Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『カポーティ』

2006-10-20 08:04:11 | 映画 「あ段」
フィリップ=シーモア・ホフマンのファンなのでね、
やっと観に行きましたよ。

それにしても、よくぞここまで名優を揃えたもんです。
天晴れです。

『カポーティ』  2005年
原題 : CAPOTE
監督 : Bennett Miller

ペリーの失敗は、トルーマン・カポーティを "信頼" してしまったことだね。

人と人の間に "信頼" なんて有り得ない。

人と人の間にあるのは、
相手のことを "許せる" か "許せない" かという心情。

相手のやることなすこと全部を "許せる" か "許せない" か。

ペリーは無償の愛を探し続けていたんだろうか。
探して探して探し続けて、
諦めかけたところで現れたトルーマンに、
偽りのそれを求めてしまったのか。

かわいそうに。


『冷血』を完成させた後、
それまでの自分を失ってしまったかのようなトルーマンを見て、
ペリーは彼を赦せただろうか。



彼らのストーリーがどこまで真実なのかは分からないけれど、自分にも "人殺し" と "小説家" の素質が備わっているかもしれないな、などと思った。
試しに両方チャレンジしてみるかね、自分が裏口から出た人間か、表玄関から出た人間か分かるかもしれない。




自分なりの意見です、あくまで。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
冷血 (charlotte)
2006-10-20 17:46:28
こんにちは。

見てる自分が一番冷血?と思ったのでした。。。
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charlotteさんへ (zooquie)
2006-10-20 23:46:47
誰しもの身体を流れる赤い血には、

冷たい流れと、暖かい流れがあるのでしょうね。
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