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テンプル騎士団とマルタ騎士団

 ".......and marvel,for SATAN himself is transfored into an angel of LIGHT(2nd Corinthians11:14)

 「だが,驚くには当たりません。サタンでさえ光の天使を装うのです」(コリントの使徒への手紙Ⅱ 11:14)


無頼出版

『この世の中にはとても興味深いですが、お金にならないという理由で出版されない書籍が埋もれています。ウンコみたいな嘘を書いた本がたくさん売れている中、無頼出版は真実だけを伝えます。採算度外視、ほとんどボランティアで地道に、特に洋書の翻訳を中心にネット出版していこうと考えています。

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テンプル騎士団とマルタ騎士団

テンプル騎士団の創設

聖杯の騎士

聖杯の物語

テンプル騎士団のミステリー


民衆の憤りはバフォメットと呼ばれる悪魔の像を崇拝しているという告発によって膨れ上がった。バフォメットはグノーシス主義の男根崇拝や意思の力に基づいたテンプル騎士団のシンボルである。(管理人注:これらはヘラシー思想と呼ばれるものでカトリック修道院内には男女の性器の彫刻が見られるところもある)両性具有の像にはヤギのあごひげと、二つに割れたひずめがあり、これは太古の角を持つ神、メンデスの山羊とつながりがあります。
 -Peter Tompkins, The Magic of Obelisks

ボルシェビキ当時CHEKAの拷問部屋にあったメンデスの山羊。壁には「ブルジョアジーに死を」。(資料提供:友人の元KGB,CIAのアナトリー・ゴリチン)

メンデスの山羊はサタニスト(悪魔主義者)の象徴として使われているが何ら論理的基盤を持たないため恐れることもない。一種の精神病みたいなもの。タヴィストックの開発したものの中に「健康な人間を病気にする方法」というのがある。要するに正常な人間心理・精神を狂気または痴呆たらしめるための状況の中に置く方法である。つまりシオン長老の第三議定書にあるように「ゴイム(家畜人=一般大衆)をペテンにかけるための流行としての進歩なわけです。ですからこのようなサタニストは犠牲者ということなのでしょう。脱会すれば死が待っているだけなのに。ただし富と栄誉と地位は保証される。

シスコさんと曽祖父の元米国第18代大統領ユリシーズ・グラント。元イルミナティ11位階だったシスコさんの曽祖父も父親も悪魔主義者であった。

米国大統領でそうでなかった者は皆暗殺が待っていた。昔も今も暗殺指令はパリにある秘密結社「大東社・グランドトリアノン」の地下室から出されている。花の都パリ郊外にあるこの地区は「治外法権」なのです。裏切り者の処刑は藁人形に入れ日常茶飯事に行われている。それはInitiation Ceremony(あるいはInitiation Ritual)と呼ばれる儀式である。米国歴代大統領の第20代大統領のJ.Aガーフィールドは大東社の元グランドマスター(33位階)であったが結社の指示に反旗を翻したためあっけなく暗殺された。その指示は秘密結社の最上階でグランドマスターは大理石の龍が突然煙を吹きながら立ち上がりその「ドラゴン」からしかるべき指示を受ける。

その儀式はアヤワスカの儀式と共通する。儀式の後,地下室に移動すると12人の売春婦が入ってきて乱交パーティーが始まる。


グランドマスターがこの部屋へ入る合図は731と二回ノックをする。一方日本でのメーソン入門は金を払えば誰でもなれる「ごっこ」に過ぎないのです。日本の場合はとくに『秘密結社に喜んで入ってくるのは、世渡りがうまく出世第一主義で、一般人の中では軽薄に属する人物が多いので、彼らを御してわれわれが仕組んだことを片付けさせるのは、さして苦労のいることではない。』(シオン長老の議定書15章)と。赤子の首をひねるようなものなんでしょうね。

「この世の不思議!!君は疑問に感じたか?他人と違った考えを持つことは恥ではない。 納得もせずに他人の考え方に迎合する事こそが恥だ。by X-Files管理人 清水あゆ美」ということでしょうね。聖書に書かれていることが真実であるなんてお門違いもいいところでしょう。

ヘラシー思想に関しては拙稿:血のチョコレート参照



 数名はまた、猫の形をした魔女である像を崇拝していたと告白した。それは赤や灰色、黒、まだらであった。しばしば像を崇拝するために、尾っぽの下をキスすることが要求された。しばしばその猫には、焼かれた赤子の脂が塗られた。テンプル騎士団は倒れたテンプル騎士の勇気を伝える魔術として、テンプル騎士の死体の灰を食べることを要求された。
 -John J. Robinson, Dungeon, Fire and Sword(1991)


 1308年8月12日にテンプル騎士団を尋問して作成された告発のリストは以下の様なものです:

一、 それぞれの領地で騎士団は具体的には頭部の像を、ある者は3種類、ある者は1つだけ、ある者は人間の頭蓋骨を所持していたこと。
一、 彼らは特に集会時にこれら像を崇拝したこと。
一、 彼らがそれらを崇拝したこと。
一、 彼らがそれを神として崇拝したこと。
一、 彼らがそれを救世主として崇拝したこと。
一、 彼らがその像が彼らを救済すると言ったこと。
一、 それが富を生むこと。
一、 それが木に実を付けさせること。
一、 大地に芽を出させること。
一、 それら像を紐で輪っかでつなぎ、シャツの上または直接肌に身に付けたこと。
一、 その紐は入会に際し、仲間ひとりひとりから与えられること。
一、 像の崇拝時にこれをしたこと。
一、 彼らが入会者に対して誰にもそれを見せることを禁じる誓いを強制したこと。
 -The Articles of the Accusations



これはHOLY GRAIL(聖杯)と同じ福音時代のシリア製のGoblet(金属あるいはガラス製の台付き杯)で高さは4インチ(1インチは約2.54センチ)。イエスが最後の晩餐で使用した本物の聖杯ではないかと考えられていますが?。ギリシャ語で刻まれた言葉は「What are here for? Be merry」。

上の聖杯は拙稿:聖書ものがたり・外典より


場所はエルサレムの西丘の南端にある最後の晩餐の行われたUpper Room(教会の初期形態を表す言葉。)ルカ24章33~36節参照。聖書ものがたり・ロマ書から黙示録まで参照

Upper Room」という言葉が好んで使われるのは、なぜでしょうか。それは、日本語で言うと「二階の広間」で、イエスが弟子たちとともに、最後の晩餐を守られた場所で、おそらくマルコの母マリアの家であったろうと推定されています。2階の部屋は、当時はだいたい大広間であり、客室として使われていたようです。

今はエルサレムの西丘の南端に、それと称せられる個所があるそうで(注:上の写真がそうです)、使徒の働きの書2章にある聖霊降臨のあった場所も、ここであったとされています。


テンプル騎士団の最後


@The Metropolitan Museum of Art.

 ニューヨークのメトロポリタン美術館には、1950年に美術館が入手したアンティオキアの聖杯がある。1910年、アラブ人がシリアのアンティオキア近くに井戸を掘っていたところ、この遺物を発見した。外側のカップは金メッキされたリーフで装飾された銀細工のレプッセーであり、その内側に装飾のない7.5×6.5インチの銀カップが入っている。装飾細工は葡萄のつると鳥、動物が絡み合い、12人の男性が座っている。合計で240個の装飾が刻まれている。様式はローマ様式であり、3世紀以降の金属細工、彫刻である。容量は2.5クォート。博物館にある儀式に使う杯としては、最も古い4世紀のものである。以前は、内側のカップは最後の晩餐でイエスが使用した聖杯であるとの主張が広く行われていたが、現在では博物館側は、これらの主張は「ありえない」としている。これは美しい作品であり、1931年のルーブル美術館で行われたビザンティウム美術展、そして1933-34年に行われたシカゴでの万博で高らかに聖杯として展示された。1979年には、メトロポリタン美術館の「Age of Spirituality:Late Antique and Early Christian Art, 3rd to 7th century」に展示された。この杯は特別な物品として、『The Biblical Archaeologist(1942)』、『American Journal of Archaeology』、『American Ecclesiastical Review(1961)』の主題となった。数多くのヨーロッパやアメリカの専門家が、この杯に対する徹底的な調査を行い、何百年間もの間埋められていた、間違いなく4世紀のものであると確認した。
  - Frank C. Tribbe, "The Holy Grail Mystery Solved"


いずれにしても二つの聖杯は『インディージョーンズ』に出てくる聖杯とも違うようで(笑)。

テンプル騎士団の痕跡



今は閉鎖の「心に青雲」のブログから



マルタ騎士団というゾンビ(上)

2007年04月04日 / Weblog
 国連加盟国のなかで、唯一領土を持たない国家、それがマルタ騎士団だ。正式名称は、“ロードスおよびマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会”である。偉そうな長ったらしい名前だ。
 こいつらが、国連のオブザーバーとして参加し、一応主権実体が認められている。領土はないが人口は1万人ほどいる。いうなれば(統一協会や)創価学会が国連にオブザーバーとして椅子を持っているようなものである。
 切手やコインの蒐集を趣味にしている人は、マルタという“国”が発行する切手やコインを知っているのではないか。私も小学生のころにご多分にもれず切手を集めたことがあったから、マルタという領土のない変な国が切手だけは発行していることはうっすらと知っていた。
 マルタ騎士団は、12世紀初頭の第一回十字軍のあとに設立された。早々にローマ法王から騎士団として認められている。正式名称にも「病院」とあるようにエルサレムに行く巡礼が途中病気になった際の保護活動が目的とされたが、中身はどうだったか、そのまま信用できない。何か裏事情なり、利権なりがなければ単純な慈善事業などやらないのが白人どもだからだ。
 十字軍がイスラム勢力によってパレスチナから追放されたあと、キプロスに移り、さらにロードス島を占拠してそこを根拠地とした。その後もエルサレム巡礼者を保護しつつ、イスラムとの戦いを続けたが、16世紀になってオスマン帝国によってロードス島を追われ、根拠地をマルタ島に移した。これはスペイン王カルロス=カール5世から譲渡されたものである。ここからマルタ騎士団と称するようになった。
 さらに1798年にナポレオンの侵攻によって、再び領土を失った。しかし、国は滅びたのに、国家主権は認められ、現在も組織は存続していてローマに本部の建物を有し、イタリア政府から治外法権を認められている(1869年)。世界94か国と外交関係を持つが、わが国は国家として承認していない。
 マルタ騎士団に領土マルタ島を割譲した神聖ローマ帝国皇帝兼スペイン王のカルロス(カール5世)は、カトリックがあこぎな免罪符の販売で信徒から収奪したことで、ルターに“宗教改革”(1517年)を起こされた人物である。ここからカトリックとプロテスタントが分裂した。英国国教会も、ヘンリー8世の不倫をきっかけにカトリックから分離してしまう。それに東からオスマン帝国の圧迫を受けつづけた。カトリックは信者が激減し営業不振に陥ったこともあって、カルロスは新規獲得の野望も含めて世界各地へ、宣教師を営業マン兼工作員として派遣し、侵略を開始する。決して、キリストの尊い教えを世界の民に広めようとの清らかな思想からではなかった。要は販路拡大、カネのためである。
 その余波が当時戦国時代末期だった日本にも押し寄せ、やがて鉄砲伝来やキリシタンの侵攻を受ける、そのいわば外圧のおかげで日本の統一が成ったのだ。こういう領土的野望を抱いた神聖ローマ帝国皇帝(スペイン王)がマルタ島をわざわざ騎士団という名のたかが信徒集団に割譲したのだから、単なる好意が動機ではなく、利用価値が巨大だったのであり、しっかり働いてくれとの意向だったのだろう。
 マルタ騎士団は、先ほどから述べているようにキリスト教勢力で、カトリック系である。国旗もあって、ちょうど赤十字の旗を反対にした赤の地色に白抜きの十字になっていて、スイスの国旗にそっくりである。スイスと異なるのは、スイスが白抜き十字が中央にあるのに対し、マルタは白十字が上下左右の端まで広がっていることだ。この国旗からも、連中がお仲間であることが見てとれる。
 ここでちょっと訂正しておくと、これまで私のブログで、戦国から江戸初期のキリシタンを耶蘇教と、“常識”のまま書いてきたが、厳密にはこれは間違いである。教科書はその区別をつけてくれないから、私だけでなくたいていの人が誤解しているのではなかろうか。耶蘇教(耶蘇会)とはプロテスタントを言い、カトリックは天主教(天主会)である。戦国時代から秀吉の治世、そして徳川政権の時代に日本を襲ったのはカトリックつまり天主教であった。プロテスタントが東洋に来るようになるのは、19世紀、支那が清朝末期のころであった。日本に来たのは明治になってからである。
 騎士団には他にもあって、有名なところでは、テンプル騎士団(聖堂騎士団)、聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)、ドイツ騎士団(チュートン騎士団)が三大騎士団で、聖ミカエル騎士団、ガーター騎士団、聖ラザロ騎士団、アルカンターラ騎士団などがある。いずれも12世紀初期に反イスラムを目的として誕生した秘密結社である。

管理人注:本物の十字軍。十字架は軍旗であり,キリストは総指揮官でもある。ローマ人への手紙6章23節「罪の支払う報酬は死である」と書き,2世紀の神学者テルトウリアヌスは軍隊用語に書き改めて,「職務怠慢の支払う給料は死である」とした。ローマ人への手紙6章23節には除隊のさいに,「金の賜金」をほうびとして与えられる。)

 十字軍派遣に関わる民兵組織、つまりボランティアだというのが定説ではあるが、素直には信じられない。なぜなら騎士とは、キリスト教はここに、修道士と戦士と(金融業)が合体することになったからである。以後、彼らは“キリスト教戦士”として、堂々と異教徒の殺戮を仕掛けるようになっていくからであって、その目的も要するにカネ儲けだったからだ。この「その後」の発展を考えれば、当初から目的は宗教ボランティアであったものがのちに変節したとは言えまいと思う。
 最も規模が大きかったのはテンプル騎士団で、国をまたいだ組織として発展し、最盛期には2万人(従者などを入れると15万人とも)の大集団になった。テンプル騎士団はやがてローマ教皇に認められ、法王の私兵となっていく。法王の私兵とは、どこの国王でも干渉できず、逮捕権がないばかりか、免税の特権も有するのだ。カトリックなので、妻帯は禁止で酒も飲まず、共同生活という禁欲的規律を保った。
 禁欲なんてのは、人間として不自然なのだから、認識がおかしくなる。認識がおかしいからこそ、キリスト教を盲信するのだろう。

マルタ騎士団というゾンビ(下)

2007年04月05日 / Weblog
 ローマ教皇からもらった特権を把持したので、騎士団はイスラムからの略奪、信者からの寄付などで太り、資産を増やしていく。騎士団は、資産をもとに土地を所有するようになり、最盛期には1万カ所以上の土地を持つ大地主に成長した。とりわけテンプル騎士団は、商品売買、農業、畜産、それに金融にまでそのビジネス範囲を広げた。ちなみに日本でも宗教法人はなんと無税である。だからこんなおいしい商売はない。権力がいかに宗教団体を利用するために、無税など特権を与えて優遇しているかに思いいたらねばなるまい。
 騎士団も、資産ができれば増やしたくなるものであろう。それが無税なのだから笑いが止まらない。キリスト教会は銀行を認めなかったから、テンプル騎士団がどれほどやりたい放題になったかわかるであろう。ヨーロッパ中に金融網を敷いた。これが世界で初めての銀行支店ネットワークだった。
 なにしろ当時は、ろくに警察権が確立されていないから、商人や旅行者は常に強盗に脅えていたのだが、各国、各都市に銀行支店(教会と騎士団支部)ができたことで、現金を持ち歩かなくてよくなったのである。つまり、ユダヤ人が金融でのし上がったと同じ状況だったのである。
 こうなると、もはやイスラムと戦う集団というよりも、金儲けに邁進する強欲集団へとすっかり体質が変わる。もともと私兵の集まりだったので、いくら禁欲的生活を強いても国家による統制がないので、やがて内紛を起こして弱まっていった。それに最大を誇ったテンプル騎士団が崩壊したのは、その資産の奪取を狙ったフランス国王のフィリップ4世の奸計によってである。
 フィリップ4世は贅沢が過ぎて莫大な借金を抱えていた。ユダヤとテンプル騎士団とから借りていたのだが、返済する見込みもつもりもなく、踏み倒す算段をする。フィリップ4世はフランス全土のユダヤ人を片っ端から捕らえ、財産を没収した。つぎにさまざまな奸計を用いてテンプル騎士団を逮捕し、全財産を没収してしまうのである。そしてついに1312年、フィリップ4世はローマ教皇にテンプル騎士団の解散を命じさせ、ここに200年に渡ったテンプル騎士団が滅亡する。
 しかし、このフィリップ4世の所業が、ユダヤ人をして後に(18世紀に)フランス革命を仕掛けられ、ブルボン王朝の崩壊という報復を受ける原因となったはずである。
 さて、フィリップ4世はテンプル騎士団を火あぶりの刑にして絶滅させ、借金をチャラにはしたが、騎士団の財宝を全部は手に入れることができなかった。資産の一部は何者かによってどこかに持ちさられたので、このテンプル騎士団財宝がどこかスイスの山中に埋められているなどの伝説となって、今もときどき話題になる。日本の終戦後フィリピンに埋められたとされる「山下財宝」とか、「M資金」とかいうものと似ている。
 フランスのテンプル騎士団はほぼ壊滅的打撃を受けたが、一部は逃れてスコットランドに秘かに渡り(1307年)、当時イングランドと交戦状態にあったスコットランド王に歓迎された。そして彼らテンプル騎士団の武力援助を得て、スコットランドは独立を勝ち取る。このフランスから逃れてきたテンプル騎士団の残党を、スコットランドのフリーメースンが受け入れている。
 ここではじめてフリーメースンが出てきたが、実際は、騎士団とフリーメースンはほとんど同体かと思われる。あるいは互いに持ちつ持たれつの関係というか…。その発生も同時期であるし、秘密儀式も大変似ていると言われる。昔のキリスト教会は要塞を兼ねていた。だから要塞=教会を建設する石工たるフリーメースンと、要塞を守備する騎士団は利害が一致する。騎士団がイスラムを駆逐すればフリーメースン(石工)の仕事をする範囲が広がる。フリーメースンという石工組合は欧州全土にその情報網があるので、騎士団も情報を入手しやすい等の理由から、両方に所属する者もいたという。
 さらにユダヤとの結びつきが、騎士団もフリーメースンも極めて強い。先のフィリップ4世の借金踏み倒しの際にあったように、ユダヤ人も迫害されていた存在でありつつ、重要な金融網を握っていたので、これまた騎士団とフリーメースンとの同盟関係というか、利用しあう関係が生まれたのである。単なる武装信徒のはずの騎士団が、金融網を全ヨーロッパに敷くことができたのは、金融・金貸しの先輩であるユダヤ商人の知恵を借りたはずであり、そもそも貿易、交易というものもユダヤが握っていたのだから、提携関係になるのは当たり前である。ユダヤも石工と同様に、反イスラムであって、その理由は宗教上の問題以上に、版図が広がれば商売領域が広がるメリットがあったから、ユダヤ人は騎士団やフリーメースンと提携した…あるいは乗っ取ったのである。
 複雑なのは、さらに1776年にはイルミナティという秘密結社ができ、これがどうやらフリーメースンを乗っ取ったようなのである。1789年のフランス革命の直前であった。さらにいえば、20世紀初頭には、スペインに「オプス・デイ」という秘密結社がユダヤ人によって結成され(1928年)、これがまたカトリックの総本山バチカンを牛耳っていると、3月21日のブログ(日本を救った脇鉄一市長)に書いた。オプス・デイ会員は世界一で8万5千人といわれる。
 あるいは1534年、ロヨラやザビエルらによって、パリで結成されたイエズス会のように、オプス・デイと同じく修道会結社で、彼らは「教皇の精鋭部隊」と呼ばれ(むろん現在も世界に2万人の会員がいる)、世界各地に宣教師を派遣してアヘンをバラ播くやら火薬を売りつけるやらで、植民地化に多大な貢献をした“部隊”もいる。
 秘密結社とは少し性格が違うが、われわれの近辺に近い存在としては統一協会(正式には、世界基督教統一神霊協会)という韓国発祥の宗教団体もある。
 つまりキリスト教の世界は、まさに百鬼夜行である。

 最初のマルタ騎士団に話を戻すと、聖ヨハネ騎士団がロードス島を追われて、マルタ島をカール5世に譲渡してもらい、呼称をマルタ騎士団と変更するのは、テンプル騎士団が壊滅したあとのことである。騎士団同士は同じ十字軍であっても、ライバル意識があり、共同戦線は張らなかった。そこをフィリップ4世に狙われて、マルタ騎士団とテンプル騎士団が争うよう仕組まれた。テンプル騎士団壊滅におそらくマルタ騎士団が関わったものと思われる。実際、フィリップ4世はテンプル騎士団の資産の一部をマルタ騎士団にプレゼントしている。その資産のため、騎士団のなかでは唯一生き残り、現在でも国家として認められている不思議というか、不自然な状態が続いている。
 マルタ騎士団とフリーメースンは一応別ものであるが、どう考えても関係は深い。そうでなければ、ユダヤ国際金融資本がつくった国連で、オブザーバーといえども参加し、84か国と国交を結べるわけがない。いったい何の国交なのだろう?
 マルタ騎士団があまり日本になじみがないせいで、日本の知識人はこの国に注目せず、ほとんど情報がない。だから、なんで中世の遺物のような騎士団が今も国家として認められているのかがさっぱりわからない。
 私にもかいもくだが、ひとつ思うことがある。それはバチカンのことであって、バチカンもあれは一つの国家である。実体はまったくの一宗教団体であるにも関わらず、法王は国家元首でもあるのだ。だから戦後、ローマ法王が来日した折り、法王は昭和天皇に会見しているのだが、これはキリスト教のトップとしてでなく、国家元首としての会見だったので、天皇のほうが断れないのである。
 変な譬えであるが、もしも靖国神社が日本国内にありながら治外法権を認められ、一種の国家として(マルタのように)認められているとしたら、靖国神社の宮司は堂々と、単独で中国の国家主席と元首として会見が可能になるのだ。そこで、「おぬしら、靖国に文句を言うておるそうじゃが…」と抗議ができる立場になる。バチカンはそうしているのだし、マルタ騎士団もやろうと思えばそうできる。だからマルタ騎士団が国交を結んでいる国とは、“外交としての宗教活動”が可能になるのではあるまいか。
 まして、別ものとはいえ、カトリックやユダヤ=フリーメースンと昵懇の間柄、もしくはそうした組織の別の顔でしかないとしたら、マルタが国連で発言することはユダヤの世界支配にいくばくかの利をもたらすだろう。
 ユダヤ国際金融資本が意味なく国連にマルタ騎士団を加入させているはずがない。つまり、マルタ騎士団国民約1万人は、どうせほとんど全員が工作員であろう。秘密結社を国連のオブザーバーにしておくなんて、おかしいでしょ。これは法輪功とか、創価学会とか、統一教会とかを、国として認め、国連のオブザーバーにしているのと一緒の、異常な措置なのだ。(管理人注:そうはいっても国連自体が結社ですからね(笑).......でもマルタはミニ国家

PS:イルミナティを操る奥の院「サンヘドリン」ここの記事がリンクされていますがREGACY OF ASHES でなくLEGACY OF ASHESですよ。

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