團菊祭５月大歌舞伎（夜）

演目は「伽羅先代萩」と「四千両小判梅葉」。

先代萩は菊之助さんの政岡で御殿の場。我が子千松を抱きしめながら思いのたけを語るところは、イマイチ
情に欠けるような気がした。

床下では團十郎さんが仁木弾正で、セリフが無いのに劇場内が魅せられてと思う。

一部の歌舞伎ファンは、團十郎さんを異端扱いして、敬遠する。

でも、私は團十郎さんの「華」は凄いと思う。

こればかりは持って生まれたもので、どんなに修行をしても、身に付くものではない。

これからは、もっと歌舞伎座で年配の役者さんと組んで、古典を学んで欲しい。

四千両は松緑さんが盗人で、牢での序列など面白かった。

これからは松緑さんの持ち役になってもいいと思う。