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松江城

2011年03月26日 | 中国
所在地:島根県松江市殿町
備考:日本100名城、国指定史跡、現存天守、重要文化財1件

松江城は、慶長12年(1607年)、堀尾吉晴が徳川幕府の許可を得て
宍道湖を見下ろす標高28mの亀田山に築城した。慶長15年(1610年)に
築かれた外観五重内部六階の天守は現存天守のひとつ。

極めて実践的な天守で、拡張部分のいたるところに石落や狭間が設けられているなど、
防備面での工夫が凝らされていた。縄張も本丸の周囲は多聞櫓で囲み、石垣や土塀には
屈曲や折れを多用するなど防御性の高いものであった。水堀がよく残り、また二之丸の
隅櫓群や本丸の多聞櫓の一部が再建されて、かつての威容を偲べる。

地階と井戸。関ヶ原の闘い後に築城された城だが、常時水を確保するなど、
闘いを想定した築城方法となっている。


大手門跡と太鼓櫓と中櫓。


南櫓


二ノ丸番所跡、二ノ門跡


本丸一ノ門と南多聞櫓


現存の銅板張木造鯱では日本最大(2.08m)


桐の階段。防火防腐のために桐を使っている。他の城では見られない特殊なもの。


寄木柱。肥え松の一本の柱の外側に、板を揃えて寄せ合わせ、これを金輪で締めて
太い柱が造られている。この寄木の方が、普通の柱より力学的に強いという。


本丸の石垣


北ノ門


堀。北総門橋と脇虎口ノ門跡。


興雲閣 [県指定建造物] (松江郷土館)
山陰地方に明治天皇をお迎えしようと、御宿所とするため
松江市が13,489円をかけて明治36年(1903年)に建設した。

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