フランス大好き!

美しい、美味しい、旅しやすい国フランス。海外からの観光客が世界で一番多い国です。その魅力をさぐってみます。

サン・ジュセップ市場、バルセロナ(6)

2017-07-26 10:53:15 | 
サン・ジュセップ市場はバルセロナの町の中でも最大の規模と歴史の古さで知られています。並べられている生鮮食品の種類の豊富さも町一番。市場の中には八百屋、果物や、肉屋、魚屋、乾物屋などがぎっしりと並んでいます。日本の上品な肉屋さんに比べれば、肉の塊がドンと置かれているのを見ると、ちょっと引いてしまいますが・・・・



(写真左)市場の正面の入口です。一日中こんな人出だそうです。(写真右)貝が売られていました。こんな沢山の量で買うのですか?やっぱり食べる量が違いますね!


(写真左)生ハムがずらりとつるされています。グラムじゃなくてキロで買うのですね!(写真右)ソーセージや生々しい肉の塊が吊るされています。日本の肉屋は上品だったなぁ・・・・


(写真左)八百屋さんです。野菜の中に赤い鷹の爪や生姜も見られます。(写真右)果物屋さんです。こちらは意外と日本とよく似た品ぞろえです。でも値段はかなり安そう。


(写真左)市場の前に店を出しているお花屋さん。花の種類は多い!花のプレゼントは生活の中で頻繁にされているようです。(写真右)サッカーは市民の大いなる楽しみのようです。若者からお年寄りまでこんな風に首の周りにバルセロナのチームのタオルをかけている姿をよく見かけました。

バルセロナ(西)//カルカソンヌ(仏)//モンペリエ(仏)への旅5

2017-07-09 13:26:40 | 
バルセロナのサンツ駅から近郊線C-4のSant Vicenc de Calders行きに乗り約40分。スペインの発泡酒Cava(カヴァ)の生産地のサン・サドゥルニ・ダノイアの町に着きます。この町には大小いくつものカヴァの酒造所が在りますが、私たちは駅のすぐ前のフレシネの酒造所を見学しました。



駅前の工場と言えば吹田にもビール会社が在りますね。駅前は出荷に便利なんでしょうね。重いビンに入っているので。



フレシネの正面玄関。美しい建物です。写真右は製法を伝えた僧侶の石像です。



蔵の中はフランスのシャンパンメーカーとそっくり。案内のお兄さんは味もシャンパンにも負けないとおっしゃってました。でもフランスのシャンパーニュ地方以外で作られているものはシャンパンとは呼べないのです。シャンパンと呼べない代わり安くて、シャンパンと同じように美味しいカヴァは暑い夏にお勧めです!この夏、冷やして飲んでみてください。



この町の産業は景気が良いようです。工場の後ろに続く住居地域には豪華で立派な家々が建ち並んでいます。醸造所以外に目立った産業は無いようなので、この豪華な家々は「カヴァ御殿」なのでしょう。

日本での販売元はサントリーのようです。下記のサントリーのページもご覧になってください。
http://www.freixenet.co.jp/story2.html


バルセロナ(西)//カルカソンヌ(仏)//モンペリエ(仏)への旅4

2017-06-21 15:01:19 | 
モデルニスモ建築のもう一人のの巨匠、ドメネク・イ・モンタネールは19世紀末、ガウディのライバルとして活躍していました。ガウディとは異なる個性で作り上げているモンタネールの作品は「美しさ」「優雅さ」「暖かさ」に溢れていて、今でもバルセロナの街並みを彩り、19世紀末の輝きを伝えています。ガウディが奇才ならモンタネールは華やかな装飾の世界を作り出した建築家です。


  
カタルーニャ音楽堂の入口付近。モンタネールの最高傑作と言われるこの音楽堂は1908年に完成しました。この音楽堂の壮麗なロビーから中央階段を上ると大ホールが在り、天井を覆いつくすタイルと彫刻、シャンデリアにステンドグラスが飾られています。収容人数は2200人。ステンドグラスから差し込む柔らかい光は、モンタネールが好んで使ったバラの花のモチーフに降り注いでいます。旅行以前は全くモンタネールの建築物について何も知らなかったのですが、この旅で素晴らしい建築家だと感動しました。


こちらもモンタネールが1902年に着工したサンパウ病院です。サグラダ・ファミリア聖堂と向かい合うように建っています。残念ながら丁度改装工事中でしたが、素晴らしく美しい病院なのです。











バルセロナ(西)ーカルカソンヌ(仏)ーモンペリエ(仏)への旅3

2017-06-07 10:50:19 | 
バルセロナでの観光に使えるのは2日半。ぜひ見たいのは、サグラダファミリアとカタルーニャ音楽堂。それに加えてバルセロナ郊外にあるスパークリングワイン、「カヴァ」の産地のサン・サドゥルニ・ダノイア村に在る工場訪問。フラメンコの観賞は必須。グエル公園、そして美味しい食事は楽しみたい!全部をクリアーするのはちょっと無理かな。そうそう、バルセロナは地中海に面した都市なのに、滞在中はサグラダファミリアの塔の上から彼方に海らしきものを見ただけです。でもフランスへ移動する時に、たぶん海岸線を走る列車の中から地中海の青い海の景色を楽しめるでしょう。


サグラダファミリアの建設は1882年に着工された。ガウディはその翌年、前任者から引き継いで建設を始めた。135年たった今も工事の終了に至っていないけれど、昨今の入場料増加で2020年(?)には工事が終了する見込みだつたそうですが・・・。入場料も塔へあがるエレベーターもちょっと高い気がするのですが、これも完成への一部になるのでしたら喜んで!!


素晴らしいファサード(建築物の正面部分のデザイン)です。イエス誕生の喜びを表したもので、聖母マリアの受胎告知やエジプトへの逃避などのイエス幼少期の出来事があらわされている。テレビ番組で見たのですが、内戦で損傷を受けていたこの聖堂は、日本人彫刻家の外尾悦郎氏によって修復されているそうです。日本人、すごいですね。

........
永遠に修復完成とはいかなさそうですが、「未完成」であってこそより魅力的な聖堂なのかもしれませんね。



バルセロナ(西)/カルカソンヌ(仏)/モンペリエ(仏)への旅2

2017-05-10 19:22:40 | 
何十年も前、サントリーのコマーシャルの中ででアントニオ・ガウディの作品がつかわれ、不思議な雰囲気を作り出しているのを見た時、これはすごい作品だと思いました。その時はそれらの建造物がバルセロナに在るとかなどということはあまり意識もしていませんでした。この旅も作り始めた時はカルカソンヌへ行くために追加した町でした。でもこの町のすごさ、芸術への思い、美しい物への尊敬の念、そんな魂の塊のような街に感服しました。


  
(写真左)カサ・バトリョ。繊維業界のブルジョアであったバトリョ家は、1877年に建てられた見物の増改築をガウディに依頼し全面的に改築された。この建物のテーマは海。建物の正面が海面とし内部は海面の下、正面の壁は海面の様に波打っています。(写真右)屋上には奇妙な形の煙突がそびえる。サントリーのコマーシャルで不思議な雰囲気を作り出していたのはこれですね。 


  
(写真左)カサ・バトリョの内部。窓のガラスは水面を表し、内部は水面下、つまり海底や海底洞窟が建築化された物だそうだ。(写真右)カサ・ミラ。この建物のテーマは山。屋上階段の出口や換気塔、煙突などは山の尾根から突き出た峰々を表している。