いってきました。
夏のレゲエの祭典。ハイエストマウンテン。
しかも10周年。
早朝に家を出発し、舞州には9時までに到着

。
すでに長蛇の列で先が見えない。
そして並んでいる人の、ド派手なことド派手なこと。
ラスタカラーやジャマイカ国旗カラーに身をつつんだ異様な人々。
でっかい旗を持っている人もいて、女子はビキニ、男子はすでに裸の人もいて。
すでにテンション上がってしまいました。
んで数時間並び、すでに汗だくになってやっと開場

MJRのバルーンが会場の目印に。そしてこれまた見上げるようなステージとサウンドシステム。
チケットはAエリアだったけど、とりあえずBエリアにある物販コーナーへ。
タオルやTシャツ。ハイエストの他にも出演アーティストの物販。
なにやらアンケートをしていて、ロッカーズアイランド(レコ屋)のクリアファイルをもらい、
並んでいたこともあって力尽きてスモーキングエリア

でひとやすみ。
Bエリアにシートをひいて寝転ぶ人、横にある丘から音だけ聞こうというバーベキューの人。
ステージ前を陣取る人、全員幸せそうな人たち。
自分も、さっさとビールを買いカンパーイ

。
こんなにビールがおいしいなんて。っていうか幸せすぎて流れてる曲にあわせてすでに足取りがノリノリ状態


。
しばらくしてAエリアに。
見渡す限り派手な人人人。1時から8時か9時まで炎天下の長丁場になるので、
一応、エリア出入り口付近にすることに

。エリアの外にはキリを扇風機で噴出
しているようなでっかい熱中病対策のエリアもあるので。
んで、近くにいたかわいこちゃん3人組のシートのはしっこを借りることに成功

。さんきゅーかわいこちゃん。
やっと待ちに待った開演。ランキンタクシーのMCで若手がどんどん出てくる。
55LEVELは期待できそうだなと個人的に思いました。
そして湘南乃風からHAN-KUN。
そう、湘南乃風はいまやREGGAEと認められていない存在。
『レゲエ好きなんですよ』ってレゲエ好きに言って、
「誰が好きなんですか?」って聞かれて、
『湘南乃風』って答えると間違いなく「あ~あ」って思われちゃう存在なんです

。
数々のアーティストにも馬鹿にされている存在なんです。
でも、HAN-KUNは別格

。
HAN-KUN自身、湘南乃風をネタにして笑いをとってます。
今回も「どうも、湘南のオレです(笑)」ってガッチリ

掴んでました。
HAN-KUNはすっごいうまいし、声も通りがいいです。
さすがメジャーなだけあって、盛り上がりもはんぱじゃなかった。
そうこうしているうちにmoomin登場。
ここで驚きのゲストが。HIPHOPからZEEBRAが

そう、あのフレーズを聞くことが出来ました。
ドラドンアッシュとやった「俺は東京生まれHIPHOP育ち」ってやつです。
なんでもmoominと一緒に曲をやるんだとか。
むかしに、今はなきクラブ『ドンフレックス』でたまたま遭遇し、サインをもらった事があります。10年くらい前の話。
でちょっと日が傾いてくるとともにどんどんベテラン勢が登場。
その中で語られたのは
ちょうど去年の8月3日に亡くなったTERRY THE AKI-06さんの話。
ベテラン勢のほとんどがその話にふれてたんちゃうかな。
Ryo the skywalkerにPUSHIM、MJRもそれぞれに感動的なメッセージと共に歌いました。
特に心に残ったのはクィーンオブジャパニーズレゲエPUSHIMの言葉。
『人はかなしい事や、失った事があると、2つのものが生まれます。
一つは優しさ、もう一つは言葉にならないような闇。
でもここに集まれた人たちは、2つのうちの優しさを選択できる人やと思ってます。
そしてこれからどんなしんどい事があっても優しさを見つめてほしい。』
そしてRyoくん。
『知ってる奴も多いと思うけど、去年の明日TERRYが亡くなった日です。
でも俺にはどうしてもここにTERRYがいるように思えて仕方が無い。
あいつは不思議な奴で、周りに色んな人間があつまる。でもプライドも高くて、悩んでても言葉にできなかったりもした。悪いことは悪いことやと思うけど、死ぬ事でもあいつは色んなものを教えてくれた。それは生きること。』
きわめつけにJumbo maatch。
『自分で自分を殺す奴、周りを道連れにしようとする奴。おかしなことが多いし、絶望することが多いかもしれん。けど、憧れたりするもんが無いって、つまらん未来しかみえへんって思ってる奴。もう一度考えてみて。こうなったらええなぁとか、こいつすごいなとか、絶対なんかあるはずや。見てないだけで、そういうもんは本当はいっぱいあるはずなんです。だから、そういうもん見つめて、近づくようにもっと高みにのぼろうとして欲しい。』
舞州の野外は夕方から夕暮れに変わって。そのメッセージが染みました。
RyoくんのそのメッセージのあとのEVER GREENはやばかったです。
泣いてる人も多数。
思わず空を見上げてました。あの空は絶対忘れないと思います。
昼間は楽しすぎて空を仰いで、楽しすぎて忘れへんって思ったけど、
それ以上にあの夕暮れは強烈でした。
しんみりしたまま10周年が終わるはずもなく、最後にビッグゲスト
なんと三木道三登場です。
「一生一緒にいてくれや」の人って言ったらわかるかもしれません。
でも私にとっては、他にも沢山好きな曲があります。
ゴリゴリな曲。どっちかというと右思考な曲が多いけど。
ラバダブで「ハイエスト10周年おめでとう~」って声がして、
声だけでは信じられなくて、そしたらJAPAN一番が

嘘かと思いました。
何年も前にいつのまにか歌わなくなっていなくなってしまったDJ。
その人のCDは廃盤となり、音源も少なくなって。
きわどい歌詞が多かったからかもしれません。
でも未だに復活を待ち続けている人は多くて。
その人が目の前のステージで歌ってるなんて夢のようでした。
最後にみたのはItoIで歌ってる姿。
そしてラバダブをまわしてテーマソングBIG10で終了。
終了と同時に大きな打ち上げ花火が惜しげもなく何十発も。
照明の消えたステージも明るくなるくらいの大きな花火。
世界であの瞬間、あの場所が一番幸せな場所やったと思います。
そして生きている幸せを実感できた人が一番集まっていた場所やと思います。