすべての日本人が知るようになってはじめて、かすかな、ほんの少しの明かりが見えるかもしれない、という状況で、身をもって真実を語っている人のブログを盗みみて、自分だけが得をしようとする、その腐れ根性は、なんだ? 最低だよ、そういうのは。なんとかしろと言いたいよ。

自分が真実だ、と思った事は、社会で生活してるなら、周囲の人間に伝えたらどうだ? ツイッターで、あるいは自分のブログを通して紹介したらどうだ? できるだろ、そのくらい。本当に腐れてしまったのか日本人と思うよ、俺は。』



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