東京絵の具

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箕輪城

2011年05月30日 | 関東
所在地:群馬県高崎市箕郷町
備考:国指定史跡、日本100名城

箕輪城(みのわじょう)の創建については諸説があるが、戦国時代初期に長野氏に
よって築かれ、のちに武田氏、織田氏、後北条氏、徳川氏の城となった。この地は
相模の後北条氏、甲斐の武田氏、越後の上杉氏が侵攻をを繰り返すところであった。

天正18年(1590年)、徳川家康から箕輪城を与えられた井伊直政が、城を近世城郭に
改築したと伝えられている。地域は東西約500m、南北約1100mあり、南に沼、西に川が
ある河岸段丘上の要害で、梯郭式に曲輪が配置されている。大規模な土塁、空堀などの
遺構が残る一方で井伊直政の時代に改修された可能性のある大規模な石垣や礎石建物
などが検出されており、戦国末期から近世初頭を通じて、箕輪城が重要な位置を占めて
いたことを物語る。

高崎市は2011年から10年の歳月かけて、総事業費9億円を見込み、箕輪城を復元する
計画を進めている。

搦手口


御前曲輪


本丸と御前曲輪の空堀


三の丸門跡と石垣


石垣



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