特待生と野球留学

「特待生」、「野球留学」、「アマチュアリズム」に焦点を絞って展開します。

日本文理

2007年05月03日 | 高校別

06年、新潟県勢初のセンバツ勝利(2勝)を果たした日本文理は、4月30日に日本高野連に申告、該当部員8人(3年3人、2年2人、1年3人)を除いて28日に始まった春季県大会に出場するようです。

高校野球:日本文理、特待生制度で校長謝罪 これまで野球部員30人前後 /新潟 (毎日新聞新潟版 2007年5月2日)
 違反と判断されたのは、野球部のほか柔道部、陸上部など県レベルで上位の部活に所属する生徒を対象にできた「特別奨学制度」。部活動活性化のため、96年から1学年10人程度に毎年、授業料相当分にあたる22万8000円を支給してきた。野球部員ではこれまでに30人前後が該当してきたという。
 調査結果が遅れたことについて長谷川校長は「(同校の)優遇措置は、規定の中に『野球部員対象』とは書いておらず、判断に苦しむところがあった。調査開始後、県高野連を通じるなどしてメモや口頭で判断を仰いできた」と話した。
 その結果、先月27日に違反と判断し、野球部長を解任。同29日の野球部父母会総会で保護者に説明した。「全員了解したと受け止めている」という。

高野連様とのやりとりの結果、「アウト」になったようですが、この内容ではいくらなんでも「セーフ」にはならないでしょう。まあ、それは高野連様の基準によるものであって、世間一般の基準とは別次元の話です。

やはり、一番怖いのは「全員了解したと受け止めている」です(ここから先は一般論です。日本文理のことではありませんので、念のため)。学校側と保護者側の関係では、学校側がそう受け止めただけでは意味はありません。保護者側がゴネた結果、それこそ「裏金」で処理されてしまうと、今よりもっと状況は悪くなります。