みにちゅあほうろうき

カレー大好きてらださん
ガチ風味のミニチュアゲームブログ

よつばと! と 赤毛のアン

2010-07-31 18:14:57 | 雑文、ネタ、放浪日記
 ミニチュアゲームとは関係無い話ですけど。

 



 みなさんは『よつばと!』をどのように読んでいますか?
 まさかよつばに感情移入している、なんていう人はいませんよね?(苦笑)
 結構、風香や恵那に感情移入して読んでいる人が多いのではないでしょうか。あと読者の中にはジャンボやとーちゃんに感情移入しているアラサー世代なんかも多いと思います。
 今回のエントリではそういう人達にとってのこの漫画について語ろうと思います。



 ・・・子供の頃、トムソーヤの冒険をあなたはどのように読んだでしょうか。
 ハックやトムが好奇心と悪戯心を120%満たす姿を見て自分自身に重ね合わせて羨んだり、厭味な教師やガミガミうるさい叔母さんに叱られる姿を見て共感したり、トムと一緒になってインジャンジョーの怖さに震えあがったりしたのでしょうか。
 自分が感じたのは『あるある、そういう事』みたいな子供の世界における共感でした。共感はしましたが、トムを自分に重ね合わせる事はなく、友人の一人のような感覚でトムの物語を追体験したのです。

 しかし赤毛のアンに触れた時に感じたのは『保護者としての視点』でした。

 とてもじゃないですがあの異常なまでに妄想に満ち溢れたアンに共感できる、感情移入できる人間は少ないのではないでしょうか、あの年代にしてはアンは妙に教養が高い娘ですからやる事やセリフもかなりハイセンスです。
 そんな世間とはズレまくってる子なので彼女を友人として見るのも難しそうです。一種の変人の域にまで達している子と友達でいるのは非常に大変ですから。

 故に男性には赤毛のアンがわからない、大して面白くなかった、という人は結構多いんじゃないかと思うのです。自分も最初子供の頃に読んだ時は全く意味がわかりませんでした。
 『こいつにはちょっとついていけないな』という印象でした。
 ところが。

 高校生の頃、世界名作劇場の再放送でアニメの赤毛のアンが放送されているのをたまたま見かけたのですが、これがもう抱腹絶倒するぐらいの爆笑物語だったわけです。その時の自分はアンを引き取ったリアリストのオールドミス「マリラ・カスバート」の視点を通してアンを「同居人、もしくは自らの子供」として眺めるようになっていました。
 最初に本を読んだ時にも『保護者の視点』を感じたのですが、まだ子供だった自分にはそれを微笑ましいと感じる感覚が備わっていなかったのです。ある程度人間として成長してアンのような少女を年下の子供として見る事が出来るようになると、この物語は途端に面白くなります。

 実際『よつばと!』も似たようなものだと自分は考えています。




 実際に『赤毛のアン』と『よつばと!』はかなり似通ったスタイルの作品となっています。

●疑似家族の形成『ある日、ちょっと変わった女の子が町にやってくる』

 赤毛のアンではお互い独身のまま同居している兄妹、マリラとマシュウが孤児院にいたアンをグリーンゲイブルズにあるカスバート家に呼びます。

 よつばと!では未婚(?)の翻訳家である「とーちゃん」が「拾った」よつばと一緒に風香や恵那がいる町に引っ越してきます。





●性善説に基づいた日常の物語『悪い人がいない世界』

 アンの世界は時代的背景もあってか、愛や道徳に溢れています。グリーンゲイブルズは殺人鬼や怪盗が出てくるような殺伐とした世界ではありません。

 よつばと!の登場人物で、よつばやとーちゃんを悪く言ったり遠ざけたりするような狭量な人間は出てきません。皆がよつばや得体の知れないとーちゃんに寛大で平等に接しています。


●メインとなるのは【しつけ】『子供にどう接するべきなのか?』

 とにかくアンは口の減らない癇癪持ちの問題児でした。そんな子と親はどう接するべきなのかをマリラや周囲の大人たちの態度から学ぶ事が出来ます。とにかく理想を追求して派手な方向へと進もうとするアンに現実とはどういう事かを学ばせていくにはどうすればいいのか、どこまで口を挟んでいいのか、色々と考えさせられます。

 よつばは物怖じしない好奇心の強い子です。そんな子の素朴な疑問にはどうこたえるべきなのか、そういう子と楽しく遊ぶにはどうしたらいいのか、子供をのびのびと育てるにはどうするべきか・・・そういう提案が作中ではなされていると考えられます。(理想的過ぎてご都合主義ではありますが)





●結婚はしないが子供へ愛情を注ぎたいわがままな大人の幻想物語『結婚生活への幻滅とあきらめ』

 マリラとマシュウは兄妹です。どちらも結婚していません、マリラは口うるさくて厳格で可愛げがありません、マシュウは口下手で人前に出るのが嫌いです、どちらかというとお互い人づきあいが好きではありません。
 2人は老いて農作業が大変になったので働き手となる男の子を引き取ろうと思って孤児院に打診しました。手違いがあって女の子のアンがやってきたのですが、なんとなくアンの境遇が可愛そうになって引き取る事に決めました。

 とーちゃんは翻訳家で家にいる事が多いです。愛想は悪くないのですが、どちらかというと積極的に人とかかわろうとはしていません。どこか老成しているというか、世の中に達観しています。ジャンボと比べて色恋にがっついたところも少なく、何が彼の楽しみなのかもわかりにくく、傍から見ると考えが読めない謎めいた男性です。
 よつばを溺愛している風でもないのですが、ちゃんと父親としての務めを果たそうと努力は怠っていません。なかなかに常識人です。一見何事にも無関心に見えて根はしっかりしている・・・この辺のバランス感覚が今の男性の理想とする自己像なのだと思います。



 ・・・とまあ色々書きましたが結局何が言いたいのかというと・・・

『よつばと!』とは現代日本漫画版の『赤毛のアン』である、そして同時に世のオタク男性の理想を具現化した漫画である。


 こういう事になります。『よつばと!』は3次元の女性との恋愛や結婚に絶望しているor幻滅している今の若い男性諸氏から共感を受けているからこそ支持されているのだと思います。

 結婚生活そのものや配偶者と人間関係を保つ事が煩わしいと感じながらも『子供に愛情を注ぎたい、子育てしたい』という動物の本能的欲求をも同時に感じている男性にとって「とーちゃん」のライフスタイルは理想形であると言えます。
 あくせく働いたり、上司にへーこらせず、愛する娘と慎ましくもおもしろおかしく平凡な毎日を過ごす・・・とても理想的だと思います。そこには配偶者からの嫉妬はありません、変なご機嫌とりをする必要が無いのです。

 外に出てもよつばとの生活に苦言を呈するような説教臭い老人はいません。それどころかジャンボという比較的暇人な友人や、娘の友達である三姉妹から暖かく受け入れられています。彼らは必要以上にはとーちゃんのライフスタイルに干渉してきません。

 これは現実のぎすぎすした部分とは縁遠い幻想の世界の物語であるのかも知れません。
 だからこそ、支持を受け続けているのだと思います。




 ちなみに今日、ブログ主は誕生日でした。なんか肉食うか、肉。

7月29日(木)のつぶやき

2010-07-30 00:18:15 | WH40K
10:00 from web
Island of Bloodのモデル、出来が良いなぁ。
http://www.games-workshop.com/gws/content/aBlogOfTwoGamersPost.jsp?aId=12400002a
11:56 from web
ティラニッドの3500pロスターを考えよう~。あー、ラヴェナー使いたい、IG相手でコロサスに狙われたりしなければカヴァーセーヴィングもらってそこそこ活躍できそうなんだけど。
15:31 from web (Re: @haiyamanakadesu
@haiyamanakadesu ?ヴェテラン+キメラの数を増やす。?クリード+アルラヒムを使ってみる。?マンティコアを使う。?何か曲射砲を複数入れる、バジリスクでもOK
17:17 from web
 Ardboyzでファイナルの5卓に残った2つのNidsが両方ともIGに当たって潰されたみたい。
 ORKとかウルフに当たれば相性的に考えて有利だったのに残念。
 しかしサンダーウルフキャバルリーとか2500p以下の環境で運用してる人いたのね・・・意外だわさ
18:38 from web (Re: @haiyamanakadesu
@haiyamanakadesu グリフォンは国内で過剰評価され過ぎだと思うのでグリフォンにこだわる必要はないかも。海外はマンティコアとメデューサの評価が高いです。どちらも対ヴィークル、メカナイズド編制と戦う事を想定していますね。
18:55 from web
うわソフトバンク、リードされてる・・・大隣が投げてるのか・・・打線の奮起に期待しつつ晩飯
19:49 from web (Re: @haiyamanakadesu
@haiyamanakadesu 実はグリフォンはそこそこヴィークルにも効くらしいんですよ。スキャッターをリロールする関係上、ピンホールが命中し易いのが美味しいみたいです。側面で貫通判定するんでサイドのAVが10しかないIGタンクには効果があるみたい。
by zuban1 on Twitter

Island of blood

2010-07-25 10:32:52 | ファンタジーバトル


 カウンターがいつの間にか10,000回ってます。
 更新とかチェックしてくださってるみなさん、どうもありがとうございます。
 これからもゆるっと更新していこうと思いますが、最近微妙に忙しい、というか疲れてへばってるのでまともな更新ができていません、暑さにやられてます。
 更新したいネタと作ってないミニチュアが溜まる一方です。

 こちらのやる気とは裏腹にGWさんの方は新商品の話題で盛り上がってきています。一部のハイエルフユーザーとスケイヴンユーザーが泣いて喜ぶファンタジーバトル8版スターターの情報がGW公式に掲載されました。(記事はこちら)

 もうメタルのスレイヴとか作りたくないぜー(まあ大量に持ってますけど)と思っていたらクソプラ(褒め言葉です)でネズミが大量ゲット出来そうです、これで持ち運びの苦労がずいぶんと軽減されますね。
 ハイエルフも中途半端に持っているのでこれを機にちゃんと作ってみたい気がします。たぶん、VCとかオークとかの後になると思いますが・・・



 ウヒョー、これが流血島の合戦だぜ! って単なる公式サイトの画像です、すいません。





ハイエルフ
・グリフォン騎乗プリンス-1体(キャラとマウントが着脱可能かどうかは結構重要)
・メイジ-1体(徒歩?)
・ローザンシーガード-10体フルコマンド(コマンドグループ3体 一般兵7体?)
・ソードマスターオヴホエス-10体フルコマンド
・エリリオンリーヴァー-5体フルコマンド


スケイヴン
 ウォーロード/チーフテン:ハルバード&ハンドウェポン装備-1体
 ウォーロックエンジニアー:オーグメントウェポン&ワープロックピストル装備-1体
 クランラット:スピア装備-20体フルコマンド
 クランラット:ハンドウェポン&シールド装備-20体フルコマンド
 ラットオウガ-2体 (パックマスターは付かない?)
 ウェポンチーム-3チーム:
(ポイズンウィンドモーター、ワープファイアスロワー、ドゥームフレイヤーが各1チーム)




 実は自分は知る人ぞ知るラットオウガ愛好家です。
 ぶっちゃけホードが組めるぐらい既に持っているんですが、更にコレクションが増えそうでニヤニヤしてます。

 ちょっとエルフのコア歩兵が少ないのは残念です、ホエスとエリリオンリーヴァー要らないから30体のスピアマンで良かったのですが。


 しかしパーツが細過ぎるのはちょっとどうかなぁ、と・・・いや、綺麗に抜けてるんで技術力は凄いと思うんですけど、低年齢層には厳しい細さだと思うんですよね。

 まあなんにせよ楽しみです、小さなルールブックも付いてくる事ですし、3箱分ぐらいは買うんじゃないかと思います。みなさんもたくさん買ってあげましょう(笑)





 ていうかホードmk2も遊びたいですね・・・orz

8版が来たよ④ 仮更新

2010-07-23 18:47:03 | ファンタジーバトル
 途中ですけど一旦アップします。


◆◆ウェポン◆◆

◆ハンドウェポン
 ハンドウェポンは破壊される事がない。
・ハンドウェポン+シールドのパリィ:
クローズコンバット時に6+ワードセーヴィングを得る。
・パリィが使えない状況:
①ユニットのフランク、リアからの攻撃に対しては使えない
②インパクトヒット及びストンプ、サンダーストンプに対しては使えない
③何らかの事情でフレンジーしているモデルはパリィを使えない
④何かしらのマウントに乗っているモデルはパリィを使えない

◆スペシャルウェポン
 何かしらの特殊ルールを持ち、ハンドウェポンとは区別する。
・ボウ、スローイングアックスなどの『ミサイルウェポン』や、ハルバードやランスなどの『クローズコンバットウェポン』がある。

 ●ミサイルウェポン
・複数のミサイルウェポンを持っていたとしても1フェイズにつきどれか一つしか使えない。選んで射撃を行うこと。

 ●クローズコンバットウェポン
・もし、モデルがスペシャルウェポン/クローズコンバットウェポン(CCW)を持っていた場合、モデルは必ずそのスペシャルウェポン/CCWを使用しなければいけない。
スペシャルウェポン/CCWが何らかの事情で破壊されてハンドウェポン以外の選択肢が無くなった場合のみ、ハンドウェポン装備を選択する事が出来る。
これには一つの例外があって、マジカルクローズコンバットウェポン、魔法のCCWを持っていた場合は、ハンドウェポンを含む他の武装の中から、どれか使いたい物を選択できる。
・もし、モデルが2種類のCCWを所持していた場合、クローズコンバットのラウンドの最初でどちらのCCWを使用するか決める。このクローズコンバットが解決するか、武器が破壊されるまで、そのCCWを使い続けなければいけない。
・武装を選択する場合、ユニット内のモデルの武装は統一する事。
(前列10人がハルバード、後列10人がスピア、というような選択は出来ない)
 キャラクターモデルはユニットの装備している武器と違う武器を使用出来る。
・アディショナルハンドウェポン、ブレイスオブピストルズ:
 +1回の追加攻撃が出来る。この装備はたとえばハルバードのような別なタイプのスペシャルウェポンと併用する事は出来ない。

◆ウェポンの種類

●ミサイルウェポン
◎ヴォレイファイア系
・ボウ:
24インチ S値3 ヴォレイファイア
・ロングボウ:
30インチ S値3 ヴォレイファイア
・ショートボウ:
18インチ S値3 ヴォレイファイア

◎マルチプルショット系
・スリング:
18インチ S値3 マルチプルショット(2)

◎移動後射撃不可、ムーヴオアファイア系
・ハンドガン:
 24インチ S値4 アーマーピアシング ムーヴオアファイア
・クロスボウ:
30インチ S値4 ムーヴオアファイア

◎クイックトゥファイア系 ・・・沢山もってるから弾切れしないらしい(^^;)
・ジャヴェリン:
 12インチ S値=使用者 クイックトゥファイア
・スローイングウェポン:
 6インチ S値=使用者 クイックトゥファイア
・スローイングアックス:
 6インチ S値+1 クイックトゥファイア

◎ピストル系
・ピストル:
 12インチ S値4 アーマーピアシング、クイックトゥファイア
 * 接近戦ではアディショナルハンドウェポンとして取り扱う。
・ブレイスオブピストルズ(二丁拳銃):
 12インチ S値4 アーマーピアシング、クイックトゥファイア、マルチプルショット(2)
* モデルが徒歩だった場合、+1回のエクストラアタックを得る。

●スペシャルクローズコンバットウェポン

◎両手塞がっちゃってシールド持てない系
・グレートウェポン:
S値+2 リクワイアトウーハンズ、オールウェイズストライクラスト
 (騎乗していてもS値+2になるっぽい)
・ハルバード:
S値+1 リクワイアトウーハンズ
・フレイル:
S値+2 リクワイアトウーハンズ
*ストレングスボーナスは各戦闘のファーストラウンドのみ

◎チャージボーナス系
・ランス:(騎乗モデル専用)
 S値+2
 * マウントモデルだけしかランスを装備出来ない
 * 自らチャージして接近戦に突入した場合、ランスを使用する。ランスの使用は各戦闘の最初のチャージ攻撃に限られる、それ以降の戦闘でモデルはハンドウェポンを使用する。
 * 敵からチャージされた場合、ランスではなくハンドウェポンを使用する。
・スピア:(騎乗モデル装備時)
 S値+1
 * 自らチャージして接近戦に突入した場合、スピアを使用する。スピアの使用は各戦闘の最初のチャージ攻撃に限られる、それ以降の戦闘でモデルはハンドウェポンを使用する。
 * 敵からチャージされた場合、スピアではなくハンドウェポンを使用する。

◎フットモデルオンリー系
・スピア:(徒歩モデル装備時)
 S値=使用者 ファイトインエクストラランク
 * スピア装備モデルが自らチャージして接近戦に突入した場合、その最初のチャージ攻撃をする場合には、エクストラランクのスペシャルルールは適用されない。このボーナスは2ターン目以降から適用される。


・トウーハンドウェポン/アディショナルハンドウェポン:
 S値=使用者 エクストラアタック
 * マウントモデルはアディショナルハンドウェポンを装備する事が出来ない、またピストルを持っていた場合でも、これをアディショナルハンドウェポンとして使用する事は出来ない。
 * マジカルクローズコンバットウェポンを装備していた場合、そのモデルはアディショナルハンドウェポンを装備出来ない、またピストルをアディショナルハンドウェポンとして使用する事は出来ない。
◎ぶん回し系
・モーニングスター:
S値+1
*ストレングスボーナスは各戦闘のファーストラウンドのみ
(フレイルと違ってシールドが装備出来る)


◆◆コマンドグループ◆◆

◆ユニット内の配置場所:
 常に最前列に置かねばならない。他に前列に置かねばならないモデルがあった場合であっても、コマンドグループを優先して最前列に置き、その他のモデルを後列に置く事。モデルの移動距離に関係なく必ず最前列に置く。

◆チャンピオン:
 戦死者を取り除く時、一般のランク兵から取り除いていく。何かしらの攻撃で直接狙われた場合や、テンプレートが当たってルックアウトサーテストに失敗した場合を除いて、チャンピオンは必ず最後に取り除く事。
●ルックアウトサー:
 テンプレートが当たった場合、キャノンで狙われた場合などは1d6して2-6の出目だった場合、一般のランク兵がチャンピオンの身代わりとなってダメージを受ける。1が出た場合、チャンピオンに命中する。
 ルックアウトサーを実行するためには少なくとも一般のランク兵が5人いなければいけない。この一般のランク兵とはスタンダードベアラーやミュージシャンを含むが、チャンピオンは含まれない。less than five rank-and-file models 5人未満の場合、ルックアウトサーを試みる事は出来ない。

・接近戦でのチャンピオン:
 一般のランク兵と同じ武装を選択する事。例外がある場合は各アーミーブックで判断する。
 チャンピオンが受けたウーンドがW値を上回っていた場合、その接近戦でのオーバーキル分のウーンドはユニットに影響を及ぼさない。一騎討ちの場合を除いて、このオーバーキルのウーンドはコンバットリザルトにカウントされない。

●スタンダードベアラー:
・リザルトボーナス:
コンバットリザルトに+1出来る。このボーナスは1点のみで、マルチプルコンバットの結果、複数の旗持ちが戦闘に参加していたとしても1点以上は増えない。
・戦死者:
 一般のランク兵と同じように取り扱われる。特定のモデルをターゲットにする攻撃でスタンダードベアラーが倒されたとしてもその他のランク兵がその旗を持って新たなスタンダードベアラーとなるため、他のランク兵より先にスタンダードベアラーを取り除く事は出来ない。チャンピオンとスタンダードベアラーの2名が残っていた場合は、チャンピオンを残す事。
・ラストスタンド:
 もし、ユニットが接近戦で敗北してブレイクした場合、ただちにスタンダードベアラーを戦死者として取り除くこと。ユニットが敵から逃げおおせたとしても最後まで勇敢に戦ったスタンダードベアラーは戦死してしまう。

●ミュージシャン:
・リザルトボーナス:
 コンバットリザルトが同点でドローだった場合、ミュージシャンがいる側が+1点でリザルト勝ち出来る。双方にミュージシャンがいる場合はこの効果は無視される。
・ラリーテスト
 再集結テストでLd値に+1出来る。目標値が10を超える事はない。
・戦死者:
 スタンダードベアラーより前、一般兵より後に取り除かれる。
 ランク兵 → ミュージシャン → スタンダード → チャンピオン
・スウィフトリフォーム:
 ミュージシャンがいる場合、逃走中でも戦闘中でもないユニットはリメイニングムーヴサブフェイズに前述したスウィフトリフォームを試みる事が出来る。移動を開始する前にLd値テストに成功する必要がある。

◆◆キャラクターモデル◆◆

 単独で行動しているモデルはローンキャラクターと表記される。

・ローンキャラクターが射撃を受ける場合:
 もし5人以上のモデルで構成される味方ユニットが3インチ以内にいる場合、ローンキャラクターは1d6して4+の出目を出す事で前述したルックアウトサーのテストに挑戦する事が出来る。このルックアウトサーはテンプレートだけでなくバリスティックスキルを用いて射撃してきた普通のミサイルウェポンなどにも適用出来る。
ただし、これは身代わりになるモデルとキャラクターモデルのトループタイプが同じ場合に限られる。たとえばブラッドサースターはモンスターなので、インファントリーのプレイグベアラーが近くにいたとしてもルックアウトサーを試みる事が出来ない。

●キャラクターとユニットの関係

・合流できないユニット:
 モンスター、フライヤー、チャリオット、スウォーム、ウォーマシンには合流出来ない。

 同じような理由でキャラクターがモンスターにマウントしていた場合やチャリオットにマウントしていた場合に、他のユニットに合流する事は出来ない。

・合流する場合:
 ムーヴメントフェイズでユニットにベースコンタクトさせる事。合流した時点でそのキャラクターと合流先のユニットはもう移動する事が出来なくなる。ただし、合流先のユニットはこれ以上の移動が出来ないだけで実際に移動したわけではない、よってキャラクターが合流してきたからと言ってユニット自体が移動したという扱いにはならず、シューティングフェイズでのペナルティなども受けない。
・配置する位置:
 ユニットの最前列に置くこと(たとえその位置に置く事が移動力の2倍を上回っていたとしても)置けない場合は2列目に置くこと。
(コマンドグループを後列に置くことは出来ない?)
・合流しているモデルにスペルなどがかけられた場合:
 ユニットの一員として効果を受けてしまう。
・ラリーテスト:
 再集結する場合にユニットの残り人数がゲーム開始時の25%以上残っているかどうかをカウントする場合、合流キャラクターをその頭数にカウントしてはいけない。
(25%を切っていた場合、ラリーテストにLd値を使う事は出来ない。2d6でピンゾロを出す必要がある)


ティラニッドの研究③ 実戦編

2010-07-19 18:33:42 | ティラニッド
 ガチのガードと3000p戦は得る物が多かったです、卵帝さん、対戦どうもありがとうございました。

 ティラニッドの特性

①弾幕射撃が得意なアーミーである
②対装甲武器が揃えにくいアーミーである
③実用的なユニットの移動力が遅い鈍足アーミーである
④ユニットの役割が明確に別れているアーミーである
⑤各部隊の連携が大事なシナジーアーミーである





 7月17日に使用した編制

**************************************************

編制例◆ティラニッド 3000p ver2.1◆

~HQ~ -675p
①『ハイヴタイラント』-235p
:ツインリンクデヴァウアー -15p ヘヴィーヴェノムキャノン -25p ハイヴコマンダー -25p パロキシズム リーチエッセンス
②『ハイヴタイラント』-200p
:ツインリンクデヴァウアー×2-30p パロキシズム リーチエッセンス
③『タイラントガード×2』 -120p
④『タイラントガード×2』 -120p


~エリート~ -465p
⑤『ハイヴガード×3』-150p
⑥『ハイヴガード×3』-150p
⑦『ヴェノムスロープ×3』-165p

~トループ~ -690p
⑧『ターマガント×10』-50p
⑨『ターマガント×15』-150p
:デヴァウアー -75p
⑩『マイセティックスポア』-40p
⑪『ターヴィゴン』-225p
:サイジングタロン-5p カタリスト-15p オンスロート -15p リジェネレート-30p
⑫『ターヴィゴン』-225p
:サイジングタロン-5p カタリスト-15p オンスロート -15p リジェネレート-30p


~ファストアタック~ -275p
⑬『ガーゴイル×15』-105p
:トキシンサック -15p
⑭『ガーゴイル×14』-98p
:トキシンサック -14p
⑮『ガーゴイル×12』-72p


~ヘヴィサポート~ -895p
⑯『カーニフェクス×2』-400p
:ツインリンクデヴァウアー -15p ヘヴィーヴェノムキャノン -25p
⑰『ティラノフェクス』-265p
:ラプチャーキャノン -15p
⑱『カーニフェクス』-190p
:ツインリンクデヴァウアー×2 -30p
⑲『マイセティックスポア』 -40p


 TOTAL-3000p キルポイント-19

**************************************************










 対戦相手のインペリアルガードのメカナイズド編制です。
 過剰プラズマ+ヴェンデッタはエリートの少数精鋭編制やモンスター編制相手にぐっさり刺さります。特にエクスキューショナーはティラニッドにとって鬼門です。
 しかし、過剰プラズマ+ヴェンデッタ編制は、モブやメカナイズド編制にはコストの割に効果が微妙です。
 そのため、インペリアルガードはモブ対策としてグリフォンやヘルハウンドを入れて立て籠もる敵のモブを打ち破ります。一見、色物のデスストライクも、敵のメカナイズド編制にはかなりぐさっと刺さります、あとこの兵器には示威効果があり、必要以上に警戒した相手の配置ミスや機動ミスを誘う事ができそうです。
 敵ヴィークル(特に曲射砲)を沈黙させる手段としてメルタを持たせたストームトルーパーを用意してあります。もちろん1部隊だけで満足な効果を得られる事は無いので、駄目押しや保険として使用するべきでしょう。
 このモーディアンの連隊は、HQ枠にデーモンハンター戦力からグレイナイト・グランドマスターを招いています。サイキャノンの火力もまずまずですし、何より効果範囲が無制限のサイキックフードが使える点も大きいです。




 
 とにかくハイヴガードの位置取りとターヴィゴンの粘り、オンスロートが全てです。それをサポートするのがガーゴイルとヴェノムスロープという事になります。
 それぞれが連動して動く事でティラニッドは、はじめてまともなアーミーとして稼働します。

 とにかくハイヴガードの利便性は群を抜いています。ゾアンスロープより上の存在だと考えて良いです。エリート枠は全部ハイヴガードでも問題無いと思いますよ。
 ただ、ヴェノムスロープがいないと防御面で不安が残りますので、配分はハイヴガード2ユニット、ヴェノム1ユニットが無難だと思います。


◆何故インペリアルガードと相性が悪いのか?◆

 ティラニッドは弾幕を張りながら前進するアーミーで、デヴァウアーの間合い、つまり『18インチ』前後で戦うのが基本になります。ティラニッドの射撃武器はヴィークルの破壊チャートで不利になる要素が多いので、シェイクンさせて敵の射撃を妨害しつつ接近、という流れになり、最終的にヴィークル破壊をモンスターのアサルトに頼る事になります。

 そのため、ヴィークル自体の射撃は沈黙させる事が出来てもティラニッドには中のパッセンジャーである歩兵から撃たれるのを防ぐ手立てがありません。
 何故インペリアルガードが苦手なのかというと、キメラの中からの射撃が他のアーミーと比べ、約2倍ほど強力だからです。

 加えて、アサルトでキメラを破壊した後に中から出てくるヴェテランにカウンターアタックをもらってモンスターが1ターンキルされますので、キメラとモンスター1体の交換をしないといけないような厳しい戦いを強いられます。
 接近戦でトランスポートヴィークルを破壊しにいく行為は非常に危険です。アサルトしかできないユニットは『輸送車両+中にいる火力過多の歩兵の組み合わせ』そのものに大変不利になります。

 これはヴェンデッタ+ヴェテランの組み合わせにも言える事で、こちらもなかなか厄介な相手です。中から撃ってくる事はありませんが横から出てこられると守るべきシナプスモンスターが1ターンキルの危険にさらされてしまいます。ティラニッドのモンスターは巨大で、カヴァーセーヴィングを取るのが非常に難しい状況にあります。しかもインヴァルセーヴィングらしいものを持っているのがゾアンスロープぐらいしかいません。

 更に悪い事に・・・インペリアルガードにはデーモンハンター戦力のようなアライが入ります。サイキックフードの効果でこちらのサイキックがなかなか通らないのも、便利なサイキックを多数有しているティラニッドには辛いです。
 特にゾアンスロープがかなり微妙なユニットにされてしまいます。サイキックが通らないばかりか、サイキャノンに狙われてアッと言う前に倒されてしまうでしょう。
 デスリーパーを入れてデーモンハンター対策をする手もあるのですが、そもそもエリート枠の射撃を助けるために、エリート枠を1つ潰してしまうのは本末転倒だと思います。
 
 最初から徒歩で身をさらしているようなインファントリープラトゥーン主体のガーズメンなら楽勝なのですが、いまどきそんな相手はいないと思います。


 それはさておき、2ターン目にしてアレが発射されました、福岡初、デス様がティラニッド陣地にタッチダウンしましたよ!




  ティラニッド接近、デスストライクミサイル発射! 






 ・・・・・・命中!






タイラント『!!!!!!!』






 なんかタイラントがぐへあっ、てなって血反吐と一緒に舌出してるようにも見えます、ナイスシチュエーションですねw

 でも損害自体は軽微でした。デスストライクはティラニッドのようなモンスターに主体のアーミーには効果が薄い、というのもありますが、あんまりダメージをもらわなかったのはヴェノムスロープのおかげです。
 ヴェノムスロープの『射撃はなんでもカヴァーセーヴ出来る』という能力の恩恵は測り知れませんね~、やっぱこいつらはかなりイケます。

 



 マイティーマックスこと、マーボ。タイラントとガードユニットはこいつやストームトルーパーがとても苦手です。今回は不発だったので非常に助かりましたよ。その裏のターンでガーゴイルで殴り倒しましたw こういうこまごまとした相手を殴り倒すのにガーゴイルは最適です。




 上はアーミーが前進する場合のフォーメーションの参考になれば・・・という画像です。
 ガーゴイルを前に出したり、後ろに控えさせたり、という感じでうまく使いましょう。
 ガーゴイルの毒は要るような、要らないような・・・しかし、ガーゴイル15体前後というのはかなり少ないと感じました。やはり20体は最低でも欲しいところです。

 あとターヴィゴンはアーミー全体の要石として非常に重要なモデルです。
 2500p以上ならば、トループ扱いのモンスターを3体にするためにどうにかしてねじ込ませると良さそうです。
 戦闘力自体は思っていたより強いです、ターヴィゴンは。クラッシングクロウを持っているのでハイヴタイラントの特殊能力でフランクアタックさせても楽しいかも。




 このドロップポッドは、マイセティックスポアの代用モデルです。スポアを試験的に使ってみましたが、自分の感想としてはコストやキルポイントの事も加味するとイマイチな戦い方でした。これでは主導権を握るのは難しそうです。
 カニを落とす位置は、IGのカウンターアタック能力を考えると、ちょっと迂闊だったような気がします。
 他にデヴァウアーを持たせたターマガントを落としてみましたが、コストに見合った活躍は期待出来ない感じでした。
 




 正面装甲が堅いヴィークルの破壊はモンスターで殴り倒すのが常です。中からセーヴィング不可の射撃をしてくる相手が出てこなければ恐れる事はありません。
 接近戦主体の相手が出てくるのなら、こちらもそれなりに相手が出来ますので・・・


 3000p戦をしてわかった事は・・・

①ガーゴイルの数
 最低でも60体程度は必要
②エリート枠の使い方
 ハイヴガードを2ユニット以上。ヴェノムスロープもいた方が良い・・・つまりゾアンスロープは残念ながら2軍落ち
③トループ枠の使い方
 ターマガント×3、ターヴィゴン×3で決まり。やはりジーンスティーラーやウォーリアーは高コストな割に粘りにかける
④ターマガント
 戦闘力に期待してはいけない、余計な強化をしない方が良い
⑤ヘヴィーヴェノムキャノン
 問題を解決出来ない、カーニフェクスとタイラントの武装はデヴァウアー2丁でOK
⑥マイセティックスポア
 微妙、キルポイントの事を考えるとキツイ
⑦ファスト枠の使い方
 ガーゴイル(壁)、ガーゴイル(壁)、ラヴェナー(アサルト要員)が意外とイケそう
⑧ヘヴィー枠の使い方
 ティラニッドの鬼門であるレマンラス対策には、フリートオブフット出来るトライゴンを2体入れて、無理矢理敵のヴィークルを殴りに行くのが一番良さそう
⑨HQ枠の使い方
 やはりタイラント2体で。
 ガーゴイルとヴェノムスロープと一緒に行動するなら、1体はウイング装備でも構わないのではないか。ターヴィゴンが3体、トライゴンプライムが2体いればシナプスの数は十分かも知れない


 こんな感じでした。
 ティラニッドはまだまだ強くなりそうですよ!