Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

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映画 『日本の自転車泥棒』

2006-12-04 08:21:55 | 映画 「い段」
チラシを見て思ったんだよね。
世の中でこんなにも "赤い毛糸の帽子" が似合うのは、
この人だけだろうって.....

『日本の自転車泥棒』  2006年
監督 : 高橋忠和
主演 : 杉本哲太

12月2日(土)に観に行きまして、
初日だと思って行ったら、初日は1日(金)だったそうな。
しかも、今回は舞台挨拶付きとのこと。
また予告編観れないんだぁ、などと思いながらも、
杉本哲太氏はなかなか好きな俳優さんなのでね、
今回は当りでした。

監督がね、いい人なんですよ。
話す事が非常に誠実で、
「あぁ、こういう人にたくさんの日本映画を撮って欲しいなぁ」
と思わせてくれるキャラでした。

「CM作っている頃は、広告業界の方から、
『記憶に残るものより、記録に残るものを作れ』と言われてきた。
でも、この映画は『記録に残るものではなく、記憶に残る作品』にしたかった。」

と、言ってましたよ。
ありきたりの言葉ではあるけれど、
アピールを目的とするのではなく、自分の表現したいものを率直にフィルムに焼き付けて行ったのだろうなぁ、などと感じた次第です。

杉本哲太氏も、観客を上手いこと笑わせながらも、誠実さが伝わって来て、観る前から "きっといい映画だろう" という確信を持てましたよ。

二人が袖に下がる時、女子2名が杉本さんに花束渡してましたよ。
彼女たちは "紅麗威甦" でリーゼントだった頃から好きだったのかな?それとも役者としての彼が好きなのかな?
聞いてみたいところですが、変な人と思われて追い出されるといけないので、自重しました(笑)

映画はね、良かったですよ。
のたうち回る杉本哲太のエネルギーが、
スクリーンを通して伝わって来る感じがね。
セリフも音楽も少ない中で、
映画の中にとても大きなアクセントを残していて。

原田芳雄の演技はあまり好きではないのだけれど、
今回はハマッてて笑っちゃうくらい良かった。

「漕ぎなさいよ、思いっきり」

それしか出来ない男には、
それをやり尽くすことでしか、次の一歩が踏み出せない。
誰かの支えとかそういう優しさではなく、
自分自身への腹の底からの叫び声を出せないと、
前が見えない。

自分はよく、空を見上げます。
この辺では、顔をグイッと上に上げないと空が見えません。
何か叫びたいけど、
本当に叫ぶワケにはなかなか行かないので、
顔をグイッと上に上げて叫んだ気分になりながら、
空を見上げます。

映画の中で、
サイトウテツオが時折自転車を漕ぎながら叫びます。
"ウォ~!" って叫ぶのを観ていて、
なんか、自分の代わりに思いっきり叫んでくれてる気がして、
感動するほど、気持ち良かった。

年末になって、こんないい映画観れるとは、
今年はいい年だったのかな、と。
一年を総括するにはまだちと早いですが(笑)

今年は日本映画が例年に無く盛況でしたが、
そういった大騒ぎになる映画ではなく、
日本人には『日本の自転車泥棒』みたいな映画を作っていって欲しいんですよね。

絶対にこういう映画はヨーロッパでウケますよ、きっと。
ヨーロッパの人は自転車好きだし、
日本の田舎の風景とか、町並みとか写されてるし。

日本でも、もっと沢山の人に観て欲しいものですな。
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